スキマから出てきた紫は自分達を見る。そして自分は紫を見て思った事があり口を開き、
理 「紫‥‥また少し太ったか?」
紫 「んっ!!?」
亜狛「ってえぇ!!?」
耶狛「初っぱならからそれなの!?」
だって久々に見たけど本当にそうなのだから仕方ない。するとその一言でひきつった顔をした紫は扇子で口許を隠し目を反らすと、
紫 「ささささぁ?なっ何のことだか‥‥」
理 「そうかそうか‥‥そう言うなら何時か1週間ぐ
らい泊まり込みでお前の弛みきったその体と
心を叩き直してやろうかねぇ♪」
紫 「よっ余計なお世話ですわ!というかそんな太
ってなど‥‥ってそうでないわ!」
コホンというジェスチャーで仕切り直すと紫はこちらを見て、
紫 「まったく‥‥とりあえず御師匠様そして亜狛に
耶狛、あなた達2人にもお話したい事がある
のですが御同行は可能でしょうか?」
可能かだってそんなの決まっている。
理 「あぁ構わないぜ端からお前と話すつもりだっ
たからな」
紫には話したい事が幾つかあったからな。
理 「亜狛に耶狛お前達も来るか?」
亜狛「えぇ少しなら構いませんよ」
耶狛「うん♪」
理 「だとよ」
紫 「分かりましたわ」
そう言い大きなスキマを開いてくれる。その中へと自分達は入るのだった。そうしてスキマを出た先は紫達の住む家の縁側へと出る。
理 「久々だなここに来るのも」
何て言いながらチラリと見ると汗を拭う藍の姿を発見する。そして藍もこちらに気づいたのか慌てて軽く身なりを整え、
藍 「理久兎様!それに亜狛さんに耶狛さん本日は
ようこそ」
亜狛「こんにちは藍さん」
耶狛「藍ちゃんこんにちは♪」
理 「どうも♪‥‥紫から俺達をここに連れてくると
か言われた感じ?」
藍 「えっえぇまぁ‥‥」
理 「ふぅ~ん‥‥」
チラチラと屋敷の中を見るといたるところが妙に不自然なくらいにピカピカになっていた。それに廊下の端の方には雑巾とバケツがありどうやら俺達が来るために掃除していたみたいだな。
理 「藍ちゃんお掃除ごくろうさま♪」
藍 「えぇっ!!?」
まったく紫は頭を使っているから仕方ない何て思っていたがやっぱり一回は俺が指導した方が良いのかもしれないな。そんな事を思っていると、
紫 「来てはいますわね」
理 「あぁ何とかな‥‥なぁ紫1つ聞いて良い?」
紫 「あら何でしょうか?」
理 「この掃除って藍ちゃんがやったの?」
と、聞くと紫はキョトンした顔をすると頷き、
紫 「えぇ藍は優秀な式よこのくらい造作もないわ
ね♪」
理 「そうかそうか♪紫ちゃん‥‥成敗」
そうして紫の両頬を優しく引っ張る。
紫 「なっにゃんにゃんれすふぁ!?」
理 「紫♪そろそろスキマに頼り過ぎる生活は止め
ろと言ってるよね♪」
しかし何だこのぷにぷにした感触はどうしたらこうなるんだよ。
藍 「理久兎様ご乱心はお止めください!?」
亜狛「マスター止めてくださいって!?」
耶狛「流石にそれは止めてあげて!?」
そう言われ仕方なく離すと紫は悔しそうな顔を浮かべて、
紫 「おっ御師匠様の変態!」
理 「誰が変態だ!?というかお前は本当に弛み過
ぎだろ平和ボケし過ぎていないか?」
紫 「失礼ですわね!昔から変わらず普通に生活を
して‥‥」
と、紫が言いかけるがチラリと藍を見ると藍はサッと目を反らす。これは何かあるな。
理 「紫♪ちょっと台所を見せてよ」
紫 「‥‥‥‥えっ?」
とりあえず縁側で靴を脱ぎ屋敷の台所へと向かうとそれを追いかけるように紫達も追いかける。台所には冷蔵庫に食器などを入れる棚などはあるのは知っているためとりあえず真っ先に冷蔵庫を開けてみると、
