理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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どうもお久しぶりです読者様、風邪で寝込んでいた怠惰のクソ悪魔です。ポケモンの厳選作業の徹夜+昼夜逆転生活が仇となりました。やっているとついつい時間を忘れてやってしまう。失礼、それでは久々に本編へどうぞ。


第553話 本心とこれからの育み

視点は変わり地獄の地霊殿では、

 

理 「とりあえずこれで良し」

 

さと「申し訳ございません理久兎さん」

 

理 「良いってことよ気にすんな」

 

現在、怪物プラントによって粘液まみれになったさとりを風呂に入れて体を洗っていた。

 

さと「1人で出来れば‥‥」

 

理 「まぁ仕方ないこればっかりは‥‥」

 

怪物プラントに妖力を吸われ更にその後には強情を張り無理して戦闘をしたため枯渇状態になりかけている感じだ。そのため上手く体を動かせないこともありこうして洗っているといった感じだ。

 

理 「とりあえず体を拭いて髪の毛を乾かすぞ」

 

さと「はい‥‥」

 

申し訳なさと悔しさが入り交じるような表情で返事をするのだった。そうして髪の毛を乾かし体を拭きパジャマに着替えさせて、背中におぶり部屋まで運ぶ。

 

さと「‥‥理久兎さん聞いてもよろしいですか?」

 

理 「うん何だ?」

 

さと「‥‥私の裸を見ても何も感じませんか?」

 

理 「‥‥‥‥これといって何も‥‥」

 

さと「ムッ」

 

何でなのかは分からないが突然、俺の右耳をさとりはギュッと強く引っ張ってくる。

 

理 「痛い痛い痛い!?」

 

さと「どうせ私みたいなロリ体型なんかに魅力を感

   じるわけないですよね」

 

理 「どうしたんだよ急に!?」

 

さと「もういいです」

 

何でそんなツーンとした態度なんだよ。本当に女心ってのは何時まで経っても分からないもんだな。そうこうしている内にさとりの部屋まで辿り着く。扉を開けて中へと入り、さとりをベッドに寝かせる。

 

理 「とりあえず具合は大丈夫か?」

 

さと「えぇ問題ないですよ」

 

本当に何でまた急にそんなツーンとした態度になるんだ。何か変な事を言ったかな。

 

さと「理久兎さん貴方にはまだ仕事があると思いま

   すし部屋から出ていって貰っても構いません

   よ」

 

理 「いやまぁやることは粗方は何とかなってるか

   ら問題ないんだよね」

 

さと「廊下だとかの惨状はどうするつもりですか?

   言っておきますがそのままは許しませんよ」

 

理 「そこは今日中に鬼達へ依頼するから問題ない

   それに庭だってまぁあんまり頼りたくはない

   けれど宛はあるにはあるからそいつに依頼を

   しようと思っているからな」

 

何て言いながら断罪神書からお手製アロマストーンを取り出しベッドの隣のテーブルに置き調合したアロマオイルを垂らす。

 

さと「そっそうですか‥‥もうそこまで計画を経てる

   とは仕事が早いですね」

 

理 「まぁな‥‥」

 

次に断罪神書からティーポットと小さな雪平鍋そして湯飲みを取り出し浮かせる。まず雪平鍋に魔法で水を入れその後に人指し指に火を灯して下から温めその間に昔に永琳から貰った気力回復の効果があるブレンド漢方茶の茶葉を取り出しティーポットに入れ沸騰したお湯をポットに注ぐ。

 

さと「それは?」

 

理 「漢方茶さ今のさとりにはもってこいの物だ」

 

そうして蒸らしたお茶を取り出したカップにお茶を入れてさとりに渡す。

 

理 「ほらっ」

 

さと「いっいただきます」

 

湯気が立ち上るお茶を少しずつ飲んでいく。その間に使った道具を断罪神書に納める。そして全て飲み終えるとホッと一息つき、

 

さと「ふぅ‥‥何というか苦味のあるお茶ですね」

 

理 「とりあえず安静にして寝てなよその方が妖力

   も速く回復するから」

 

さと「はい‥‥理久兎さん」

 

理 「ん?何だ?」

 

さと「少しだけで良いです本当に少しだけ‥‥理久兎

   さんは私の事をどう思っているのか聞かせて

   下さいませんか?」

 

と、言ってきた。とりあえずベッドに座り、

 

理 「どう思っているかねぇ‥‥恋人?」

 

