理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第59話 戦いの始まりまで

現在、鬼の住処へと茨木童子によって案内されていた。

 

理 「なぁ華扇ちゃんだっけ?」

 

華扇「合ってますよどうかしましたか?」

 

理 「確か君も四天王だろ?」

 

華扇「そうですね……」

 

理 「最後の1人は誰?」

 

萃香と勇義そして目の前の茨木華扇の3人しか見ていない。なら最後の1人はと気になったのだ。すると華扇は暗い顔をして、

 

華扇「え~と実の話なんですがをそのもう1人

   は現在行方不明なんですよ……」

 

理 「そうなんだ…えっとなんかごめんな……」

 

華扇「いえ……」

 

聞いては不味いことを聞いたなと思うのだった。そんな会話等をしてるとやっと鬼達の住み処の入り口であろう洞穴の前にたどり着く。

 

華扇「ここです……」

 

理 「ほうこの穴か…やっとついた長かった……

 

なぜ心でこんなに嬉しいのかというと四天王の会話の後から会話が全然なかったからだ。話かけても華扇は「そうですか」の一言で終わってしまうそのため会話が続かず黙りでここまで来たのだ。

 

華扇「こちらへどうぞ」

 

理 「了解……」

 

そして、また理久兎と華扇は洞窟の中へと入ってまた歩く。

 

理  (会話がなくて寂しいな……)

 

そんなことを考えながら歩いている。何よりも気まずい。すると目の前に救世主のように見える萃香が歩いてきた。

 

萃香「おっ!やっと来たね理久兎!華扇もお疲れ

   様♪」

 

茨 「いえ大丈夫です」

 

理 「萃香、久々♪」

 

萃 「お久~♪2人が心配だから見に来たよ♪」

 

話が続かなくて困っていたため萃香が来てくれると本当に助かった。

 

理 「そうか♪」

 

萃香「うん♪」

 

華扇「凄い仲良くなってる……」

 

萃香との会話を聞いていた華扇は少し驚いていた。そして萃香はニコニコしながら、

 

萃香「じゃ行こうか理久兎に華扇」

 

華扇「あっはい……」

 

理 「ほいほい♪」

 

そんなこんなで少しの道だが萃香のおかげで会話が少し成り立った。そして天井が大きく広い広場みたいな場所についた。

 

萃香「なかなか広いでしょ?」

 

理 「確かにな…だが鬼達は陽気だな」

 

萃香「アハハハ♪それが鬼達の本能だからね」

 

その光景は鬼達が酒を大量に飲みながら意気揚々と笑っているだ。だが一番目立つのは目の前に写る大きな鬼の石像だ大きさはざっと10メートルぐらいある。それはそれは大きな石像だ。

 

理 「でも一番驚いたのはあの石像だね」

 

萃香「あれは美須々様が造った石像だねここの

   シンボルだよ♪」

 

華扇「あれは本当に驚いたわ………まさかたったの

   2日で造るとは誰も予想出来なかったから」

 

理 「ヤバイだろそれ……」

 

萃香「美須々は常識を壊すようなお方だからね」

 

常識を壊す所かどうやってあれを組み立てたのかが逆に知りたくなってくる。だが理久兎は試合の事を思い出した。

 

理 「ところで俺と先に戦うのは?」

 

萃香「理久兎と先に戦うのは……」

 

勇儀「私だよ!」

 

と、声が聞こえその方向を見るとそこには盃を片手に歩いてくる女性、星熊勇儀だった。

 

理 「お!勇儀おひさ♪」

 

勇儀「おう!」

 

華扇「この人いつの間にみんなと仲良く……」

 

その時住みかでお留守番していた華扇だけは仲間外れだったためいつの間にか親睦の輪を広めている理久兎に驚くばかりだ。

 

勇儀「じゃあそこの舞台に行こうか」

 

理 「了解じゃ萃香♪戦えたら会おうね♪」

 

萃香「しっかり勝ってね♪」

 

勇儀「それつまり負けろってか!?」

 

と、そんな会話となっていく。華扇の方に顔を向けると、

 

理 「華扇ちゃんも案内ありがとうね♪」

 

華扇「あっはい…………」

 

そう言うと理久兎と勇義は戦いの舞台に上がっていった。そして残った華扇は萃香に、

 

華扇「萃香…………」

 

萃香「ん?どうしたの?」

 

華扇「あの人え~と」

 

萃香「理久兎のこと?」

 

華扇「そうですよ彼は大丈夫ですか?相手は勇儀

   だけど……」

 

華扇は少なからず心配をしていた。何せ相手は自分と同じ四天王の勇儀だからだ。

 

