鬼の住みかの試合場。そこで戦いの火蓋がきっておとされていた。
勇儀「いくよ!!」
理 「かかってきな!」
勇儀が右の拳で殴りかかるその力を利用して右手で受け流す。
シュンッ!
理 「あぶねぇ♪」
だが勇儀の攻撃はそれだけではない。
勇儀「おりゃ!」
理 「クソ!」
ダシュッ!
勇儀の攻撃は受け流されたが、そのまま足で踏ん張り体制を維持した左肘で裏拳を当ててきたた。自分はそれを左手で掴んでガードした。もしこんなのが当たれば骨が折れるぐらいでは済まされない。
勇儀「やるじゃないか!」
理 「そちらもね今度は俺だ!」
勇儀の肘を掴んだままで勇儀の足を右足で引っ掻けて体制を崩した。
勇儀「どわぁ!?」
理 「がら空きだ!よ
所に理久兎がも右の手で拳を作って殴りかかる。だが勇儀はそれを、
勇 「ふん!」
ガシ!
体制を崩されながらも自身の強い足腰で体制が悪いながらも耐え右手で拳を受け止めた。
理 「やるね!」
勇儀「お互いにな!」
バシッ!
お互いに少し睨んだ後に手を離し後退して元の体制に直す。一方観客席では、
紫 「御師匠様頑張ってください!」
紫も駆けつけて応援をしてくれいた。その他にも、
鬼達「行け~!そこだ!」
萃香「凄いね理久兎は!」
風雅 (あんな奴と戦えばそれは天狗達も負けるか)
ちなみに他の天狗達は山の警備をしている。そこため代表として風雅、文、はたての3人が見に来ている。
華扇「あそこまで勇儀と戦えるとは……」
美 「良いね早く戦いたいもんだよ!」
と、それぞれの思いを言いながらも応援をしていた。そして試合場へと戻りその後も理久兎と勇儀は殴り合っていた。
勇儀「やるね本当に!こんな戦いを経験したのは
久々だ!」
理 「俺もだいつも力をセーブしてるから丁度良い
ストレス解消だよ!」
ダン!
また理久兎と勇儀の拳と拳が合わさる。その衝撃で少し地面が揺れた。そして手を引いて、
理 「そりゃ!」
勇 「甘い!」
ダン!
そのまま理久兎が上段蹴りを放つ。それを勇儀は腕でブロックした。
勇儀「いいね!本当に楽しいよ!」
理 「アハハ気持ちはお互い様だね♪」
またまた観客席は、
鬼達「やっちまえ!お互いに頑張れよ!!」
萃 「ヒック頑張れよ!!勇儀!」
萃香はもう酒を飲んで見ているようだ。
風雅「もう飲んでるよ…………」
文 「これはいい記事を書く練習になりそう
です!」
はた「今考えるとあの人に突進したんだね……」
と、はたては若干恐怖を覚えていた。
紫 「御師匠様頑張ってください!!」
華扇「あれ?そういえばあの子誰?」
華扇は紫の存在に気がつく。すると美須々が説明を始めた。
美 「あぁ理久兎の娘だよ」( =^ω^)
華扇「そうです……はい!?」
萃香「鬼子母神様…華扇が混乱してるよ……」
華扇 (@_@)
華扇は信じられないのか目をグルグルと回して混乱していた。
萃香「華扇あれは理久兎の弟子だよ」
華扇「へっ!?あっそうですよね…」
美 「でもあいつは、娘みたいな者と言って
おったしな」( =^ω^)
茨 「そうなんですか…………」
華扇は紫を見る。紫の応援は鬼達の声で遮られる。だがそれでも応援し続けた。そして勇義と理久兎の戦いは攻撃と防御を繰り返していく。すると、
勇儀「さ~そろそろ終わらせてもらうよ!」
理 「奥の手か…………」
勇義は奥の手を使うために構えをとった。
勇儀「四天王秘技!三歩必殺!!」
そう唱えると勇儀は足を地面に叩きつけた。
勇儀「一歩!」
ドスン!
次の瞬間
グラグラグラグラグラ!!!!
理 「なっ!地震!?」
大きな地震が起こる。これにはさすがの理久兎も驚き足がすくんで動けなくなる。
勇儀「二歩!」
今度は勇儀自身の妖力が格段に上がる。それを勇義は一点に右の拳に纏わせる。
理 「やべ!動けね!」
地震のせいでみぶるいして動けない。
勇儀「三歩!」
そして勇儀は一瞬で理久兎に詰めよった。
勇儀「うぉりゃ!!!」
ガツン! バキン!
そして超がつく程の一撃で自分の顔面をぶん殴った。
理 「グハ!」
シュン!!ドズン!
