理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、そしてお久ぶりな方はお久しぶりです。怠惰のクソ悪魔です。それではまた今回から投稿をしていきますのでよろしくお願い致します。では本編へどうぞ。


第484話 不可解な原因

宴から数日が経過する。ここ地底では異様な事になっていた。

 

理 「何か今日は肌寒いな」

 

それは可笑しな事に普段から温暖な気候の地底が自棄に肌寒いのだ。

 

さと「確かに底冷えしてますね‥‥」

 

耶狛「ヘクチ!‥‥‥‥」

 

亜狛「ほら耶狛これを着ろって」

 

黒 「異様だな‥‥」

 

恐らく数日前に怠惰が言っていた地上でドンパチだの言っていた事と関係があるのだろう。一体彼奴は何をしたんだ。すると、

 

お空「大変!大変!一大事だよ!!」

 

お燐「大変です!」

 

いきなり2人が扉を勢い良く開けて部屋へと入ってくる。

 

理 「どうしたんだそんなに慌てて?」

 

お燐「それが!!」

 

お空「大変なの!!」

 

敢えて言うが神子ちゃんみたいな才能は俺にはない。そのため2人して話されても頭がこんがらがるだけだ。

 

理 「落ち着け1人ずつ話せOK?」

 

お燐「はっはい!」

 

お空「うにゅ」

 

理 「よろしいまずはお燐からだ何があった?」

 

と、聞くとお燐は真剣な目で話を始める。

 

お燐「それが地上が季節外れのとてつもない猛吹雪

   で数年前に起きた春雪の時よりも酷くて」

 

亜狛「えっそれは本当なのかお燐?」

 

お燐「嘘じゃないよお父さん!」

 

確か今って6月頃で梅雨入りが始まる頃だよな。それなのにも関わらず雪それも猛吹雪とはな。つまりこの寒さの原因はそれか。

 

お燐「吹雪があまりにも酷すぎて死体の回収が出来

   ないよ理久兎様」

 

理 「そうか‥‥分かった次にお空、何があった?」

 

お空「えっとそれがね灼熱地獄が変なの!」

 

さと「変?」

 

お空「うん寒いのに灼熱地獄の温度だけは異様な程

   に上がってて熱が下がらないの!」

 

こっちは逆に温度が上がっているのか。一体全体でどうなっているんだ。

 

さと「理久兎さん恐らくは」

 

怠惰「あぁ地上の吹雪についてはおおよその検討は

   つくそれについては心配しなくても良いおお

   余所の検討はついてるからな」

 

お燐「そうなんですか?」

 

理 「あぁ‥‥だが灼熱地獄に関しては分からないん

   だよな」

 

数日前に怠惰は蓮達にかまかけると言っていた。つまりは地上の吹雪の原因は怠惰が原因なのは分かる。だが灼熱地獄に関しては怠惰からは何も話されていない。つまり怠惰が原因ではない何かが起きている。

 

亜狛「マスター自分達が調査をしてきましょうか」

 

耶狛「やるなら引き受けるよ泥船に乗ったつもりで

   いてよ♪」

 

黒 「それを言うなら木造船な」

 

いやそれは大船だろ。何か今の一言で心配になってきたな。それに何かこう若干だが自分の勘が嫌な感じを感じ取った。ならやることは1つだ。

 

理 「仕方ない亜狛、耶狛、黒お前達は留守番して

   いてくれ俺が出る」

 

亜狛「マスターがですか!?」

 

理 「あぁ正直な話で耶狛と黒の一言で変に心配に

   なっちまった」

 

耶狛「酷い!?」

 

黒 「俺もか!?」

 

というか何か引っ掛かるし何よりも何億と生きてきた自分の第六感が囁くのだ。この3人には荷が重すぎる何かがあると。

 

理 「お空からして何処がおかしかった?」

 

お空「えっと全体的にだけど奥に行けば行く程に熱

   くなってきたよ」

 