萃香「う~ん分からない……でもね」

 

華扇「でも?」

 

萃香「鬼子母神様のすごみを受けても普通に対応

   してるんだよねそれ所か普通にふざけなが

   ら遊んでたし……」

 

華扇「本当に何者ですか………普通に鬼子母神様

   のすごみをものとしないそれ所かふざけ

   るほどの余裕がある何て普通ならビビっ

   ても可笑しくない筈なのに…」

 

美須々はそれぐらいの実力があるため恐れられている。だがそれを平然と対応する理久兎に少なからず驚いていた。

 

萃香「本当だよね……とりあえず私らは、 

    理久兎の戦いを見学しようか?」

 

華扇「そうですね……」

 

そんなことを言って2人が席に行こうとすると、

 

風雅「間に合った……」

 

文 「なんとか…」

 

はた「2人とも速いって…………」

 

風雅に文そして はたてが飛来した。

 

萃香「おっ!天狗達じゃん!」

 

華扇「そう言えば貴方達も見るんでしたっけ……」

 

華仙が確認をとると風雅と文は肯定した。

 

風雅「そうですね……」

 

文 「妖怪の山のこれからが掛かってる戦いです

   からね……」

 

は 「早く布団にこもりたい……」

 

はたてに限っては早く帰って布団にくるまりたいらしいが、

 

文 「そう言わないのはたて!」

 

は 「はぁ~」

 

風雅「やれやれえ~ととりあえず私達も観戦

   出来る所を探さないとな」

 

と、風雅が呟く。それを聞いた萃香は陽気に笑いながら、

 

萃香「ん?なら皆で見ないかい?」

 

風雅「えぇ!いいんですか!?」

 

萃香「良いよ皆で見た方が楽しいからね♪」

 

風雅「ではご一緒させていただきます」

 

そんな会話をして彼女達は観客席に向かう。そして理久兎と勇儀が舞台の方に行くと美須々が目の前に立っていた。理久兎は笑いながら手を上げて、

 

理 「ヤッホー美須々♪」

 

美 「よう理久兎!まさか逃げないとは本当に

   たいしたもんだよ」

 

理 「だから言っただろ俺は逃げないよ、それに今は

   楽しみでね♪」

 

そう理久兎はこの戦いが楽しみでもあるのだ。月の都での武道大会ではは手加減するしかなかったのだがようやく少しは本気で戦えそうな相手をみつけたのだから。

 

美 「ほう……あんたとは本当に話が合うよ!」

 

理 「ちなみに一番好きな戦いは?」

 

美 「やっぱりね~♪」

 

理 「やっぱりかクスクス♪」

 

そう言うと理久兎と美須々は声をハモらせて、

 

2人「1対1のタイマンしかも無制限の部位

   破壊有りのな!!アハハハハハ!!」」

 

と、見事にシンクロした。

 

勇 「こっここまで、鬼子母神様と意見が合う

   なんて驚きだよ……」

 

これには勇儀も驚く他なかった。そして理久兎と美須々は笑い終わると、

 

美 「おっとそろそろ舞台に上がりな」

 

理 「あいよ~」

 

勇儀「分かりました!」

 

理久兎と勇儀が舞台に上がると、

 

美 「者共よ!聞こえておるか!」

 

鬼達「オオー~ーー!!!」

 

美 「今日この日我らに戦いを挑んだ勇敢な

   者が現れた!!しかも我を入れて勇儀

   それに萃香とも戦うぞ!!」

 

鬼達「マジかよ!ありえね~!!」

 

理 「ノリがいいなぁ……」

 

鬼達のノリの良さが結構すごすぎて理久兎も唖然としてしまう。

 

美 「その者の名は、深常理久兎だ!!」

 

鬼達「頑張れよ!!楽しみだ!!」

 

美 「なお今回の戦いで私ら3人が負ければ

   この理久兎が妖怪の山の頂点…つまり、

   ボスになる!」

 

鬼達「マジかよ!おもしれ~な」

 

美 「だが理久兎が私ら3人の内1人でも

   負ければ理久兎は、自らの心臓を差

   し出すそうだ!」

 

鬼達「正気じゃね~! 狂ってるな!」

 

理 「誰が狂ってるって?」

 

そこまで理久兎は狂っていない。勝てる見込みがないならこんな勝負は絶対にしない。

 

美 「ではこれより第1回戦…勇儀VS理久兎

   の戦いを始めるぞ!」

 

勇儀「手加減はしないよ!!」

 

理 「もちろんだお互い全力で殺ろう♪」

 

美 「では!試合開始!」

 

美須々の合図と共に戦いの火蓋がきっておとされたのだった。


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