理久兎に向かって自己紹介をした女性彼女が今の妖怪の山のボスみたいだ…………
理 「へぇあんたがボスか…………」
美 「おうよ!で隣にいるのが………」
? 「伊吹萃香だよ♪」
と、ちびっこの鬼?が答え、
? 「そんで私が星熊勇儀だ」
いかにも姉御的な女性の鬼?が答えた。だがふと思った。
理 「1つ確認していいか?」
美 「なんだい?」
理 「君らって姉妹か?」
ついつい3人が横並びなおかつ角が生えているためそう思ってしまう。しかも丁度、萃香がいるため特にそう思ってしまう。
勇儀「プッ………ちっ因みに?」
理久兎は指をさして、
理 「長女(美寿々)次女(勇儀)末っ子(萃香)」
と、順番に指を指していった。これには美須々と勇犠は大爆笑だ。
2人「ぷっハハハハハハハハハ♪」
萃香「何で私は末っ子!?」
萃香は顔を真っ赤にさせて叫んだ。
勇儀「やっぱりそう思われるって♪」
美 「ぷっハハハハハハ♪」
理 「えっ違うの?」
萃香「違うって!」
恥ずかしいのか顔を真っ赤にさせて叫ぶ。この光景を見ている天狗達は唖然としていた。
天魔「鬼を相手に堂々としてるなぁ……」
文 「いっ命知らずも良い所だわ」
はた「あれ絶対に殺される!?」
と、呟きが聞こえてくる。自分はそんな簡単に死ぬ程、柔ではないのだが。すると、
美 「おっと本題を忘れるところだった」
理 「ん?本題って?」
美 「本題は、私らの領地でまぁ散々やって
くれたね若造………?」
どうやら攻めに来た事に美寿々は少しお怒りのようだ。天狗3人はびくびく震えていた。
3人 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
理 「いや~悪かった普通に入ったらいきなり
戦い挑まれちゃて……てへ☆」
美 「ほう我ら鬼にいい態度だね……だが今のお前
の言葉からは嘘の匂いがしないね?」
理 「嫌だな~俺は嘘が大嫌いなんだよ♪」
美 「ほう…………」
この場に針積めた空気が漂う。後ろにいる萃香と勇儀も不安に思ったのか、
萃香「ちょっとやばくない勇儀?」
勇儀「あぁ久々だよこんな空気は…………」
と、聞こえてくる。そんな空気ではないと自分は思うが周りはそうなのだろう。そして自分と美寿々の少しの沈黙が続いた後、
美 「フフフ………」
と、笑いだした。それに負けじと、
理 「ククク………」
自分も笑う。そして、
2人「ぷっははははははは♪」
自分と美須々は笑ってしまった。それにはこの場の全員は驚いていた。
萃香「なっ何!?」
勇儀「どうしたんだい2人は………」
文 「もっもう無理………」
はた「私も………」
天魔「おっおい!」
幼い2人は倒れて気絶してしまう。この針積め緊迫した空気から抜け出せたことに安心したのか力が抜けてしまったようだ。すると、
美 「気に入ったよ若造!!」
と、美須々が言ってきた。だが言えるのはもう自分は若造の年齢ではない。それ以前に美須々より年上だ。
理 「若造じゃなくて深常理久兎だよ♪」
美 「おっと悪いねそれは」
どうやら何かが通じたようだ。そのためか美須々はニコニコと此方を見ていると手を差し出してくる。自分はその手を握る。
ガシッ!!
