妹紅と別れた自分達はそのまま宗教家達がいるであろう場所へと向かっていたのだが、
耶狛「どっちに行くの?」
亜狛「そこなんだよな‥‥」
実のところで何処に行くがで迷っている。聖の命蓮寺それとも神子の道場そのどちらに行くかで悩んでいるのだ。因みに博麗神社と守矢神社の選択肢は残念ながらない。何故かというと、
耶狛「お兄ちゃん神社って案は?」
亜狛「ないなまず人は来ないし妖怪も好き者は別だ
けど普通は来ないからな」
それは人が来ないからだ。それも守矢神社に至っては天狗や河童は別だが立地的に並々の妖怪ましてや人はもっての他でまず来ないため行っても成果は得られないし博麗神社は恐らく異変解決に出ているためものけの空それならば寺か道場かのどちらかだ。
亜狛「だからどっちを攻めるかだ」
耶狛「う~んならお寺に行こう!」
亜狛「因みにその心は?」
と、聞くと耶狛は片手に神力の炎を作る。まさか、
耶狛「行って焼き討ちするに決まってるじゃんお兄
ちゃん♪」
亜狛「止めろぉぉ!!?」
妹は何時から悪名レベルの戦国大名になったんだ。というかそういうことはしては駄目だ。
耶狛「冗談だよほら命蓮寺なら近いし」
亜狛「まぁそうだけど」
冗談のつもりだろうが耶狛そしてマスターがそう言うと本当に冗談には聞こえないんだよ。
耶狛「それに~お寺に行けばお豆腐のきな粉と黒蜜
添えデザートが食べれると思うし♪」
亜狛「結局は食い意地かい!?」
結局、耶狛は食い意地なんだよな。本当に不老不死の肉体じゃなかったら恐らくは贅肉だらけのメタボになってる所だぞ。そんな耶狛は見たくはないが少し横腹をぷにぷにするぐらいは‥‥って何を考えているんだ。
耶狛「お兄ちゃん大丈夫?」
亜狛「えっあっあっあぁ大丈夫だよ」
ジト目で耶狛は見てくるがここは無視だ。
亜狛「とりあえず命蓮寺で良いんだな?」
耶狛「うん!」
亜狛「了解‥‥」
そうして自分達は命蓮寺へと向かうのだった。そうして数10分程かけて命蓮寺の近くまできたその時だ。自分達に向かって無数の拳の形の弾と皿が飛んできた。
耶狛「お兄ちゃん!」
亜狛「分かってる!」
自分は両手にクナイを逆手に構え耶狛は錫杖を構えると向かってくる弾幕を弾き飛ばす。
亜狛「挨拶もなしに攻撃とは」
耶狛「それお兄ちゃんが言う?」
亜狛「‥‥言われてみると確かにな」
不意打ち何て良い度胸をしてるが、しかし耶狛の言う通りで不意打ち暗殺だったりを生業とする忍者の自分が言ったら元もこもないか。
耶狛「う~んでも命蓮寺って何時から暴力寺になっ
たんだろう?」
亜狛「とりあえず行ってみるか」
耶狛「そだね~」
亜狛「何か腹立つなその返事‥‥まぁ良いか弾幕がま
た飛んでくるかもしれないから警戒しながら
行くぞ」
耶狛「勿論♪」
また弾幕が飛んでくるかもしれないため警戒しつつ命蓮寺の門まで向かう。その間に弾幕は飛んでは来なかったため軽々と門まで辿り着く。
亜狛「‥‥何もないかい!?」
耶狛「そこは何かあって欲しいよねじゃないと色々
と美味しくないよね」
亜狛「お前はメタ発言を‥‥」
何て言いながらも命蓮寺と書かれた看板が飾られている門を潜り抜け敷地へと入ると、
亜狛「頼も~!」
耶狛「豆腐のきな粉と黒蜜添えスイーツを食べに来
ました!」
亜狛「それは違う本当にいい加減にその考えを止め
ろって」
耶狛「えぇ~楽しみにしてたのになぁ」
何て言っていると突然、日の光が陰りだす。何事と思い空を見上げると自分達の遥か上の頭上を見て目が点になる。何故なら遥か上から大きな拳が降ってくるのだから。
亜狛「トラップだ!」
耶狛「ならこっちもリバースカードを‥‥」
亜狛「それは違うトラップだ!というかふざけてる
場合か!?耶狛すぐに結界を頼む!」
耶狛「リバースカードオープンカウンタートラップ
仙術十七式空壁!」
そう言い空壁を張ると降ってくる巨大な拳を押さえ込む。というか今度は何の漫画かアニメに影響されたんだろうか。
耶狛「攻撃を無効にして相手にその威力と同等の威
力で返す!爆!」
空壁が爆発し拳は粉々になって消える。だがその直後に無数の皿が雨霰のように降ってくる。
亜狛「とりあえず色々と引きずってる事に対しての
ツッコミを入れたいけどあれをどうにかして
からだな!」
裾に仕込んである糸付きクナイを取り出し命蓮寺の敷地にある木や門そして地面にクナイを打ち込み自分達を包み込むように網目状のトーチカすると皿は糸に当たった瞬間に粉々に砕けていく。
耶狛「おぉ凄いねお兄ちゃん」
亜狛「まったく‥‥というかさっきのも含めて本当に
いい加減にしろよ耶狛?」
耶狛「もうお茶目なのに」
やり過ぎるとコ
一輪「道教の癖してやるじゃない」
雲山「‥‥‥‥」