ズコッ

 

さとりは前へと倒れるがすぐに体勢を立て直し、

 

さと「いえまぁそうですけれどもっとこう具体的に

   話してくれませんか?」

 

理 「具体的‥‥具体的って?」

 

そう言われても何て言えばいいんだろうかと悩むんだよな。どう言うか悩んでいると、

 

さと「なら理久兎さんは私の事をどう思っています

   か?」

 

理 「それをつまり詳しく言えってこと‥‥か?」

 

さと「はい」

 

どうするかな。嘘をつくのは嫌いだしここは思ったことを口に出すか。

 

理 「大切な存在であり手放したくない存在かな」

 

さと「といいますと?」

 

根掘り葉掘りと聞いてくる気だな。仕方ない、告白を受けたあの時に思った本当の事を伝えるか。

 

理 「実はなお前から告白を受けた時、俺は嬉しか

   ったと同時にある事を思ったんだ」

 

さと「あること?」

 

理 「あぁ~うん‥‥最終的には俺に愛想つかして俺

   よりも良い男を見つけるのかなってねぇそれ

   ならそれで構わないって最初は思っていたん

   だけどね‥‥」

 

自分よりもいい男を見つけるのでは‥‥何て事を実は心の内では思っていた。俺って対して何もしてやれずのつまらない奴だから。それならそれで別れても、さとりが幸せなら問題ないとも思っていたんだよな。

 

さと「理久兎さん‥‥そこまで私は尻軽女では!」

 

理 「あぁ分かってるから‥‥最後まで言わせろ‥‥」

 

さと「‥‥続けてください」

 

もちろん、それは重々承知はしている。だがあくまで、もしの話で思っていただけだ。

 

理 「だがなお前と結ばれ関わっていく事にある感

   情が込み上げてきいた‥‥紫に対してもなかっ

   たあるものが心から込み上げてきたかな」

 

さと「そそ‥‥それって恋愛感情‥‥ですか?」

 

モジモジと顔を紅くさせて言ってくる。可愛い表情だな。恋愛感情に似ているけど違うような気がするが言って欲しそうだし言っておくか。

 

理 「そうとも言うかもしれないが少し違うかな‥‥

   込み上げたものそれは‥‥」

 

顔をさとりへと近づけニコリと微笑み、

 

理 「独占欲かな♪」

 

さと「ふぇ‥‥!?」

 

顔を近づけるのを止め元の体勢に戻り、

 

理 「言ったろ大切な存在であり手放したくない存

   在だって」

 

さと「理久兎さん‥‥」

 

理 「それにお前といる内に俺の独占欲は更に強く

   なった気がするんだ‥‥不思議な事にな♪」

 

実際、手放したくはないんだよな。前にもそんな不安な気持ちにもなっているしな。さとりの顔を見るとさとりは顔を真っ赤にさせ煙を吹かせてうつむいていたがキッと睨み、

 

さと「なっなら!私の裸を見ても何も思わないって

   どうなんですか何故なんですか!理久兎さん

   から見てもやっぱりこんな子供体型は‥‥」

 

と、声を荒げ最後は悲しそうに言ってくる。最後の方の言葉の強さからして恐らくコンプレックスになっているのかもしれないな。どうやら部屋に向かう途中での俺の何気ない言葉で不機嫌になっていたっぽいな。さて何て言うべきかな。

 

理 「う~ん俺ってさぁそういった事には疎くてな

   裸を見たからといっても他の男性陣とは違っ

   て何とも思えなくてな‥‥それが愛するお前で

   あったとしても‥‥な」

 

現にそれは事実だ。こうして長く生き過ぎているとそういった事に対しても虚しい事に何も思えなくなってくるんだよな。それに俺からしたら皆、年下であるため余計に何も感じれないのだ。

 

さと「‥‥そうなんですか」

 

理 「だが勘違いはするなよそれは誰であってもだ

   からな‥‥そしてさっきも言った通り俺はお前

   の事を大切に思っているそれはまごう事なき

   事実だ」

 

さと「‥‥大丈夫です知りたかった事は分かりました

   からどうやら私は色々と誤解をしていたみた

   いですね」

 

吹っ切れたような顔をしてさとりは、

 

さと「ですので理久兎さん私は貴方にそういった感

   情を抱かせてみせます見ていてください」

 

まさかな事を言ってきた。これには面白くつい、

 

