理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第49話 弟子がピンチです

ザーザーザーザーザーゴロゴロゴロゴロ

 

雷鳴が轟く雨も強い…………

 

今俺がおかれている状況は非常にまずい紫ちゃんを捜すのはいいだが情報が無さすぎる何処かに情報は………あれは?

 

妖怪「やれやれ見回りとかめんどくさいな」

 

妖怪「全くだ!しかも天気がいきなりこれだ

   しな…………」

 

妖怪達がどうやら見回りをしているようだ…

 

理 「とりあえずあいつらから情報をえるか」

 

そう呟きとった行動は飛燕刀黒椿を断罪神書から取り出して、

 

理 「死ね…………」

 

ザシュ!

 

妖怪「なんで俺ら……グハ!」

 

妖怪「なっ!大丈夫か!」

 

突然、妖怪は理久兎の不意打ちよって首を斬られ斬殺された。

 

妖怪「てめぇ!」

 

チャキ!

 

妖怪「ひ!!」( ;゚Д゚)

 

理久兎はもう1匹の妖怪の首もとに刀を突き立てた、

 

理 「少し話してほしいことがあるんだけど

   良いかな?」

 

妖怪「たっ助けてくれ!」

 

理 「いいから話せ………お前らの所に薄い黄色の

   髪をしててこの辺だと珍しい女の子を知ら

   ない?」

 

妖怪「そっそれなら俺らの住みかにい…る……」

 

理 「場所は?」

 

妖怪「ここから南の洞窟だ!話すことは話した!

   約束だろ!だから頼む助けてくれ!」

 

理 「なに言ってるの?」

 

妖怪「え!?」

 

理 「見逃す約束なんてしてないよ?」

 

理久兎のその一言の後、

 

ザシュ!

 

妖怪「がはっ………」

 

妖怪は一瞬で首を斬られて斬殺された。

 

理 「さて情報は手に入れたから紫ちゃんを助け

   に行くか………後ついでだから他のゴミ屑の

   掃除も平行してやっておくか……」

 

そうして南の住みか向かってに走りだしたのだった。視点は変わりじめじめとした暗い洞窟。

 

紫 「うっここは………」

 

ガチャ!

 

紫 「なに?手枷に鎖………」

 

紫の両腕には、手枷がついていた。

 

親妖「おやおやお目覚めかい?」

 

紫 「嘘………」

 

そうこの子供の幼さを持つ妖怪こそ紫ちゃんの体にミミズ腫れの傷や紫を精神的に追い詰めた妖怪だった。

 

親妖「なに驚いてるのアハハ?」

 

紫 「来ないで!!」

 

親妖「後で君にはここから逃げだ分と俺の鬱憤

   を貯めた分をゆっくりと楽しむからね♪」

 

紫 「いや!助けて御師匠様!」

 

親妖「でも君どうやら相当な馬鹿に助けられたね

   後でそいつにも地獄を見せなきゃね♪アハ

   ハハハハハ♪」

 

そう言って妖怪の親方は牢屋から出ていった。

 

紫 「やっと自分自身が望む生活が出来ると

   思ったのにグスッ御師匠様………」

 

紫の涙そして嘆きを聞くものは誰も居なかった。視点はまた戻り外は豪雪と雷で天気は最悪な事になっていた。

 

ザーザーザーゴロゴロ!

 

と、豪雪と雷が鳴る。そんな中、微かにだが光が漏れる洞窟を見つけた。

 

理 「ここか………」

 

理久兎はやっと住みかにたどり着いた見張りの妖怪達全員を斬殺していたら少し時間がかかってしまった。そして今、自分の手元には空紅と黒椿がある二刀流の状態だ。

 

理 「とりあえずあの住みかの入り口を見張

   ってる奴を先に殺るか」

 

呟いた理久兎は夜の闇に消えて素早く無駄なく動く。

 

妖怪「いきなり天気が悪くなったな………」

 

妖怪「ほんとだな………」

 

妖怪達が言っている通り今の天気は月明かりが見えずそれどころか雷が鳴っていたそれに雨もどしゃ降りだ。

 