布都「ふんっこのぐらい朝飯前じゃ」
それは一輪&雲山と布都だ。どうやら見た感じからしてずっと弾幕ごっこをしていたみたいだ。恐らくは2人の弾幕ごっこによる流れ弾が自分達に降りかかってきたのだろう。
一輪「邪教はここで潰す!」
布都「やってみよ!」
2人はまたぶつかりそうな雰囲気だ。というかこの2人は玉を賭けての弾幕ごっこなのかすらも分からないぞ。そんな事を思っていると、
耶狛「2人共さっきから危ないじゃない!」
と、耶狛が叫ぶと一輪&雲山と布都はギョッとして自分達を見つめる。
一輪「なっ亜狛さんに耶狛さん!?」
布都「そなた達いつから!」
耶狛「何時からとかじゃないよ!いきなり弾幕が雨
霰とこっちに降ってきたんだけど!私やお兄
ちゃんとかじゃなかったら怪我してたよ!」
それを聞くと一輪と布都は互いに顔を見合わせる。すると、
雲山 m(_ _)m
雲山はペコリと頭を下げた。つまりごめんなさいという意味だろうか。
一輪「雲山ったら‥‥ごめんなさいね」
布都「うむむ‥‥すまなかったわい」
耶狛「良いけど気を付けてね?」
と、言っていると雲山は一輪の近くに立つと
一輪「うん‥‥何かお詫びした方が良いよね雲山」
雲山 (_ _)
お詫びって別に自分達はお詫びを受けとる気はないんだけどな。だがそれを聞いた耶狛はムフッと笑うと、
耶狛「なら今ここらで流行ってる玉を頂戴な♪」
亜狛「って今度は真面目かよ‥‥」
と、玉を要求する。そこはさっきのスイーツを言って自分がツッコミを入れるものかと思ったがそこまで耶狛はバカではないみたいだ。一輪と雲山そして布都は困った顔をして、
布都「いっいやその何じゃ」
一輪「今、それを賭けて私達は戦っているのよねそ
れも私達は玉を取られないために‥‥」
布都「うむワシに限っては今は持っておらぬがな」
雲山 ( ̄ー ̄)
どうやらこっちも玉を賭けて戦っているみたいだ。となると簡単には渡してはくれないか。
耶狛「むむ‥‥作戦タイム!」
一輪「認めるわ」
と、言われると耶狛は顔を自分の顔に近づけ、
耶狛「お兄ちゃんどうしよう?」
亜狛「ならいっそのことで2人まとめて相手した方
が得と言いたいが‥‥布都さん今、玉を持って
はいないしな」
耶狛「でも私的にはまだ戦い足りないな」
亜狛「俺もだよ」
もう玉集めよりも自分達の戦闘本能が戦いたいと言っているのだ。久々の地上で弾幕ごっこをすれば高揚感に苛まれてしまうからかもしれないな。
耶狛「ならやる?」
亜狛「だな」
振り向き自分達はニコリと笑う。
耶狛「ならまとめでかかってきてよ」
亜狛「実は私達も玉集めしていますしね」
そう言い集めた玉を見せると一輪と布都は驚く。
一輪「2人だけでもうそんなに!」
布都「これでワシが勝てば太子様に良い手土産を持
っていけるの‥‥」
一輪「いいえ私が全て貰います」
布都「何を!」
また喧嘩をするような流れなんだが。ここは1つ提案するか。
亜狛「自分達に勝ったら後の事を考えては如何です
か?」
一輪「‥‥成る程ね2人に勝ったら後はこの道教徒と
で勝負しろと」
布都「ワシはその意見に賛成じゃ」
一輪「えぇ文句はないわ!」
そう言い2人は構える。どうやらあっちも血気盛んなようだ。
亜狛「耶狛やれるか?」
耶狛「勿論だよ♪」
玉をしまい自分達も構える。
耶狛「それじゃ始めようか私達」
亜狛「兄妹の絆を見るが良い!」
一輪「ふん邪教徒と手を組むのは文句を言いたいけ
どこれも聖のためだから行くよ雲山!」
雲山 ( ̄^ ̄)
布都「ワシも太子様のためじゃ!」
そうして一輪&雲山と布都との弾幕ごっこが幕を開けたのだった。
怠惰「ではでは遅くなりましたが今回はここまで」
千 「うむ遅れてすまぬな読者様よ」
怠惰「そして次回は仏教と道教の信者達と戦って
いくからね」
千 「うむしかしあの2人は息は合うが相性はど
うかのぉ」
怠惰「まぁあれを見ちゃうと不安にはなるよね‥‥
まぁでも案外それが相性的には良いのかも
しれないけどね」
千 「そうなのかのぉ」
怠惰「現に個性も考え方もバラバラだった自分達
7人だって仲良くやってたしね‥‥まぁ時々
殺し合いに発展したけど」
千 「仲良くないじゃろうが!?」
怠惰「アハハ‥‥あっそれから7大罪の魔王達でま
だ出ていない者もいますがいずれ本編には
出す予定なのでお楽しみに」
千 「不安じゃ‥‥そなた達はまともではないから
のぉ」
怠惰「失礼だな‥‥まぁ色々と反論ができないのも
事実だけどね」
千 「ほれやっぱり」
怠惰「うるさいよ!?さて時間も時間だし今回は
ここまでにしようか」
千 「うむそれでは読者様また次回もよろしく頼
むぞ!」
怠惰「それじゃバイバイ♪」