理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、オセロニアのガチャで見事に大爆死した怠惰のクソ悪魔です。何故‥‥超駒とこらかS駒すら来ないのか。ちきしょうめ‥‥失礼。それではそろそろ本編へどうぞ。


第548話 月での各々の行動

地霊殿で植物の反乱が起こっている一方で月の都では、

 

ドレ「サグメ様はこの先ですよ」

 

黒 「ほう」

 

ついにサグメとの対面だ。言われた先へ進むとそこには片翼で白髪の女がこちらを見ていた。

 

黒 「お前がサグメか?」

 

稀神「‥‥‥‥‥‥」

 

黙ってこちらを見て暫くして頷く。

 

黒 「お前が我が主、理久兎乃大能神に手紙を送っ

   た事に相違はないな?」

 

と、聞くと黙って頷く。

 

黒 「そうか‥‥お前少しは喋ったらどうだ?」

 

そう言うと後ろにいるドレミーが申し訳なそうに、

 

ドレ「申し訳ないんだけどサグメ様は能力のせいで

   あまり喋りたがらないですよ」

 

黒 「能力?」

 

ドレ「えぇサグメ様の能力は口に出すと事態を逆転

   させる程度の能力でして無闇やたらに発言を

   すれば色々と逆転してしまうんですよね」

 

黒 「成る程‥‥それならば仕方ないな」

 

ならば仕方はない。もしも訳も知らずにこのまま話を続ける気ならキレて殺っちまうところだった。

 

ドレ「とりあえずこれを」

 

ドレミーはサグメに主からの手紙を渡す。それを読んだサグメは驚いた顔をすると此方を見て、

 

稀神「‥‥そう貴方が」

 

と、声を発する。その声は透き通る程のなめらかな声だ。聞いていて心地良い声だ。

 

黒 「ほう聞いてみると良い声をしているんだな」

 

稀神「っ!!?」

 

顔を赤くして少し後ろへと下がる。いったい何なんだ。

 

ドレ「うわぁ~早速口説き落としにいくねぇ~」

 

口説き落としたつもりはないんだがな。

 

黒 「悪いが口説いてはいないただ正論を述べただ

   けだ」

 

稀神「‥‥そっそうそれよりも来てくれた事に感謝を

   します‥‥えっと」

 

黒 「黒‥‥それだけの名だ」

 

稀神「そうですか‥‥」

 

ペコリと頭を下げてきたため自分も会釈程度で下げる。

 

ドレ「それで黒さん現在の月の状況は分かってはい

   ますよね?」

 

黒 「あぁ主からの粗方は聞いたそしてお前達から

   したら月から幻想郷への遷都は望んでいない

   ということもな」

 

ドレ「話が早くて助かりますね‥‥まぁその遷都する

   に至った経緯が‥‥」

 

ドレミーの向ける視線の先を見るとそこには地獄にいる妖精達が飛び回っていた。

 

黒 「奴等か」

 

ドレ「えぇ普段は純狐っていう厄介な神霊がいてね

   それが度々に襲いかかってくるんだけど月の

   賢者達が何とか知恵を振り絞って追い返すん

   だけど」

 

黒 「ど?」

 

ドレ「今回は更に厄介な事に地獄の連中と手を組ん

   でいてねぇ奴等が黒く光っているのは見える

   かい?」

 

遠くの方で楽しそうに飛んでいる妖精を見てみるとそれは黒い光を放っていた。

 

黒 「あぁ黒く禍々しい光だろ」

 

ドレ「そうあれこそ穢れだよ穢れはここの民にとっ

   ては嫌悪感を与える物がでねあれを受ける訳

   にもいかないために今は民達を夢の世界に避

   難させているんだけど」

 

黒 「もう限界に近い‥‥だろ?夢とは精神を蝕んで

   いくからなそれも生身なら尚更にな」

 

そう言うとドレミーは驚いた顔から関心を示した顔をする。

  

ドレ「詳しいねぇ」

 

黒 「似たような事をしたからな」

 

まぁお陰で聖に会えたんだがな。

 

ドレ「あの数の穢れは月の民には猛毒でね賢者達も

   無闇に手が出せないってことさ」

 

成る程な。それであの穢れから逃げるために遷都する計画やらを行ったという事か。とりあえずは彼奴らを追い出すのが優先的になりそうだな。

 

黒 「簡単にようやくすれば奴等を追い出せば良い

   だろ?」

 

ドレ「その通りなんだけど‥‥」

 

と、言っていると穢れを纏った妖精達が波のように東の方角から大群で押し寄せてくるのが見える。このまま行くとこの塔にぶつかるな。

 

黒 「とりあえず話しは後だこっちに来てる妖精共

   を片付ける」

 

