にとりとの弾幕ごっこが開始され、
にと「先手必勝これでもくらえ!」
河童が独自に開発したであろう銃を取り出し引き金を引くと無数の水を弾丸のように発砲をしてくる。
亜狛「遅い!」
クナイをすぐさま両手に持ち撃ってきた水弾を斬りつけ弾く。
にと「まぁだとは思ったよ!」
そう言い握る銃をしまい今度は両手に小型の銃を持ち二丁拳銃状態になると先程よりも素早く引き金を何度も引き発砲してくる。
亜狛「耶狛と違って自分には遠距離攻撃なんて無
駄ですよ」
能力で裂け目を目の前に作り撃ってきた水弾を防ぐと共に裂け目へと送る。そして肝心の送った先は当然、
にと「ん?ふぇ!!?」
にとりの真上だ。気づいたにとりはプロペラをより高速に回転させ返した水弾を防ぐ。
にと「あっぶな‥‥そういえば聞いてたよ妖怪の賢者
程ではないが空間を操る者がいるって」
亜狛「程ではないは余計です!」
確かに紫さんと比べれば自分の能力は劣っているのは正論であり間違いない。だが正論を言われれば普段は納得するのにも関わらずイラッとしたのは何故だ。
亜狛「ふんっ!」
クナイを適当に乱れ撃ちして放つ。
にと「そんな攻撃なんか当たらないって!」
乱れ撃ちしたクナイを軽々と避けていくが、そんなのわざと避けやすいように乱れ撃ちしたに決まってるだろ。
亜狛「‥‥」
乱発したクナイを1本1本裂け目にいれて回収する。
亜狛「こんなの避けれると言うのでしたら此方の方
も是非とも避けてみて下さい♪」
そして、にとりの回りに無数の裂け目を作り出す。
にと「なっ‥‥って!!?」
無数に作り出した裂け目から回収したクナイが四方八方ににとり目掛け飛んでいく。
にと「なんのそれしき!」
背負うリュックから赤い何かを取り出すと膨らませる。見た感じからあれは風船か。それを両手に持つと、
にと「どっせい!」
昔にマスターからのお仕置きとしてやられたジャイアントスイングをして四方八方から飛んでいくクナイを弾き飛ばす。
にと「せいやっ!」
弾き終えると膨らませた風船を投げ飛ばしてくる。すぐさま裾に仕込んでいる10本ある糸付きクナイの1本を取り出し構え、投げてきた風船目掛けクナイを投擲し命中すると当然、風船は弾け飛ぶが中から無数の水弾幕も弾け飛んでくる。
亜狛「成る程‥‥風船はブラフですか」
糸付きクナイを操り水弾幕を弾いていく。すると背後に気配を感じ振り向くと、
にと「後ろががら空き!」
先程とはまた違う銃、外の世界で言う所の光線銃みたいな銃を構えると、
にと「撃て!バブルドラゴン!」
光線ではなく大きな泡をほぼ至近距離で放ち自分を泡の中へと閉じ込める。
亜狛「なっ」
にと「あっ言っておくけどその泡はそこらの柔な泡
じゃない壊すにも時間がかかるだがその少し
の僅かな時間があれば充分だ!」
ポケットから外の世界のラジコンのリモコンを思わせるような物を取り出しニヤニヤと笑うと、
にと「そぉ~れポチっとな!」
リモコンのボタンを古めかしい台詞と共に押すと何処からともなく物凄い音が聞こえだす。音の原因を探ろうとしたがそんなもの一目瞭然で分かる音の原因があった。それは隣にある川から水飛沫が上がっているのだ。そして水飛沫の正体が現れる。
にと「ネッシー号出陣!」
それは絵本などで語られる存在のネッ‥‥いや違うな。何故かと言えばあのネッシーはネッシーらしくない。頭には河童の皿そして所々にはボルトのような物は見えるしあれはネッシーに似せた何かだ。
にと「くらう覚悟はあるよな!」
リモコンを操作した瞬間、現れたネッシー?は陸に体を乗っけると身体中の至る所から重火器が出現する。
亜狛「なっ!?」
にと「フルファイヤ!」