理 「クク‥‥アハハハ♪そうか‥‥なら楽しみにして

   いるよさとり♪」

 

さと「はい♪」

 

やっぱり面白いそうでないとつまらないよな。

 

理 「さてとりあえず気力の回復もあるから横にな

   りなよ」

 

さと「えぇ‥‥」

 

湯飲みを預り断罪神書に入れる。そしてさとり布団をかけようとした時に思う。さっきの突然の耳引っ張り攻撃の仕返しをしてなかったなと。軽く仕返ししてやるか。

 

さと「理久兎さん?」

 

理 「そういえばさとりってさ今、普段よりも体が

   動かないんだったよな」

 

さと「まっまぁ段々と力が入るようにはなってきま

   したがそれが‥‥」

 

さとりが言いかける前にベッドドンなる行為をして押し倒す。

 

さと「ふぇ!?」

 

理 「体もあまり動かせないそしてさっき独占欲が

   強くなったって言ったじゃんそれなら~俺に

   何かされちゃうかもね♪」

 

さと「ふぇあっえっえぇ」

 

顔を紅くさせ、うるうるとした瞳が自分の見つめ恥ずかしそうにするさとりの顔がとても可憐だ。クスリと笑ってさとりの耳もとに顔を近づける。ここで「何てね」と言おうとしたが、

 

さと「理久兎さん‥‥遊びが過ぎますよ?」

 

理 「おっ!?」

 

さとりにそう言われすぐさまベッドドンを止める。さとりはジト目で此方を見て、

 

さと「さっき理久兎さんからあんな話を聞いてドキ

   ドキする訳ないじゃないですか」

 

理 「‥‥あちゃ~バレたか」

 

さと「まったくもう‥‥」

 

理 「ごめんごめん♪ほら今度こそ布団をけてやる

   からさ」

 

そうしてさとりを今度こそ寝かせ布団をかける。

 

理 「それじゃ俺は行くなまた様子は見に来るから

   その時に何かあったら言ってくれ」

 

さと「はい」

 

そうして部屋を出て体をグーと伸ばす。

 

理 「まぁあんなのさとりからしたらバレバレだよ

   なぁ」

 

チョロいから上手く引っ掛かってくれるかな何て思ったが引っ掛かってくれなくて残念だ。せめて赤面して気絶ぐらいしてくれたら面白かったんだけどな。

 

理 「さてとまずは彼奴らのところに行くか」

 

そうして自分はある場所へと向かうのだったが、さとりの部屋では、

 

さと「どっドキドキしたぁ‥‥」

 

先程の理久兎の悪戯は効果抜群だったみたいだ。

 

さと「なっ何とか真顔になれましたがはっはたして

   理久兎さんから見て真顔だったのか‥‥うぅ!

   理久兎さんのバカ‥‥!」

 

理久兎の顔を思いだし布団を深くかぶり悶えながらも、さとりは気力回復のため眠りにつくのだった。




怠惰「ではでは今回はここまでです」

千 「お主のリアル‥‥ここ最近、病弱すぎぬか?」

怠惰「ねぇ~俺も思うよ」

千 「どうせあれじゃろポケモン厳選作業をしてい
   て徹夜しまくって風邪引いたんじゃろ?」

怠惰「もう正解だね‥‥ブイズ厳選からラプラス厳選
   と遊びに遊んでいたら風邪引いて寝込んだみ
   たい」

千 「1回リアルのお主をシバ気に行くかの」

怠惰「止めて!?そんな事したら小説が今度こそ止
   まるから!?」

千 「まったく‥‥そういえばお主にこれをやろう」

怠惰「何これ?」

千 「チョコじゃよ遅れたがの」

怠惰「おぉありがとうね」

千 「今回はリア充を爆破とか言わぬのじゃな」

怠惰「まぁね何か知らないけどポケモン世界の相棒
   とか手持ちのポケモンから木の実とかチョコ
   とか貰ったからね」

千 「そっそうか‥‥」

怠惰「どうしたの何か複雑そうな顔をして?」

千 「なっ何でもないわい」

怠惰「そう?‥‥まぁありがとうね」

千 「うむ‥‥っとそろそろ終わろうか」

怠惰「だねそれでは今回はここまで」

千 「明日も投稿するからよろしくの‥‥投稿するん
   じゃよな?しないと‥‥分かるよのぉ?」

怠惰「流石にしますって‥‥えっとでは読者様!」

千 「さらばじゃ!」

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