前回理久兎は財布をカラスにとられ団子のお勘定が払えず困った時に神子がお勘定を払った。そして野宿だとかわいそうということで神子達の家に宿泊することになった、
神子「つきましたよ」
理 「これまた立派な家だな……」
布都「そうじゃろ!」(ドヤ顔)
蘇我「布都…ドヤるのやめな……」
理久兎から見ると久々に見る大きな家だ。
神子「どうぞこちらへ……」
理 「じゃっおじゃましま~す!」
そう言って理久兎は、豊聡耳神子の家に入っていった。そして理久兎が中に入って真っ先に述べたことは、
理 「中も豪華だね……」
どのくらい豪華かというと広い廊下やいくつもの部屋そして置物など色々な物があった。昔に住んでいた永琳の家よりは質素だが、
神子「私は残りの仕事を片付けますのでまた夕
飯時に………布都、屠自古 理久兎さんの
使う部屋に案内をしてあげなさい……」
布都「わかったのじゃ!」
蘇我「ついてきな!」
理 「あいさ…」
理久兎は布都と屠自古に案内される事となるのだった。
蘇我「とりあえずここを使ってくれ……」
理 「ありがとうね屠自古ちゃん」
布都「布団などはそこの棚じゃ♪」
理 「布都ちゃんもありがとうねやっと久々に
布団で寝れるよ」
案内された部屋は畳六畳の部屋だしなおかつ今日は久々の布団で寝れる事に感激する。だが、
理 (ぷっあっあのおおお面はきき気にしない
で……くくく)
押し入れの壁の上には何かわからないお面が張ってあったそれを見ると少し笑いたくなったが理久兎は笑ったら失礼と思い笑うのを我慢した。
理 「布団で寝るのは約500年ぶりだな
あのお面は…そっとしておこう……」
理久兎は伝家の宝刀「そっとしておこう」を選びお面の事について考えるのを止めた。そして屠自古が理久兎に話しかけてくる。
蘇我「聞きたいのだが……」
理 「ん?どうした?」
蘇我「そなたは旅人だよな?」
そう聞かれた。理久兎は屠自古が言ってきた事に、
理 「そうだねまぁ放浪者だね」
蘇我「なら後で旅話をしてくれないか……良い
気分転換にもなるしそれにそういった
話なら喜ぶだろうし………」
布都「我も聞きたいぞ!それに太子様にも聞か
せてやりたいぞ!」
屠自古がそう言った理由はここ最近、神子が疲れてきていると思い少し気分転換になると思い自分にお願いした。そして屠自古の頼みをは承諾した。
理 「いいよ俺の旅話でよければね♪」
蘇我「感謝する……」
布都「楽しみじゃのう!」
神子を思っている気持ちがよく分かる。旅話をする分には構わないがそれだけでは少々足りないと思い、
理 「そうか…ねぇ2人共……」
布都「なんじゃ?」
蘇我「どうした?」
理 「厨房貸してくれない?」
突然厨房を貸して欲しいと言われたため屠自古は何故かと訊ねる。
蘇我「どうしたんだ?」
理 「せっかくだから俺の料理を振る舞おうと
ね♪」
布都「本当か!屠自古~貸してはどうじゃ?」
蘇我「はぁ~分かった………使って構わん……」
理 「感謝するよ♪」
蘇我「ならついて来い」
屠自古はそう言いもう一度理久兎を案内する。
蘇我「ここだ材料等は好きに使ってくれて構わん」
理 「ありがとうね」
布都「理久兎よ期待しておるぞ!」
そう言われた理久兎期待している布都に、
理 「ハハハ♪まぁ~味が口に合うかわからないけど
作らせてもらうよ………」
蘇我「では、私達は戻りますよ」
理 「あいあい……」
蘇我「いくぞ布都」
布都「期待しておるからの!」
そう言って2人は戻っていった。
理 「そんじゃ作りますか!」
そう言い理久兎は料理を作り始めるのだった。一方神子は、
神子「……やっぱり雑音が………はぁ~」
神子はここ最近の雑音に悩まされていた。人よりも耳が良いために雑音として耳に入ってくるため鬱陶しかった。
蘇我「失礼します」
布都「失礼するのじゃ!」
そう言い屠自古と布都は神子のいる部屋へと入る。
神子「お疲れ様………」
神子の疲れはててる姿を見た屠自古は神子に、
蘇我「やっぱり雑音が聞こえますか………」
布都「太子様………」
神子「いや大丈夫です……」
神子も2人の事を心配させないためにそう言うが実際は参っていた……そして神子は理久兎の事について2人に聞く。
神子「ところで理久兎さんは?」
蘇我「えと………」
屠自古は何処から話そうか悩んでいると、
布都「今料理をしておるのじゃ!」
と、布都がそう言い考える意味がなくなった。
神子「はい?」
「え~と」
屠自古はここまでの経緯を神子に話す。
少女達説明中………
神子「そう言うことですか………なら楽しみに
しておきましょうか…」
蘇我「そうですね………」
布都「楽しみじゃ♪」
そして料理を待つこと数時間後……
理 「お~いできたぞ!」
理久兎が料理が出来たと大声をあげる。
神子「出来たみたいですね………」
布都「運ぶのを手伝ってくるのじゃ!」
布都は待ちきれなかったのか理久兎の手伝いをしに行く。
蘇我「相当楽しみだったんだな………」
そして、布都が運ぶのを手伝い食事が並べられた………
神子「良い香りですね」
蘇我「確かに………」
布都「早く食べたいのじゃ!」
理 「はいはいそれじゃ……」
4人「いただきます!」
理久兎が、作った料理は、炊き込みご飯、魚のつみれ団子汁松茸の炭火焼き茶碗蒸しそして、鶏肉の柚子醤油焼きと少し豪華だ。
布都「うまい!」
布都は箸を進めながらそう述べる。そして屠自古は疑問に思っていた事がありそれを言う。
蘇我「しかし松茸などは、食材になかった
はずだが………」
そう松茸は食料の中にはなかった筈なのだが料理に出ていることが不思議だった……それを聞いた神子は驚いた。
豊 「えっ?」
理久兎は変な誤解を招かないために2人に、
理 「それは俺の持ち物であってね……」
と、実際は断罪神書から出したが言い変な誤解を生まないようにした。
神子「そうですか……」
そうして理久兎達は晩飯を楽しんだのだった……