と、叫びボタンを再び押すと首からはレーザーが、手足からは機関銃の弾丸が、体からはミサイルが、その他にも無数の重火器による一斉攻撃が襲いかかる。
亜狛「‥‥やれやれ」
恐らく耶狛だったらこれを避けるのは至難の技であるのは間違いないだろう。だが自分であるなら話は別だ。足元に裂け目を作りまた別の地点にも裂け目を作りその中へと入る。そして別の地点から出ると自分がいた場所は多種多様な重火器による蜂の巣いやミンチといった方が良いのか。一斉射撃からのミサイルの爆発で木っ端微塵になっていた。
にと「アハハハハどうよ私の発明は!あっそれとだ
けど安心してよ火薬の量は弾幕ごっこ用にし
てあるから死にはしないとは思うけどもしか
したら手足が吹っ飛んじゃうかもだけど許し
てね♪科学には犠牲は‥‥」
亜狛「付き物と言いたいんですか?」
にと「そうそう‥‥えっ?」
にとりは後ろを振り向き驚く。そして先程、自分がいた地点を交互に見て少しすると後退する。
にと「どっどうやって!?」
亜狛「まぁ自分自身が裂け目に入って別の地点へと
移動する事も普通に可能ですからね‥‥所でそ
のガラクタごときで私が倒されるというのは
実に不快なんですがにとりさん命乞いの覚悟
はお済みですよね?」
クナイを瞬時に取り出し構えゆっくりと歩くとにとりも一歩一歩と後ろへと後ずさる。
にと「くぅ!!そんなんで負けるか!」
リモコンを更にガチャガチャと操作しまた一斉射撃を行ってくる。見ていて思ったのは恐らくあの玉いやあの玉と言うよりかは今の幻想郷では
亜狛「こい!」
大きな裂け目を作るとそこから大きな何かが自分の目の前に落ちるとにとりの一斉射撃を防ぐ盾となる。
にと「なっ!?」
恐らくにとりも気づいただろう。それが何なのかを。それは古ぼけた電車なのだから。
亜狛「よっと」
古ぼけた電車の下に裂け目を作るとその電車は裂け目に入り消えていった。
にと「なっ何だよ今の!」
亜狛「電車ですよ電車♪あっ因みですがにこれ自分
の
とは言ったがあんなのまだ一端に過ぎない。自分の都市伝説はあんな古ぼけた電車なんかではないのだから。
にと「っ!‥‥良いだろうそんなに言うなら見せてや
ろう私の不思議の最終技を!」
そういうとにとりはリモコンをしまいジャンプすると、
にと「*ネス湖は今ここにある*」
ジャンプしつつそう言うとメカネッシーの頭に乗る。そさてその光景を見て驚く。何とメカネッシーの頭がハッチになっておりにとりは中へと入っていった。
にと「私をこけにした事を後悔しろ!!」
メカネッシーの口が開かれ銃口がこちらに向く。そして口から全てを貫く程の勢いある水のブレスが噴射される。
亜狛「成る程それが奥の手ですか」
走り噴射された水ブレスを回避していくがメカネッシーは此方に狙っているのか首を曲げ追尾してくる。
亜狛「しつこいですねっ!」
裂け目を作り中へと入りメカネッシーの後ろへと回り込む。そして糸付きクナイを刺し込みジャンプして地面へと降り地面から近くの木へとクナイを刺し込んでいく。そしてわざとメカネッシーの前へと再び出て走る。
にと「ちょこまかと!!」
亜狛「これが忍の戦い方なので」
水ブレスを回避しつつクナイを打ち込む。そして準備が整うのを確認すると立ち止まる。
にと「降参かい!なら吹っ飛べ!!」
水ブレスが迫ってくるタイミングで腕に巻き付いている糸を全て引っ張る。その瞬間メカネッシーの口は真上を向く。
にと「なに!?」
普通なら見えないよな。何せ頑丈が売りの土蜘蛛の糸を目に見えぬ程の極細ワイヤーにしてあるのだから。自分以外の生身が触れれば切り傷が出来るしそれに鉄屑なんかは何重にも糸を巻けば、
バキンッ!!
