これは理久兎が扉を壊す数分前である。
理 「さぁてここか………」
理久兎の前にはいかにも私は偉いぜ!という建物がある。
理 「どう開けようかな…前と同じで…いや待て
よ……」
理久兎はある想像をした。それは、
理 「終の秘剣カグヅチ!」
ドガーーーン!!
天狗「ギャー~火が木に燃え移った!」
天狗「消火を急げ!」
天狗「無理です!火の勢いが!!」
妖怪の山が大火事になった。
理 「やっちまった……」/(^o^)\
想像シーン終了。つまり木々がある山では火の扱いは細心の注意がいるという事だ。
理 「こうなると絶対仲間になってくれそうも
ない所か話すらしてくれないよなぁ………
しかも力で支配とか一番やったらダメな
やつだわ」
なおこれは当たり前である。
理 「どうするか……一か八かやってみるか」
そう言いこれまでとは違う構えに入った。
理 「仙術 四式 鎧砕き!!」
バーーーン!!
仙術四式鎧砕きこの技は名前のとうり相手の鎧や固い甲殻に向かって拳(霊力付き)をぶつけてその甲殻や鎧ともども破壊する技だいわゆる部位破壊と言うやつだ……これを受けるともちろん鎧や甲殻を破壊できるその他にも結界だとかも1発で破壊できるでもこれを生身の肉体で使うと普通に相手は死ぬ恐れがあるので使用にはいつも細心の注意をしている。そして、これを改良して作られたのが仙術十六式内核破壊だ。
理 (とりあえずこう言えばいいかな?)
理久兎は中に入ると一言、
理 「お邪魔しまーす!」(o^-^o)
これがここまでの回想である。中に入るとそこにまた天狗が立っておりその奥にはまだ幼い子供の天狗が2人そしてその奥には若くそして立派な羽を持つ天狗が座っていた。あれがボスなのだろう。
天魔「こいつが……侵入者」
文 「扉が……」
は 「ありえない……」
理 「ここのリーダーは…お前?」
と、言ったその時だった。
文 「はたて!」
はた「分かってる!」
突然2人の天狗の少女が猛スピードで理久兎に突撃してきた。
文 「いっけーー!!」
はた「くたばれ!侵入者!」
理 「何だ?」(・_・?)
だがその突撃は空しく理久兎は普通に回避した。
文 「嘘でしょ!」
は 「あのスピードを回避した!!」
だけど2人は気づいていない。
バーーーン!!
ここは室内だ。勿論全速力で飛べば壁に当たるだろう。
文 「痛~~~~!!?」
は 「痛てて…………」
2人は、ものの見事に壁に激突した。
理 「……………………」
天魔「……………………」
これを見ていた2人は何も言えない。
理 「え~とボスは君か?」
天魔「あぁそうだ…………」
2人は無視して気にしないことにした。
理 「とりあえず君を倒せばここのボスは俺か?」
天魔「いや残念だが違うな……」
どうやら違うようだ。こうなると戦う意味がないと思ってしまう。
理 「なんだ違うんだ……」
天魔「何だ?その男のテンションは……」
理 「今のここのボスは君じゃないってことは
誰かにボスの座をとられたの?」
天魔「そうなるな……」
どうやらボスの座は誰かに盗られたようだ。すると、
はた「ちょっと!私達を少しは気にしてよ!」
文 「あややや……」
と、壁に激突した2人は文句を言ってくる。そんなのは気にしないで、
理 「じゃ~そのボスは?」
文 「無視ですか?!」(*´・ω・)
は 「えっ?無視?無視なの?」
もう無視した方がいい。こっちは先程から手厚い歓迎で疲れているんだから。
天魔「それは……」
と、天魔が言おうとたその時だった。
? 「私らだよ」
理 「ん?」
天魔「げっ!?」
文 「何でこの人達が……」
は 「………………」((( ;゚Д゚)))
理久兎が壊した門から2人の女性と1人の子供が入ってきた。しかも特徴としては3人とも頭に角が生えている。
理 「君達は誰?」
? 「おっと悪いね私はここ妖怪の山のボス
鬼子母神の不動鬼
そう言って中央に立つ1人の女性が答えたのだった。