理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、明後日からまた第2の実習が始まる怠惰のクソ悪魔です。正直、もう行くのは勘弁といった感じです。それでは投稿していなかった分も含めどうぞ。


第506話 小人現る

移動を開始した自分達はまた宛もなくボールを探し続けていた。

 

耶狛「またこれだよ~」

 

亜狛「だな」

 

先程と同様にまた振り出しに戻っている。もしかしてと思いながら低空飛行で落ちているかもしれないボールを探し又はボールを持っている奴を叩き潰して手にいれるかという基本2つの内どれか1つの状態だ。

 

耶狛「誰か~ボール持っているなら弾幕ごっこして

   下さいな」

 

亜狛「嫌々‥‥流石にそれはもうないだろ」

 

にとりの場合はある意味で異例だったから手に入ったようなものだ。流石にこんな呼び掛けで誰か来るわけが、

 

? 「ねぇ君達ボールを持ってるの?」

 

と、背後から声が聞こえてきた。

 

耶狛「あっほら来たみたいだよお兄ちゃん」

 

亜狛「……‥嘘だろ」

 

本当に来てしまうのか。とりあえず振り向くとそこには誰もいない。

 

亜狛「あれ?」

 

耶狛「ふんふん‥‥あっでも匂いはするね」

 

と、何処にいるのかとキョロキョロと探すと、

 

? 「こっちこっちここだよ~!」

 

下から声が聞こえ下を向くとそこには子供よりも遥かに小さい女の子がお椀を帽子のように被って立っていた。

 

? 「ねぇボールを持っているんでしょう?」

 

亜狛「えぇありますよ」

 

耶狛「君は?」

 

? 「あるよほら♪」

 

そう言うと小さなビー玉の様な物を懐から取り出す。似てはいるが自分達が探しているのとは全然‥‥

 

? 「そぉ~れ大きくなれ!」

 

と、言った直後ビー玉は大きくなり探しているボールへと変わる。今のこの子の力は耶狛に似ているな。

 

? 「見せたんだから貴方達のも見せて」

 

耶狛「お兄ちゃん」

 

亜狛「あっあぁほら」

 

玉を見せると目の前の少女は納得したのか頷く。

 

? 「うんなら遊ぼうか♪それでどっちが私の相手

   をしてくれるの?何なら2人まとめても」

 

中々に強気な事を言ってきたな。だが残念ながら2人ではない。今回は耶狛に譲る約束をしているからな。

 

亜狛「耶狛」

 

耶狛「はいはい♪やっと私の番だね♪」

 

ストレッチをしながら耶狛はお椀を被る少女を見る。すると少女は自分達をジーと見て、

 

? 「ねぇ君達」

 

耶狛「何かな?」

 

? 「君達と私って何処かで会わなかったっけ?」

 

亜狛「えっえっと会ったけ?」

 

耶狛「どうだったかな?」

 

? 「‥‥あっ!そういえば君達って正邪討伐戦に参

   加してたよね?」

 

確かに正邪討伐戦は紫さんの願いでもありマスターからの指示もあったため参加している。つまりその時に会ったという事か。

 

亜狛「えぇしてましたね」

 

? 「やっぱりだ!思い出したよ確か凄い決め台詞

   とポーズをしてたよね!」

 

止めてくれ。あれは自分からしたら黒歴史に含まれるものなのだから。

 

? 「格好良かったよ!」

 

耶狛「本当!君も見る目があるよ♪それと褒めてく

   れてありがとう♪」

 

と、言いながら耶狛は目の前の少女の小さな手を握り優しく握手をしだす。というかあれの何処が格好良いんだ。黒さんに限ってはやる気の無さが出てグタグダ、自分に限っては恥ずかしいしでやる意味があるのかすら疑問なんだよな。

 

耶狛「あっ!そうだ確か蓮くんや霊夢ちゃん達とい

   たよね!」

 

? 「そうそう♪あっそれとあの時は名乗れてなか

   ったよね私は少名針妙丸って言います」

 

耶狛の手から離れペコリとお辞儀をする。それに合わせ自分もお辞儀し耶狛に限ってはボーと見ていたため後頭部を掴んで強制的にお辞儀させる。

 