軋みやがて圧縮されていく。
にと「だっ脱出!」
と、言い逃げようとするが無駄だ。ハッチもバッチリ糸で固定させてあるため逃げるのは不可能だ。
にと「あっ開かない!!」
亜狛「さてにとりさんそろそろ終わりに致しましょ
うか?」
裂け目をメカネッシーの真下に作りそして糸を緩め拘束を解き、
亜狛「*ようこそ、きさらぎ駅へ*」
と、唱えるとメカネッシー(にとり乗車)は裂け目へと落ちていった。そして自分も裂け目を通り向かう。
亜狛「来てますね」
きさらぎ駅のホームに降り線路に転がるメカネッシーそして拘束を解いたためかにとりがメカネッシーから出てきて立ち上がる。
にと「亜狛これは!」
亜狛「あっほらもう来ますよ♪」
にと「ふぇ?」
右を指差し教えると淡い光が此方へと向かってくる。
にと「なっなぁさっきの事は謝るからさ!」
亜狛「きさらぎ駅の次はやみ~やみ駅です」
にと「えっちょまっ!」
そして淡い光が物凄い速度でメカネッシーに激突し木っ端微塵に破壊しそして同時に、
にと「うひゃーー!!?」
ピチューーン!!
にとりを撥ね飛ばす。そして飛んでいくにとりの前に裂け目を作り元の世界へと帰し自分も元の世界に帰ると、
にと「おっおのれぇ‥‥ガクッ」
気絶し倒れるにとりがいた。そうしてこの勝負は自分の勝利になったのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで」
千 「貴様はまたやりおって」
怠惰「いやはや本当にすまない」
千 「こやつは‥‥」
怠惰「もうね就職活動で頭が痛いのよ受けた先がさ
口コミやら親族に聞くとあまりにもブラック
でさ結構ショックがでかくてねぇ」
千 「おいおい」
怠惰「残業が多くて休み少ない賃金少ないの三点だ
けれど行きたいと思う?」
千 「嫌じゃな」
怠惰「そういう事さリアル怠惰さんがその企業を見
て思った感想は「虚栄」って感じたね」
千 「それ見た目重視で中身が空っぽという意味で
はいか!?」
怠惰「うんそういう事だよ1ヶ月で何人も止めてを
繰り返すとさそんな企業もあるから読者様も
気をつけて仕事を見つけるようにしてくださ
いね」
千 「うむじゃないとリアル怠惰のようになるから
の」
怠惰「うんうん‥‥さて話しは戻って亜狛の不思議が
出た訳だけど」
千 「きさらぎ駅じゃろ?」
怠惰「そうそう色々な所で語られるよね」
千 「じゃな気づいたら異世界!何て洒落にならぬ
のぉ」
怠惰「いやそれさ今現在、行方不明のイーブイを連
れてる‥‥」
千 「ポケ組の話をするでないわ!?」
怠惰「流石に冗談だよまぁでもきさらぎ駅にもし来
てしまったらその時は‥‥うん何とかなるとし
か思わないとやってられないよね」
千 「帰り方が分からぬしのぉ」
怠惰「それから絶対にきさらぎ駅の次のやみ駅とか
かたす駅とかには行ったら駄目だからね?」
千 「うむやみ駅そして次の駅で完璧に黄泉の世界
に行ってしまうからのそこに行ったら最後も
う二度と戻れぬからの」
怠惰「そのため頑張ってきさらぎ駅で過ごすしかな
いね」
千 「それはそれで嫌ではあるの」
怠惰「だよねぇ‥‥って時間も時間かさてそれでは今
回はここまで」
千 「うむまた次回もよろしくの」
怠惰「それでは読者様」
千 「さらばじゃ!」