理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、現在モンハンプレイ中の怠惰のクソ悪魔です。昼間に少し傲慢の家でやらせてもらいましたが彼奴、コントローラの設定をいじってるせいで迷い現在それのせいもあり操作がおぼつかなくなっています。さてこんな話もあれなので本編へどうぞ。


第505話 兄も妹も依存関係

勝負がつくと観戦していた耶狛が此方にやってくる。

 

耶狛「お兄ちゃん何処に言ってたの?」

 

亜狛「ん?あぁきさらぎ駅までね♪」

 

実はここだけの話になるがマスター曰くで、きさらぎ駅は遥か昔に黄泉の世界へと行くために存在していたというのだ。ただ今では穢れで線路等が劣化しもう乗客はいない所か無人だが謎な事にあぁやって電車が何のためなのか分からず暴走している始末なのだとか。

 

耶狛「お兄ちゃんきさらぎ駅のお土産は?」

 

亜狛「ないからな?というかあっちの物を食べたら

   戻れないからな?それ以前にお前はあんな謎

   めいた物を食べたいとか勇者というか愚者と

   いうか‥‥」

 

耶狛「何事も勇気それ大事!」

 

いやそれが命取りで危ないんだ。耶狛は一度それで痛い目を見た方が良いと思う。

 

亜狛「はぁ‥‥それよりもにとりさんを起こしてさっ

   さとボールを回収するぞ」

 

耶狛「あいあい♪」

 

そうして気絶しているにとりの元へと向かう。

 

耶狛「お兄ちゃんどうしようか‥‥」

 

亜狛「起こすしかないだろ」

 

耶狛「だよねぇ‥‥なら♪」

 

そう言うと耶狛は気絶するにとりに対して嗜虐を帯びた笑顔で楽しそうに踏みつける。

 

にと「げふっ!?ってえっ!?えぇ!!?」

 

耶狛「ほらほら♪」

 

にと「ちょ止め止めてぇ!?」

 

誰がそこまでやれと言ったんだ。

 

亜狛「はぁ‥はぁ‥」

 

拳を構えて息を吹き掛け拳を温め、

 

亜狛「このドアホ!?」

 

ゴチンッ!

 

1発、耶狛の頭に拳骨を叩き込む。

 

耶狛「いったぁ~い!!」

 

亜狛「確かに起こせとは言った‥‥だが誰がそこまで

   女王様プレイしろって言ったよ!?」

 

耶狛「だって地底に落ちてたエッチな本だとこれが

   おすすめって」

 

亜狛「そんなもん捨てて忘れろ!!?

 

誰だそんなけしからん本を捨てた奴は。まったく後で回収しないとな。そんな事よりもにとりは大丈夫か。

 

亜狛「大丈夫ですかにとりさん?」

 

手を差し出すと、にとりはその腕を掴んだため引っ張り上げる。

 

にと「ふぅ何とか助かったよ危うく変な扉が開きか

   ける所だった」

 

うんそれは速めに助けて正解だった。

 

亜狛「それよりも玉をいただけますか?」

 

にと「うっ‥‥はぁ仕方ないほら」

 

玉を投げ渡してきたため落とさないようにすぐに受け取る。

 

にと「しっかしまぁネッシー号が壊されるとは予想

   だにしなかったよ‥‥戦ってみて感想ある?」

 

亜狛「そうですね‥‥機銃はともかくとしてボディー

   が柔らか過ぎますねあんな程度だったら耶狛

   の拳でも壊せてしまいますね?」

 

それぐらいメカネッシーのボディーは酷く脆かったのだ。耶狛はおろか恐らくマスターの軽いパンチでもへこんでしまう。

 

耶狛「ねぇお兄ちゃんそれまるで私が怪力女みたい

   な聞こえ方なんだけど‥‥」

 

にと「むむむ‥‥改善の余地ありだなぁ鉄だけじゃな

   くて鋼だとかも加えた方が」

 

耶狛「ねぇちょっと無視は‥‥」

 

亜狛「なら一度マスターに相談してみては?」

 

にと「あっそれ良いね♪」

 

と、話をしながらチラリと耶狛を見ると耶狛はムスッとした顔をして、

 