紫 「本当に何して!?」
理 「おい‥‥これ何だよ」
冷蔵庫の奥から箱を取り出し見て驚く。そこには小さな容器に入ったプリンが16個でてきたぞ。更に冷凍庫にはアイスだったり甘い物のオンパレードで出てくる。
理 「‥‥‥‥」
紫 (ーωー;)
紫の方を見ると藍と同じようにサッと顔をそらす。主人も従者も似ているよな。次に棚を見るとそこから今度はポテチにチョコやらといったお菓子が大量に出てきたぞ。
耶狛「わぁ凄い量」
亜狛「えっとこれは‥‥」
理 「紫‥‥お前さっき昔から変わらない生活って言
ったよな?」
扇子で顔を隠しつつ紫は申し訳なさそうにするが、
紫 「いっ良いんですのよ!このくらいの間食なん
て普通ですわ!」
こいつ開き直りやがった誰に似たんだか。
理 「いや流石にこれを毎日と食べ続けているとな
るとなぁ」
こういった外のお菓子って高カロリーだったり油分が多かったりするから食べて動けば良いが食べて何もせずごろごろしていれば誰だって太る。しかも油分で肌やらも荒れるぞ。これは近いうちにブートキャンプ的な感じで本格的に修行させないとダメかもな。
紫 「って!ここに御師匠様を連れてきたのはこん
事をするためではありませんわよ!」
理 「えっ?あっそういえばそうだったな」
紫 「まったくもう‥‥本当に御師匠様は何時も話が
脱線するんだから」
理 「そこは悪いな‥‥とりあえず話すかね」
いや直さないといけないのは分かるけどこれがなかなか直らないんだよな。面目ないな。
紫 「えぇ藍お茶の用意をお願いね後はお菓子‥‥」
理 「あ?」
紫 「えぇと御師匠様達だけに出して頂戴ね」
藍 「わっ分かりました」
そうして藍はお茶の準備を開始すると、
耶狛「あっ私も手伝うよ」
亜狛「自分もやりますよ‥‥大丈夫ですよね?」
と、亜狛が聞いてくる。そんなの当然、決まっているじゃないか。
理 「良いぞ行ってきな」
亜狛「はい!」
耶狛「行こうお兄ちゃん!」
そうして亜狛と耶狛は藍の手伝いを始める。紫の方を向き、
理 「俺達は先に行こうか話すこともあるしね」
紫 「そうですわね‥‥」
そうして自分と紫は先に居間で待つことにしたのだった。
怠惰「ではではメリークリシミマス読者様」
? 「おい前々から何じゃそのクリシミマスって
クリスマスじゃろ!」
怠惰「怠惰さんは毎年メリークリシミマスなんだ
よ!!」
? 「こやつは‥‥して何故にワシの名前が?にな
っておるんじゃ!?」
怠惰「前回のあれがあるからねそれじゃ結果発表
ね‥‥ダラダラダラダラ‥‥」
? 「効果音をつけるでないわ‥‥」
怠惰「だん!」
千 「結果は勝利じゃぁぁ!!」
怠惰「はいはいまぁ最後の最後で負けしましたよ
えぇ‥‥ちっ神宣を使うタイミングしくじっ
ちまったからなぁ‥‥」
千 「ほれほれ深淵の青眼龍をよこせ♪」
怠惰「ちっほらデビルクロースからプレゼントだ
受け取りな‥‥」
千 「っとと‥‥なっ包装されておる」
怠惰「元からこの日に渡す気だったんだよ‥‥それ
を言いせかすから」
千 「怠惰‥‥」
怠惰「やれやれ‥‥嫌になっちゃうよね‥‥さてそれ
じゃ今回はここまでにしようか」
千 「うむ♪あっそれとあれじゃろ」
怠惰「あぁそうそう明日の正午にポケモンを投稿
するのでよろしくね‥‥それと見るなら覚悟
しておいてね」
千 「‥‥へっ?」
怠惰「それじゃ今回こそここまで」
千 「それどういう‥‥」
怠惰「それではバイバイ♪」