妖怪「なぁあのガキ後でどうなるんだろうな」

 

そんなことを妖怪が言い仲間の妖怪に振り向いたその時だった。

 

妖怪「グボ!」

 

仲間の妖怪が血を吐いて倒れた。その倒れた妖怪の背中から心臓にかけて黒い刀が刺さっていた

 

妖怪「おい大丈夫か!………誰だ!」

 

理 「よっ♪」

 

妖怪「お前はあの時の小屋の!」

 

妖怪が言いきる前に直ぐ様、間合いへと詰め、

 

理 「死ね……」

 

ブォォォーーー!

 

妖怪「あが…はっ!?」

 

理久兎は、一瞬で近づき妖怪の首を空紅で焼き斬った。妖怪は悲鳴を上げず静かに死んだ。そして妖怪の背中に刺さった黒椿を抜いて、

 

理 「この奥か…少し口笛でも吹くかそうすれば

   少しは気も紛れるし何より彼奴らの方から

   寄ってくるだろうし」

   

つまりわざと近づけさせてまんまとやって来た奴から始末していくという作戦だ。

 

理 「ヒュ~♪ヒュ~♪」

 

理久兎は、口笛をを奏でながらその住みかに入っていった。そし妖怪の親分は、

 

親妖「ふぅ喰った……さてさてあのガキを虐めよ

   うかな♪久々で楽しみだな♪」

 

バチん!

 

妖怪の親分は、どうやら飯を食っていたようだ。飯を食べ終わると壁に飾ってあったムチを取った。どうやら紫にムチを打ちに行くようだ……

 

親妖「あのガキが苦痛に耐える顔見るのが

   とても楽しんだよね♪アハハハハハ」

 

そんなことを言っていると、

 

ヒュ~♪ヒュ~♪ヒュ~♪

 

親妖 「何だこの口笛は?」

 

そんなことを言っていると、

 

ガロン!コロコロ

 

何かが転がってくる、

 

親妖「なっ!なんだよこれ!」

 

妖怪の親分は驚くそう転がってきたのは自分自身の部下の生首だったからだ。そしてそれと同時に二刀を持った理久兎も顔を出した。

 

理 「おや?ここは少し広いね♪」

 

狭い洞窟からうって変わり少し広い場所に出た。しかもその奥には鞭を持った妖怪がいた。

 

親妖「お前!俺の部下に何をした!」

 

理 「君の部下……てことは君が親玉?」

 

どうやらこいつが紫を痛い目に遭わせていた奴みたいだ。こいつは苦しみを与えてから殺すと考えた。

 

親妖「聞いてんのはこっちだ!」

 

理 「殺したんだよ?見て分からない?あぁ

   君の小さい脳じゃ分からないか♪」

 

親妖「こいつ!野郎共!出てこい!」

 

だが誰も来ないそれどころか返事もない。

 

親妖「お前ら!!」

 

理 「無駄だよ♪」

 

親妖「なに!?」

 

理 「だって全員もうこの世にはいないから♪

   何よりその首が証拠だよ♪」

 

そう外の見張りそしてこの巣の中にいる妖怪達はこの親玉除いて全員殲滅したのだ。何よりも彼らは悲鳴をあげることも出来ない死に方と外の大雨と雷が響きうるさいのもあり気づくはずもない。

 

親妖「嘘だ………嘘だ!」

 

理 「嘘じゃない現実だよ♪」

 

親妖「お前は何が目的だ!」

 

何が目的か。そんなは決まっている。

 

理 「君がお気に入りの女の子だよ♪」

 

親妖「な!まさかお前があのガキを助けた奴か!」

 

理 「そうだよ♪さてとゴミ屑の戯れ言

   はもう聞きあきたんだよね」

 

理久兎は、殺気を放つ。純粋な研ぎ澄まされた殺気を、

 

親妖「ひっ!ひーー!?」

 

妖怪の親分は尻餅をついて後ろに下がる。だが歩きながら距離を詰めて近づいていく。そして妖怪の親分が壁に背中があたるもう後ろに下がれない。そして妖怪の親分は口を開ける。