亜狛「では私達も名乗りましょう私は深常亜狛と言

   いますそれで隣が」

 

耶狛「はいはい!妹の深常耶狛です!気兼ねなくで

   耶狛ちゃんとかやっちゃんで良いからね♪」

 

少名「亜狛さんと耶狛さんですねこちらこそお願い

   を致します」

 

この子は凄い礼儀のある子だな。こういう所を耶狛は見習うべきなんだけどな。

 

耶狛「うへへ♪格好良いかぁ~♪」

 

亜狛「はぁ‥‥」

 

淡い期待は止めよう。それに変にかしこまってしまうと耶狛らしくもない。これこそが耶狛というのが耶狛だしな。

 

耶狛「どうしたのため息なんか吐いて?」

 

亜狛「いいや何でもないよ」

 

とりあえずこの考えを捨てよう。そして針妙丸を見つめ、

 

亜狛「とりあえずお相手は私の妹の耶狛がしますが

   よろしいですよね?」

 

少名「構わないよ何なら2人いっぺんに挑んできて

   ても私は全然構わないけど?」

 

亜狛「ハハハそこまで私達も大人げない事は致しま

   せんよ」

 

耶狛「そうそう殺し合いはともかくだけど試合なら

   フェア精神が大切なんだよ?」

 

と、言うと針妙丸は首をかしげて、

 

少名「フェア精神?」

 

亜狛「えぇと確か公平に勝負をしようみたいな事で

   すよ」

 

少名「あぁ成る程そっちがそれで良いなら私も異論

   は全然ないよ」

 

そう言うと針妙丸は帽子のお椀を脱ぎお椀に乗ると懐に指している針を構え浮くと何処からかお椀の蓋を取り出し頭に被る。見た感じからして戦闘準備は万全みたいだ。

 

亜狛「耶狛ここはお前に任せるよさっきの約束もあ

   るしな」

 

耶狛「もちのろんだよ!お兄ちゃんとにとりちゃん

   が戦ってるの見てたら私もウキウキしている

   からね!」

 

そう言うと耶狛は針妙丸の前へと立ち袖の内ポケットに収納してある錫杖を大きくさせ手に持つ。

 

亜狛「頑張れよ」

 

そうして自分は離れ耶狛の戦いを見守る事にしたのだった。そして錫杖を構えた耶狛は不適に笑い、

 

耶狛「さてさて私の不思議から逃げれるかな?」

 

少名「そんな不思議、私がぶち壊すよ!」

 

耶狛「ふっふっふ♪‥‥ならその強気だねならまず

   はイッポウから始めようか♪」

 

少名「絶対に負けないから見ていてね蓮さん貴方の

   剣術を間近で見て研究した私の剣術を今見せ

   るから!」

 

そうして針妙丸との弾幕ごっこが幕を開けたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで♪」

千 「うぉ!!この!こっこの!!」

怠惰「千ちゃんモ(ピー)ハンも良いけどこっちもやって
   くれないかな?」

千 「すっすまぬ!ナ(ピー)ガクルガが早すぎて!」

怠惰「やれやれ‥‥さてさていかがでしたでしょう
   か次回は耶狛の不思議も明らかになっては
   くるでしょうといっても耶狛が最後の最後
   でヒントを出していますけどね」

千 「だぁ~3乙の負けじゃ!」

怠惰「ほらこっきを手伝ってよ」

千 「すまぬな」

怠惰「はたして耶狛の不思議はどんな力があるの
   かは次回をお楽しみに」

千 「うむ‥‥そういえば平行して明日はポケモン
   投稿すると聞いたが?」

怠惰「えぇ予定だと明日に投稿します」

千 「やけに絶好調じゃな」

怠惰「まぁ書くときは書くのさなので見て下さる
   方はお楽しみに」

千 「うむそれでは時間も時間じゃし今回はここ
   までにするかの」

怠惰「だねそれでは今回はここまで」

千 「また時間もよろしくの」

怠惰「それでは読者様」

千 「さらばじゃ!」

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