ドレ「ほう流石は援軍‥‥それじゃ仲瀬さんと‥‥」

 

黒 「いらん」

 

ドレ「そういら‥‥えっ!?」

 

俺が認めた者、例で言えば主や仲間の亜狛や耶狛達ならまだしもあんな文句ばかり言い、それでいて実力もよく分からんあんな奴など足手まといだ。とりあえずそのまま飛び降り地面へと着地すると、

 

仲瀬「うぉっ!?」

 

近くにいた仲瀬が驚く。

 

黒 「‥‥ふんっ」

 

鼻で笑い自身の鱗を影で変化させハルバードを作りあげ構えると穢れを纏った妖精達が近づいてくる。ハルバードの先端を構え、

 

黒 「理に反する者は全てこの執行者である俺が処

   刑してやる骸共このゴミ共を片付けるぞ」

 

骸達「カタ!!」

 

仲瀬「なら私も!」

 

黒 「お前は見てろ文句しか言わぬ足手まとい風情

   が‥‥」

 

仲瀬「なっ!!?」

 

黒 「さぁ‥‥執行の時間だ!」

 

そうして黒はこの戦闘もとい執行を行うのだった。そして時間は少し遡り月の海がある方側では、

 

クラ「この先だよ」

 

クラウンピースに案内され亜狛と耶狛はヘカーティアの元へと向かっていた。そして案内された途中で無数の地獄の妖精達が楽しく遊んでいた。

 

耶狛「わぉ凄い数」

 

亜狛「あぁ異常レベルでな」

 

この数はある意味で圧巻としか言えない。数百うんぬんの話ではない。恐らく1万はいるだろうな。

 

クラ「ほらこっちこっち」

 

亜狛「あぁ」

 

耶狛「はぁ~い」

 

そしてここから更に少し歩き先へと進むとそこには黄色い長髪に変なシャツそして3つの惑星のような大きなアクセサリーを身につけた女性が立っていた。

 

クラ「御主人お客をつれてきましたよ」

 

? 「あらクラウンピースそれに‥‥あら!」

 

その者の匂いに特徴は間違いなくかつて旧都に訪れたヘカーティアそのものだ。

 

ヘカ「亜狛に耶狛じゃないお久しぶりね」

 

耶狛「ヘカーティアさんお久しぶり♪金髪に染めた

   って事はイメチェンをしたの?」

 

ヘカ「ん?あぁこれねこれは‥‥」

 

頭の上に乗っている黄色い球体を外し赤い球体を乗せると髪色が知っている赤色へと変化する。

 

ヘカ「こういうことよ♪乗せてる世界によって私の

   髪色や性質もガラリと変わるのよ」

 

耶狛「わぉ!それじゃ服に合わせて髪染めできるん

   だね!」

 

ヘカ「えぇお気にの服に合わせてね♪」

 

亜狛「‥‥‥‥お気にの服って」

 

どうみても同じ変なシャツだよな。クラウンピースは苦笑いしながら耳元で、

 

クラ「因みに御主人の服はみんなあんな感じ‥‥」

 

亜狛「ですよねぇ~」

 

やはりそうか。というかまともな服はないのかよ。

 

耶狛「でもその服それも特にそのシャツのセンスは

   良いよね」

 

ヘカ「あら!流石は耶狛ね貴女のセンスはバッチリ

   じゃない♪そうだ!何時かこれに似たのをあ

   げるわん♪」

 

耶狛「本当!ねぇねぇなら何時か外界に行こうよそ

   こならシャツに合う小物とかもあるし」

 

ヘカ「あら良いわね♪」

 

と、耶狛とヘカーティアのガールズトークは続いていく。とりあえず何とか終わらせて話を進めなければ。

 

亜狛「あっえっとヘカーティアさん」

 

ヘカ「ん?どうかした?」

 

亜狛「ヘカーティアさんにこれを」

 

そう言い手紙を差し出すとヘカーティアは受け取りそれを見る。

 

ヘカ「ふむ‥‥理久兎は急用で来れないと」

 

亜狛「えぇなので」

 

耶狛「私達が来ちゃいました♪」

 

ヘカ「そう‥‥理久兎が来れなかったのは残念だけど

   でも理久兎が心から信頼する従者を2人もよ

   こしてくれたものそれだけでも嬉しいわ♪」

 

満面な笑顔でヘカーティアはニコリと笑う。相変わらず変わらないな何て思っていたその瞬間ゾッと自分の背筋に悪寒が走る。振り向くとそこには、

 

? 「ヘカーティアその子達は?」

 

ヘカ「あら純狐♪」

 

長い金髪の女性こと純狐と呼ばれた女性が無表情で此方へとやってくる。

 

