理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、そして投稿できずで申し訳ありませんでした。リアルで色々と立て込んでしまい投稿できずで大変申し訳ありません。m(_ _)m
なのでせめてと思い投稿させていただきました。本当に申し訳ないです。それでは2日3日空けましたが本編へどうぞ。


第489話 更なる案内

憤怒と厨房で話し始めてどのくらいの時間がたったのだろうか。

 

理 「それでよ揚げ物の油を捨てずにシンクに流し

   入れやがってよ」

 

憤怒「それはふざけんなだな俺だったらどいつがや

   ったかを探しだしてぶっ殺すな」

 

未だに談笑が続いていた。こいつとはやはり色々と話があう。

 

理 「しかしここまで話が盛り上がったのは初めて

   だぜ」

 

憤怒「俺もだ周りに料理人がいないからな」

 

そういえば俺もそうだよな。周りにそういった奴があんまりいないからあんまり言ったこともなかったな。

 

理 「本当にお前とはまだまだ語れそうだな」

 

憤怒「俺もだぜ」

 

と、話をしていると厨房の扉が開かれ、

 

お燐「あれ理久兎様?」

 

お空「とお客様だね」

 

お燐とお空のタッグがやって来た。

 

理 「どうかしたか?」

 

お燐「いえお父さん達に準備ができたから理久兎様

   を見つけて報告をしておいてくれと言われま

   したので」

 

お空「そしたら厨房から声がして来たんだよ♪」

 

成る程、そういう事か。時計を見てみるとかれこれ1時間は軽く経過していた。

 

理 「ってまだ紹介できてない所が結構あるのにな

   ‥‥そろそろ移動するか?」

 

憤怒「おっそうだな」

 

とりあえず教えてくれたお燐とお空の頭を撫で、

 

理 「ありがとうな教えてくれてそれと灼熱地獄の

   件は片付いたからお前達も何時もの業務に戻

   ってくれ♪」

   

お燐「はっはい!」

 

お空「了解♪」

 

2人はニコニコと笑って厨房から出ていった。

 

理 「そんじゃ部屋の案内の続きをするぞ」

 

憤怒「頼むぜ」

 

そうして自分達も厨房から出て色々と案内をしていく。倉庫や娯楽室はたまた地下室の通路等々、案内をしていく。

 

理 「それでここが図書室だ」

 

憤怒「ほう‥‥もしかしたら夜に使用するかもしれな

   いが構わないか?」

 

理 「構わないよ本を大切に使ってくれるならな」

 

憤怒「そうかなら使わせて貰うぜ♪」

 

理 「あぁそんで中だが‥‥」

 

図書室に入り中を見せる。憤怒はマジマジと眺め、

 

憤怒「色々とあるんだな」

 

理 「あぁ主に物語だとか推理小説が多いな」

 

憤怒「ほう好きなのか?」

 

理 「いや俺はそうじゃないんだが‥‥」

 

と、言っていると図書室の扉が開きさとりが本を抱えて現れる。

 

さと「理久兎さん帰ってきていたんですか?」

 

理 「あぁ‥‥って3人からとかお燐やお空から聞い

   てないのか?」

 

さと「えぇ部屋にこもって本を読んでいましたから

   ね‥‥所でそちらの方は‥‥成る程お客人の憤怒

   さんですか」

 

憤怒「おっ?俺の名前は言った覚えはないんだがな

   ‥‥どうして分かった?」

 

やはり初対面だとこういうキョトンとした顔をするよな。変な誤解を生ませないためにも説明しておくか。

 

理 「あぁさとりは他人の心を読める能力があるの

   さ‥‥って憤怒は読めるのかさとり!?」

 

さと「えっえぇ‥‥どうしたんです?そんなに驚いた

   顔をして?」

 

だって、俺のおふくろや怠惰の心は読むことが出来なかった筈なのに憤怒は読めるのはどういう事なのだと思って驚いてしまったのだ。

 

理 「因みにだがこの憤怒は怠惰と同じ7大罪の悪

   魔の1人だぜ?」

 

さと「………えっ?」

 

驚いた顔をすると数歩後退りをする。

 

憤怒「………怠惰の野郎に何かされたのか?」

 

さと「いっいえ‥‥彼からは何もされてはいませんが

   その彼の周りの怨念というか何というか」

 

それを聞いた憤怒は申し訳なさそうな顔をする。

 

憤怒「それは悪かったな‥‥だが許してやってくれ彼

   奴もそれを簡単には制御できる訳じゃないん

   だ‥‥」

 

理 「どういう事だよ?」

 

憤怒「‥‥まぁ分かりやすく言えば禁忌を犯したが故

   に背負ってしまった代償とでも言えば良いの

   か‥‥」

 

禁忌を犯したか。やはり彼奴には何かしらの秘密があるのだな。

 

さと「その秘密は‥‥」

 

憤怒「あんまし心は見ないで欲しいんだがな‥‥あぁ

   何の禁忌を犯したのか‥‥恐らく破っちまった

   禁忌は同族の共食いだろうな」

 

理 「共食い?」

 

憤怒「あぁ言い換えればカニバリズムと言うのか?