そしてお互いに握手を交わした。
天魔 「どうしてこうなった…………」
萃香「何か通じあったね……」
勇儀「みたいだな……」
言う通り何か心から通じ会えた。それは確かだ。
美 「でっ?理久兎なぜこの山に踏みいった?」
理 「この山の頂点になるのが目的かな?」
間違ってはいない。とりあえず今の目標は山の頂点だ。
美 「なぜそのようなことを?」
理 「う~ん俺らの夢を叶えるためかな?」
美 「夢?」
理 「そっ♪う~んとりあえずそろそろ呼ぶか」
美 「何だ?」
萃香「呼ぶ?」
勇儀「理久兎の仲間か?」
天魔「また1人増えるのか………」
天魔は頭を押さえた。なお文とはたてはまだ気絶している。とりあえず大きく息を吸って、
理 「紫ちゃんカモ~ン!」
そう叫ぶ。すると自分の隣でスキマが開く。
紫 「何ですか?」
スキマから紫が顔を出した。理久兎と紫以外の反応は、
全員「そこからか!?」
と、皆まさかこの形で出てくるとは思わなかったのか目を点にしていた。
紫 「御師匠様…天狗は仲間に……え?!」
美須々達を紫は固まった。
理 「どうした紫?」
紫 「何で鬼がいるんですか!?」
と、驚きながら叫んだ。自分は今の状況を話すことにした。
理 「紫ここの支配下は天狗じゃなくて鬼
だったよ…………」
紫 「嘘!?」
まさか鬼の支配下になっているとは予想出来なかったのだろう。するとこの光景を見ていたメンバーは、
萃香「え~と理久兎だっけ?」
理 「あってるよで何チビちゃん?」
萃香「チビじゃなくて伊吹萃香!」
まだ名前を覚えきっていないためチビと呼んだら怒られた。無理もないが、
勇儀「とりあえずその子は誰だい?」
萃香「ちょ!勇儀それ私のセリフ!」
萃香があまりにも遅く話していたため勇儀が聞いてくる。
紫 「あっえ~と私は……」
紫が自分のことを言おうとした時、
理 「俺の1人娘♪」(^◇^)
理久兎の悪ふざけが始まった。
萃香「へぇそう…………は!?」
紫 「えっ!?」
勇儀「嘘だろ!?」
天魔「はい!?」
美 「……………………」
全員「はぁーーーーーーー!!」
全員は驚き叫んだ。まさかここまで言うとは思わなかった。
萃香「り…理久兎……子供いたの!?」
勇儀「その見た目でありえない……!?」
美 「そうかお前の娘か!」(゜▽゜*)
天魔「あははははは」
天摩は発狂しながら笑っていた。こう思われるのは無理もない。何故か端から見ると何でこの好青年に子供がいるの?と幼いときに何かやらかしてしまったの?みたいな感じに見えてしまうのだ。
文 「え!何事ですか!?」
どうやら気絶した者も起きたようだ。
はた「私はいったい……何この状況……」
まさにカオスな光景だ?
紫 「ちょ!御師匠様!!」
理 「うん何?」
紫 「娘って何ですか!?」
理 「えっ違うの?」
紫 「いや……あの…その」(///_///)
顔を赤らめ俯く。どうやら内心嬉しいようだ。
理 「とりあえず彼女達を落ち着かせるか」
紫 「そうですね…………」
そうして数分かけて理久兎と紫は実際の事を話し皆をなだめるのだった。
萃香「何だ~師弟関係か………」
勇儀「ビックリしたな…………」
天魔「本当に止めてくれ………」
文 「何話してたんだろ?」
は 「気になるなぁ」
天魔「お前たちには少し早いな……」
どうやら天魔は復帰したようだ。
美 「でも娘みたいなもんだろ?」
理 「まぁね♪」
紫 「もう…御師匠様は……」
また恥ずかしがってもじもじとする。
理 「所で何で鬼がいて驚いたの?」
紫 「えっとですね鬼を仲間にするのは天狗達
の後にやろうと思ったからです…………」
理 「そうなの?」
紫 「はい本当は天狗達を仲間にしてそして
鬼達に私達のことを知らしめれば興味
をもってやって来たところで仲間にし
ようと考えてました…………」
理 「ほ~う良く考えれてたじゃんか♪」
そう言いながら紫の頭を撫でた…………