亜狛「っ!」

 

亜狛は無意識にも後ろへと後退してしまう。

 

純狐「‥‥あら」

 

この時に亜狛は思った。野生で培ってきた勘が危険と判断するぐらいの純狐は純粋で汚れなき殺気の持ち主であると。これは下手すればマスターの殺気を軽々と越えかねない程の純粋な殺気であり何よりも自分の手は震え冷や汗が止まらないのだ。

 

ヘカ「ふふっ♪紹介するわねこの子達は私の友人の

   理久兎っていう神様の神使達よ」

 

純狐「ほうヘカーティアの‥‥」

 

耶狛「はぁ~い♪私は深常耶狛ちゃんです♪それで

   ‥‥お兄ちゃん?」

 

亜狛「しっ深常亜狛です」

 

無表情で此方をジーと見てくる。とてつもないぐらいに怖すぎる。

 

ヘカ「出来る限りで隠させている純狐の殺気に鋭い

   わねぇ」

 

耶狛「えっ?殺気なんてあるの?」

 

ヘカ「‥‥‥‥‥‥」

 

クラ「Wowマイペースだねぇ耶狛!」

 

本当にそのマイペースな所が羨ましい限りだ。すると純狐はニコリと笑い、

 

純狐「ふふっ気に入ったわ♪出来る限りで隠してい

   るのだけどその殺気に気づく勘の鋭さとても

   凄いわ」

 

亜狛「えっあっどっどうも」

 

ニコニコと微笑みながらこちらへと近づき優しく頭を撫でてくる。純粋な殺気で恐れてしまうがその手は不思議なことにとても優しい手で気持ちいい。

 

耶狛「お兄ちゃんだけずる~い」

 

純狐「ふふっいらっしゃい撫でてあげるわ」

 

耶狛「わぁ~い」

 

そうして自分達は純狐に頭を撫でられると、

 

ヘカ「コホンそろそろ良いかしら?」

 

純狐「あらそうね」

 

そう言い手を離すが純狐は何故かまだ触りたそうにしているのは何故だろう。

 

ヘカ「意外にも気に入ったのね」

 

純狐「兄妹揃って魅惑の触り心地だったわ」

 

そんな触り心地が良いものなのか。

 

耶狛「エヘヘヘ」

 

亜狛「それでヘカーティアさん話しとは?」

 

ヘカ「えぇ話しは簡単よ月の都を本格的に攻めるわ

   今なら亜狛に耶狛もいるし」

 

耶狛「ふむふむ」

 

亜狛「分かりました」

 

と、返事をすると3人は楽しそうに笑う。

 

純狐「なら亜狛に耶狛2人も純化させてあげる」

 

亜狛「純化?」

 

ヘカ「まぁ分かりやすくいうと強化的な?」

 

耶狛「わぉ!」

 

純狐「ふふっ♪」

 

そうして純狐から放たれた光が自分達を包み込むと黒く鈍い光が体から出てくる。

 

耶狛「うん不思議と力が出てくるね」

 

亜狛「だな」

 

純狐「それじゃヘカーティア」

 

ヘカ「えぇ進軍するわよん月の都へ!」

 

そうして月の都へと進軍が開始されたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「うむしかし遅れたのぉ」

怠惰「いやねちょっと色々と設定の問題でね」

千 「まったくこやつは‥‥」

怠惰「アハハ‥‥」

千 「しかし純狐か‥‥噂で聞いてはおったがやはり
   危険じゃな」

怠惰「千ちゃんが危険って言うの珍しいね」

千 「あやつの強さは桁が違うんじゃあの月読です
   ら恐れておる驚異の1つじゃからな」

怠惰「へぇ~」

千 「まぁ理久兎達が何とかしてくれると思っては
   おるがな」

怠惰「まぁそこはね」

千 「うむ‥‥しかし怠惰よガチャで大爆死したと聞
   いたぞ♪プギァーww」m9(^Д^)

怠惰「うぜぇ~えぇそうですよ爆死したよそれが何
   だよこの野郎!?」

千 「うわぁこやつ開き直りおったぞ!?」

怠惰「千ちゃん♪久々に俺のガチデッキでボコボコ
   にしてやるよ選びなよどのデッキが良いか」

千 「こやつ大人げないぞ!?」

怠惰「ハハハ!知らんな!さぁ来いせめて抗い続け
   るだけ抗って楽しませろよ?最後は苦しませ
   ながら無様に敗北させてやるよ」

千 「くっ!読者様よワシの勇姿を見ていてくれ!
   そんな訳で今回はここまでじゃ!」

怠惰「また次回もよろしくね」

千 「それではさらばじゃ!」

怠惰「バイバイ♪」

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