 

親妖「分かった!あのガキにはもう二度手を

   出さない!!なんならここの金も全部

   やる!だから助けてくれ!」

 

紫は助かるのは良い。だが金で済ませようという奴は本当に嫌いだ。そしてこいつは絶対に生かしてはおかないと決めたいた。だから始末する。それは揺るぐ事はない。

 

理 「本当に屑みたいだなお前…楽に死ねる何て

   思ってないよな?」

 

親妖「くっ来るな!」

 

理 「紫ちゃんが受けた屈辱そして痛みそれをも

   越えすぐ死にたいと思わせる殺し方をして

   やるよ♪」

 

理久兎はただ笑った。それも獰猛な笑顔で。憤怒にまみれた殺気を放ち続けながら。

 

紫  「グスッグスッ」

 

紫は泣いていた………

 

カツンカツン

 

と、岩の通路のせいか足音が聞こえてくる。しかもこっちに近づいてくる。

 

紫 「また前みたいにムチを打たれるんだ

   怖い打たれたくない助けて御師匠様…」

 

だが紫の予想は外れたムチの音ではなく………

 

ガキン!ダン!ダン!!

 

鉄格子が切れてそれが地面に落下した音がだった………

 

紫 「え?」

 

紫が目を開けるとそこに写っていたのはここにはいないはずのあり得ない人物だからだ………

 

理 「大丈夫かい紫ちゃん?」

 

紫 「御師匠様!!!」

 

理 「待っててね♪」

 

ジャキン!

 

そう言うと理久兎は、黒椿で手枷を切断した……… 

 

紫 「御師匠様うわ~ん怖かったよ!!」

 

ガバ!!

 

紫が理久兎に抱きついた………

 

理 「おっとっと!怪我は……大丈夫そうだね

   帰ろっか?紫ちゃん?後これ忘れ物♪」

 

そう言って頭にドアノブみたいな帽子を紫ちゃんの頭に被せた

 

紫 「ありがとうございます御師匠様…あっ

   でもここの妖怪達は?」

 

理 「あ~大丈夫だよ♪しっかり話し合い(物理)

   したからね♪」

 

紫 「そうですか………あれ?力が………」

 

どうやら安心したのか力がうまく入らないようだ。

 

理 「おっと大丈夫かい?」

 

紫 「すみません力が……」

 

理 「ならおんぶしてあげるよ♪その前に

   刀をしまわないとね……」

 

理久兎は、そう言い刀を断罪神書に納める。そして紫をおんぶした。

 

紫 「御師匠様………」

 

理 「行こうか?」

 

紫 「はい!!でも今の本は……

 

そう言って理久兎達は、出口に歩きだす………

 

一方妖怪の親分は…、

 

親妖 「助…けて……くれ……殺し……てく…れ」

 

理久兎の逆鱗に触れた妖怪の親分は十字架に掲げられたイエスキリストのように壁に木の杭で両手両足を貫かれ、はりつけにされていた。そして体には10本ぐらいの木の杭が体に刺さっていたそこからは血が少しづつ少しづつと垂れていた。

 

親妖 「誰か………俺を殺し…てく…れ!!」

 

理久兎が今、知っている最も残酷な殺し方だ。痛みの中で出血多量でゆっくりと死んでいく方法だ。しかも苦しいからと言って自分で自分を殺すこともできないなぜか両手両足に木の杭が打ち込まれて身動きがとれないからだ。そして誰も助けには来ない……なぜか理久兎がこの親分の部下の仲間も殺したから。妖怪の親分の声は誰にも響かず虚空の闇に消えていった。帰路についた2人はというと、

 

紫 「ありがとうございます御師匠様……」

 

理 「いいんだよ俺も離れたのは悪かったしね

   とりあえず明日から修行に入ろうか?」

 

紫 「はい!!」

 

そうして俺らは帰路についたのだったそして、雷鳴が轟き強い雨が降っていた空は今は綺麗な星と月が輝いていたのだった。

 


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