   あの桁違いの魔力そして無数の怨念それらは

   禁忌を犯した奴に起こるもの何よりも彼奴の

   あの状態からして恐らくは‥‥だけどな」

 

彼奴は本当に何をしたんだ。憤怒はさとりの頭に手を起き、

 

憤怒「まぁ‥‥あんまり口外しないでやってくれそれ

   から俺もこれ以上の事はあんまし知らねぇん

   だよ」

 

さと「えっえぇ」

 

憤怒「にしてもこのお嬢ちゃんはそんな小さな成で

   色々と心を読んでくるとはなカードゲームと

   から負けなしだな♪」

 

さと「どっどうも」

 

理 「おいおい人の女をナンパするなよ?」

 

と、言うと憤怒は驚いた顔をしてさとりから手を離し自分とさとりを交互に見る。すると、

 

憤怒「おっお前まさかロリ‥‥」

 

理 「違うよ?ただ愛した女性がロリだったそれだ

   けの事だからな?」

 

さと「理久兎さんそこの所を詳しく聞かせていただ

   きましょうか♪」

 

眉間にシワを寄せたさとりは本の角を構えてくる。あれは結構痛いやつだ。ニコニコと近寄ってくる。

 

理 「まっ待てさとり落ち着こう!」

 

さと「ふふっ♪」

 

ヤバいヤバいマジでやられる。するとこの光景を見た憤怒は、

 

憤怒「………何かお前、怠惰と似てるな」

 

と、言うとさとりは近寄るのを止める。というか何処が似ているんだよ。

 

理 「はぁ?何処がだよ?」

 

憤怒「そういう所さラストミッションの時も敵側の

   少女をナンパしてしかも殺さずに生かしたか

   らな」

 

彼奴ロリコンかよ。共食いにロリコンに挙げ句の果てには拷問官だろ。もう完全にお巡りさんに捕まるぞ。

 

憤怒「因みにその少女ってのがお前の母親だぞ?」

 

理 「ぶっ!!?」

 

おふくろかよ。何を思って彼奴はおふくろをナンパしてんだよ。

 

さと「1つ言って良いですか?」

 

憤怒「おっ何だ?」

 

さと「さっきからロリ、ロリと私はロリじゃないで

   す!これでもしっかりとした女性なんですけ

   れど?」

 

理 「………」

 

憤怒「………」

 

さとりには大変申し訳ないが現世だったら近所の小学生と遊んでいても何も違和感を感じない。つまりはロリと同じだとずっと思っていたんだが違うのか。

 

さと「何ですその沈黙は?」

 

憤怒「いや何でもない」

 

理 「あぁ悪いがさとり憤怒の案内があるから行く

   ぜ?」

 

さと「えっえぇ」

 

そうして自分達は図書室を出る。残ったさとりは、

 

さと「理久兎さん後で覚えていて下さいよ」

 

と、ボソリと呟くのだった。そうして出た自分達は次に憤怒が喜びそうな所へと向かう。

 

理 「そんでここが待ちに待った風呂場だ」

 

憤怒「おぉ!中に入って良いか!」

 

理 「あぁ」

 

入り脱衣場を過ぎ風呂場を見た憤怒は大興奮する。

 

憤怒「本当に温泉なのかこれ!」

 

理 「あぁ正真正銘の温泉だ」

 

何せ能力を使って噴き出させたからな。今では地底の観光財産の1つだ。他は何かって?酒と喧嘩と鉱石ぐらいじゃないかな。

 

憤怒「おぉ!早速入浴しても良いか!」

 

理 「構わないがまだ旧都とかを案内できてないけ

   れど」

 

憤怒「そんなもん後だ!今は汗を流してたいのさ」

 

そう言うと憤怒は裸になり体に温泉をかけて入浴をする。

 

憤怒「ふぃ~‥‥」

 

理 「やれやれなら上がったら旧都を案内するから

   娯楽室で待っていてくれよ」

 

憤怒「あいよ~」

 

そう言い自分は風呂場から出て廊下に出る。

 

理 「さてと今のうちにプランを立てておくか」

 

そうして憤怒のために旧都の観光プランを考えるため執務室へと向かうのだった。




それでは今回はありがとうございました。本来なら暴食と千ちゃんの会話なのですが謝罪の意を現し今回はこのような形とします。
前書きでも書いた通りリアルで色々とたてこんでしまい投稿できずで申し訳ないです。リアル事情、テスト、就活のための履歴書作りと立て込んでしまいその結果、疲れはててダウンして作品作りも出来ず投稿できずじまいでした。もしかしたらまたこのような事が起こりえるかもしれませんがその時は本当にすいません。ですが最後までやっていくつもりです失踪はしないようにしますのでよろしくお願い致します。それではこんな拙い文となりましたが見てくださりありがとうございました。

追伸 次回からまた何時もの千ちゃんと暴食氏との会話形式に戻りますのでよろしくお願い致します。
          m(_ _)m

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