それをまともに受けた理久兎は、血ヘドを吐いて壁に吹っ飛ばされ激突した。そして骨が砕けるような音がした。
勇 「手応えはあったな中々楽しかったよ♪」
またまた観客席は、
紫 「そんな!御師匠様!!」
鬼達「あの挑戦者いい線いったのにな~」
風雅「あの男もここまでか」
萃香「勝負あったかな………」
文 「理久兎さん負けちゃったんですか……」
はた「やっぱり鬼には勝てないよね……」
茨 「あの男、無茶するから……」
美 「なんだこの程度か……」
と、皆は理久兎は死んだと思い込んだ。これがそこいらの一端の低級の妖怪や神に人間ならこれを受ければ確かに必殺だ。だが読者様も分かる通り理久兎は、
理 「うぉ~!痛って!」
崩れた壁から叫びながら理久兎は出てくる。これには、
全員 !Σ( ̄□ ̄;)
全員は驚くことしか出来なかった。だが一番驚くのは、
勇儀「嘘だろ!確かに手応えはあったのに!」
勇儀だ。これまでこの技を受けて立った奴は大していなかった。いても美須々ぐらいだ。それを受けてまさか理久兎が立つとは予想だにしなかったのだ。
萃 (;゚Д゚)
これには萃香の酔いも覚めたようだ。それだけではない。
風雅「ファ!?」(゜ロ゜ノ)ノ
文 「おぉ!理久兎さんタフですね!」
はた「なんなのよあの男……」
華扇「ありえない…………」( ; ゜Д゜)
と、殆どの者は驚く。
美 「ほう!勇儀の三歩必殺を耐えたか♪」
紫 「御師匠様!!」
中には歓喜するものいた。というか自分を勝手に殺さないで欲しい。
理 「たくよ!お前ら勝手に俺を殺すな!」
コキコキ
そう言いながら壁に衝突したさい衝撃で折れたと思ったら折れてなく外れてしまった右肩の関節を戻しながらまた試合場に上がる。
勇儀「理久兎、お前何者だよ!三歩必殺を受けて
立ち上がった奴なんて美須々様以外で見た
ことないよ!」
理 「さ~ね~でも次は俺も技を打たせてもらう
とするよ!」
理久兎もある構えに入るそうかつて古代都市で力をたったの一発で沈めたあの技の構えだ。
勇儀「させるか!」
技を止めるために勇儀は殴りかかっただがもう遅い。今度は理久兎が一気にこの技が当たる位置まで勇儀との間合いをつめる。
シュン!!
勇儀「なっ!?」
理 「仙術 十六式 内核破壊!」
ストン!
技を放つ。そうかつて理久兎が使った技、内核破壊だ。しかも今回は破壊する部位の部分は、ずらしたが力は本来こめる分の約100分の1だ。つまり臓器は破壊しないけど凄く痛い。
勇儀「なんだ?今の技…………」
理 「今に分かるよ……」
そう告げた。勇儀はまだ分からなかった。この技がどれだけの痛みかをそして時はきた。
勇 「ブゥハ!!アッアア!」
突然、勇儀は血を吐きだした。
全員 !!(゜ロ゜ノ)ノ
勇儀「ふぅ…な…ふぅ…んだ……よ今の…技…ふぅ…は」
口からひゅうひゅうと鳴る。呼吸も辛そうだ。
理 「内部にダメージを与える技だよ♪」
勇儀「ゴフッ!」
理 「安心しなよ急所は外したから……」
勇 「負けひゅ…た…のは…私…だっひゅ…たか………」
バタン!
勇儀はそのままぶっ倒れた。言っておくが死んではいない。そしてこの場の全員が驚いた。何せ鬼の中でも最強の部類に入る四天王が破れたのだから。その光景を見て最初に口を開いたのは、
美 「勝者!深常理久兎!!」
鬼子母神の美須々だ。それ続き声が聞こえ出す。
鬼達「ありえね~勇儀姉さんが負けるって……」
紫 「御師匠様!!」
風雅「鬼を倒しただと……」
萃香「勇儀が負けるって……」
文 「すごい!凄過ぎますよ!」
はた「あり得なすぎるって!」
華扇「そんなことよりも勇儀を!!」
と、華扇が言う前に、
理 「ほら大丈夫か?」
勇儀の肩を担いだ。
勇儀「がは!お前…なに考え……て…るん…だ?」
理 「せっかく話が合う奴がいるんだそれに
ここで死なすのはもったいなくてね♪」
勇儀「…………そう…か…い……」
理 「勇儀を観客席で休ませてやってくれ!」
鬼達「あぁ分かった!」
そんなこんなで勇儀を観客席に避難させた。
理 「ふ~あれはマジでやばかったな結構
痛かった…………」
受けた頬に手を当てる。脳みそも揺れそして頬は腫れたが勝てたから良かった。
紫 「御師匠様無理はしないでくださいね」
理 「安心しろ俺は簡単には死なないよ♪」
風雅「でもこんな戦い初めて見たな…………」
美 「理久兎お前は何者なんだ?」
何者かと聞いてくる。それに対して、
理 「さぁ分からんな♪」
と、答えた。
文 「これは大スクープになりますよ!」
はた「本当になんなよこの人…………」
華扇「常識はずれも良い所です本当に………」
美 「ハハハこれはどうなるかね?」
萃香「次の相手頼むよ!理久兎!」
その一言を萃香が言うと、
理 「あぁもちろんだ!」
そう返事をした後理久兎は立ち上がり萃香と試合場に上がっていくのだった。