つまりは間欠泉センター付近で何かが起きているって事か。それならば早めに行かないと大惨事になる。何せ間欠泉センターには莫大なエネルギーが蓄積されている。それがもしも爆発なんてしようものなら旧都は勿論だが地上も火の海へと早変わりだ。

 

理 「さとり俺がいない間の指示は頼むな」

 

さと「えっえぇ」

 

不安そうな顔をしてくる。もしかしたら危険かもしれないって事が少し見抜かれたか。だがそれでも行くしかない。

 

理 「お燐とお空は待機になるがさとりの指示に従

   ってくれ」

 

お燐「了解!」

 

お空「ラジャー!」

 

理 「最後に亜狛、耶狛、黒お前達はもしも俺に何

   かがあったら地霊殿そして旧都の連中を何時

   でも避難させれるようにしておいてくれ」

 

耶狛「マスターったら大袈裟‥‥じゃないのこれ?」

 

黒 「主のあの顔はガチだな」

 

亜狛「分かりました準備は万全にしておきます!」

 

これで良し。こいつらなら俺の言った仕事以上の成果をあげてくれるだろう。

 

さと「理久兎さん無事に帰ってきてください言って

   おきますがこれは絶対ですからね!」

 

理 「心配するなお前達の指示は念のための保険さ

   俺も易々と死ぬつもりはないさ」

 

さと「分かってますがこうでも言っておかないと貴

   方は根なし草みたいにすぐ何処かへ行ってし

   まうじゃないですか」

 

理 「やれやれ今の俺の帰る場所はここだ安心しろ

   よ‥‥」

 

断罪神書を手に取りポケットに入れる。

 

理 「そんじゃ行ってくる後は頼むぞ」

 

そう言い部屋を出る。そして地霊殿の中庭へと向かいそこにある鉄の扉の前に立ち鍵穴に鍵を差し込み扉を開ける。

 

理 「行くか」

 

そうして扉をくぐるとオートロックになっている扉は閉まり鍵が自動でかかる。そして長い道を歩き灼熱地獄に入るのだが、

 

理 「確かに異様なまでに暑いな」

 

普段よりも遥かに暑い事に気がつく。

 

理 「調査してみるか」

 

そうして灼熱地獄の調査を開始したのだった。そして理久兎が動き出した同時刻の灼熱地獄の間欠泉センターの付近では、

 

? 「ふぅ~‥‥中々の熱加減だこの体に纏わりつく

   熱気にこの溶岩と最高だ‥‥ここに来て良かっ

   たぜ‥‥」

 

と、その者はそう呟くのだった。




千 「では今回はここまでじゃが‥‥」

? 「どうか致しましたか?」

千 「うむ敢えて言おう何故に怠惰ではなくそなた
   がここにおるんじゃ暴食殿?」

暴食「いやね‥‥怠惰くんに連絡いれたら少しの間だ
   け後書きを任すって言われて」

千 「あやつは‥‥」

暴食「えっと怠惰くんみたいな事はあまり言えない
   けれどよろしくね」

千 「うっうむあやつは何をしておるんじゃ?」

暴食「さぁ怠惰くんの行動は昔から謎だからね」

千 「そうなのか」

暴食「う~ん‥‥強欲なら何か知っているかもしれな
   いんだけどね」

千 「そうなのか?」

暴食「うん強欲くんは昔に怠惰の元で居候してたか
   らね」

千 「意外じゃのう‥‥てか居候ってあやつは野宿を
   していたとか聞いたような気がするんじゃが
   違うのか?」

暴食「あぁ彼奴、使われなくなった廃病院を拠点に
   闇医者として活躍してたからねほら彼奴お尋
   ね者として表に出れなかったから」

千 「そういえばそんな話しもあったの‥‥」

暴食「うんそうそう‥‥って千ちゃん時間は大丈夫な
   のかな?」

千 「はっ!しまったそろそろ時間じゃなそれでは
   読者様今回はここまでじゃ」

暴食「それでは怠惰くんに変わって読者様また次回
   もよろしくね」

千 「それではさらばじゃ!」

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