耶狛「無視しないでぇぇ!!?」

 

にと「うぉっ!?」

 

亜狛「ぐっ!」

 

涙を浮かべ大きく叫びだす。耶狛の構って攻撃の初弾が出たよ。こうなると段々と構って攻撃がしつこくなっていくんだよな。

 

亜狛「ごめんって悪かったよそうだ次の戦いの時は

   譲ってやるから」

 

耶狛「嘘じゃないよね?」

 

亜狛「嘘じゃないよ」

 

耶狛「なら許すよ‥‥」

 

策略で敢えて面倒な構ってちゃんを演じているようにも見えるかもしれないがこれが素の耶狛だ。それもこれも群れから捨てられ幼少期の時から自分が面倒を見ていたためにこうなってしまった。耶狛は自分に少なからず依存しているが自分もまた彼女に依存しているのかもしれないな。

 

にと「‥‥確か双子なんだよね?」

 

亜狛「えぇまぁ」

 

耶狛「うん♪」

 

にと「似ているようで似てないよね2人共」

 

自分と耶狛は互いに顔を見合わせる。そんなに似てないかな。いいや自分と耶狛は似ているよ。

 

亜狛「いいえ似てますよ♪」

 

耶狛「うん♪」

 

性格そして性別は確かに違う。だが互いが互いを認め合い互いにある意味で依存しあっている。そして1人の主に仕えるそれは似ているのではないのかな。

 

にと「そうかい‥‥まぁとりあえず理久兎さんに相談

   してみるよ」

 

亜狛「えぇ」

 

耶狛「多分協力はしてくれるよマスター珍しい物は

   結構好きな部類だからね♪」

 

まぁその珍しい物の殆どが倉庫で埃に埋もれているんだけどな。

 

にと「そうかいなら楽しみにさせてもらうよ♪そん

   じゃ何のためにボールを集めてるかは知らな

   いし興味もないけど頑張りなよ」

 

亜狛「ありがとうございます」

 

耶狛「応援ありがとうね♪」

 

そう言いにとりは河に入り消えていった。

 

亜狛「さてと俺達も次なる場所に行くか」

 

耶狛「そうだねぇ‥‥あっ玉はどっちが持つ?」

 

亜狛「これは俺が持つよ」

 

耶狛「あいあ~い♪」

 

亜狛「元気だなぁ耶狛は本当に」

 

そうして自分達もこの場から去り次のボールを探しながらまたのだった。

 

そしてそれから数時間後に、にとりが理久兎の元へと赴くのは言うまでもない。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「しかし兄妹で依存し合うか」

怠惰「実際の作者話で言うとねもしも片方が死ん
   だら恐らくもう片方も後を追うように死ぬ
   とのこと」

千 「兄妹愛が凄いが別の言い方をすると病んで
   おるぞ」

怠惰「まぁそういうコンセプトで作ったからね」

千 「ほう確か本当の初期の考えでは兄妹にする
   予定ではなかったんじゃろ?」

怠惰「そうだね最初は兄妹とかじゃなくて他人で
   かつ狼と蛇とで喧嘩をしてる最中に理久兎
   が来てボコして仲間にするっていうのが最
   初の考えだったんだけれど古代篇が長くな
   り過ぎて巻くか!という感じもあったのと
   狼と蛇が喧嘩する理由が思い付かなかった
   ってのとそしてこれが一番の理由になるけ
   れどメンバーに華がないってので狼兄妹に
   なったって感じなんだよね」

千 「長くなり過ぎたんじゃよな」

怠惰「そう最初の見立てだと100話には現代に
   突入している筈だったんだけど長くなった
   よね」

千 「見立ての2倍の話数でついに現代じゃった
   からの」

怠惰「ねぇ」

千 「まったくこやつは」

怠惰「アハハ♪お陰さまで4年近くが経過してる
   今日この頃」

千 「やれやれもう500話じゃしの」

怠惰「ねぇ♪ってそろそろ時間だねそれじゃ今回
   はここまで」

千 「うむまた次回もよろしくの」

怠惰「それでは読者様」

千 「さらばじゃ!」

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