紫 「ちょ!御師匠様恥ずかしいです!」
萃香「師弟関係というよりは」
勇儀「本当に親子みたいだな…………」
美 「でも私らと戦うとはね…………」
紫の予定とは大きく変わった。今、考えている事は、
理 (とりあえず鬼達も一気に仲間にするか)
色々と計画がぶっ飛んでいたため理久兎は考えてある策にでた。
理 「なら俺と賭けをしないか?」
美 「賭け?」
理 「そう賭けさ♪」( ^∀^)
萃香「どういった賭けをするの?」
どういった賭けをするのかと聞いてきたためお互いが納得するゲームをすることにした。
理 「君ら鬼とそして俺とで勝負するんだよ」
美 「ほ~う中々面白そうじゃないか」
理 「ルールはそうだね丁度君らの3人VS俺
でやるのはどうかな?」
美 「理久兎はそれで勝てるのか?」
勝てるのかと聞かれる。ぶっちゃけ正直分からない。
理 「分からないねでも俺は少なくても君ら
とは戦ってはみたいね♪それにいくら
不可抗力とはいえど喧嘩を吹っ掛けた
の事実だからね」
美 「はははは良いね♪気に入ったよその戦い
を受けよう♪」
美須々はそう言いゲームすることは決まった。
萃香「でっ?賭けの内容は?」
そして萃香の言った通り次は賭ける物だ。勿論、自分が要求する物は決まっていた。
理 「俺が全勝すればここのボスの座を貰うよ」
美 「良いよ私らは………で?そっちが負けたら
何をよこす?頂点の座をやるんだそれ相
応の物じゃないとね?」
勿論そこはフェアにやる。だからそれ相応の物を賭ける。
理 「俺の心臓をくれてやるよ♪」
勇儀「なっ!」
萃香「えぇっ!?」
紫 「嘘!!」
美 「お前は正気か?」
正気かと聞かれる。そんな自分は狂ってはいない。
理 「それぐらいの覚悟があるって事さ♪」
美 「その覚悟気に入ったよ勝負の日程は?」
理 「明後日で頼める?」
美 「良いよ!後あたしらがあんたを迎えに
行くからそうだな………朝の7時くらい
にここにいろよ?」
理 「あいよ」
美 「逃げるなよ?」
逃げるなよと言われてもまずこの喧嘩を吹っ掛けたのは自分だ。逃げる筈がない。
理 「こっちから戦いを挑んだんだ逃げるなんて
更々ないね♪」
美 「そうかい…行くよお前達……」
萃香「わかりました!」
勇儀「あいよ!」
そう言って鬼娘達は帰っていった。
紫 「御師匠様!!いくらなんでも!」
理 「安心しろ紫俺は負けね~よ♪」
負ける気は更々ない。ただ勝てると信じるだけだ。
紫 「なら絶対勝ってください御師匠様」
理 「なら約束しようか?」
紫 「約束?」
理 「うん絶対に勝つこれが約束だよ♪」
小指を立てて笑顔で言う。永琳の時には約束は守れなかった。だが今度こそは守ってみせると心に誓った。
紫 「分かりました絶対に守ってくださいね!
絶対ですよ!」
そう言い紫も小指を出してお互いの小指を絡め、
2人「指切りげんまん♪嘘言ったら針千本飲~
ます♪指切った!」
2人は指切りした。絶対に約束を守るために。
天魔「え~と所であんたら明後日までどうす
るんだ?」
理 「………………野宿かな?」
紫 「調べものです」
天魔「そっそうか……なぁお前はこの里で泊まっ
てきな………」
はた「正気ですか風雅さん?」
文 「あやややや!?」
天魔「正気だ後、本名で呼ぶな!」
はた「すいません昔の癖で…………」
天魔の名前は風雅というらしい。普通に良い名前だ。
理 「いいのかい?」
風雅「あぁ気にするな」
理 「そうか…なら世話になるよ♪」
風 「とりあえずはたて!」
はた「はい!」
風 「天狗全員起こしてここに呼びな!」
はた「かしこまりました!」
そう言うとはたては、外に飛び出ていった。そんなこんなで勝負の日まで世話になることになった。そして理久兎はあることを思い出す。
理 (あっ!鬼に説明するの忘れてた………)
そう理久兎の悪ふざけ等で自分達の本当の目的を説明するのを忘れていたのだった。