理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第67話 襲撃者現る

理 「ふぅ久々だなこう1人で旅をするのも」

   

 

自分は今旅に出ている。紫達にこの事を話した次の日に他の皆に発表したら全員「総大将!?」という発言をした。あれは見てて中々面白かった。だが本来の目的は紫に皆を任せるのが目的だ。今はまだ自分がいる。だがまた自分は死ぬ。そうしたら彼女には自分の代わりに皆を引っ張っていってもらいたいという自分の考えと美須々や風雅などの友達を持っておけば他の者にも頼ることも身に付けれるという考えがあった。紫には無茶させていると思うが頑張って欲しい。少し話がそれた。今の自分の話に戻る。

 

理 「紫ちゃんは大丈夫かな……」

 

少しばかしは心配だけど多分紫ちゃんなら大丈夫と俺は思っていたりする。そしてしばらく歩いていると

 

理 「ん?あれは団子屋か……」

 

理久兎が歩いていると近くに団子屋が見えた。

 

理 「入ってみるか……」

 

そう言って理久兎は団子屋に入っていった。

 

店員「いらっしゃいませ!」

 

二十歳ぐらいの若い女性店員が来た。

 

理 「え~と1人ね……」

 

店員「こちらへどうぞ…」

 

そういわれ席に案内された……

 

店員「ご注文は?」

 

理 「え~とみたらしにあんこね♪それとお持ち

   帰りでお握りできる?」

 

店員「えぇできますよ塩でよければですが……」

 

理 「じゃ塩お握り持ち帰りで3つお願いね」

 

店員「みたらしにあんこ後お持ち帰りで塩お握り

   3つですね……かしこまりました!」

 

そう言いって店の人は厨房に入っていった。

 

理 「のどかだな……」

 

そんなことをぼやいて数分待つ。

 

店員「お待たせしました!」

 

店の人が注文の品を持ってきてくれる。

 

理 「ありがとうね」

 

みたらし団子とあんこの団子そしてお持ち帰りの塩お握り3つが届いた。

 

店員「所でお客さん貴方は旅の方ですか?」

 

理 「えぇしがない流浪人です……」

 

店員「やっぱりそうでしたか……」

 

と、言ってくるが自分が旅人以外に何に見えるだと思うが気にしないでおく。だが何故そのような事を聞いたのかが疑問に思った。

 

理 「それがどうかしたんですか?」

 

店員「えぇ実はここ最近この辺に獣が出るみたい

   なんですよ……」

 

理 「獣?」

 

店員「えぇ多分妖怪だと思うですけどね」

 

どうやら獣が出没するらしい。だが店員の話通り大方は妖怪だろうと推測した。

 

理 「それが何かしたのかい?」

 

店員「えぇ何でも旅の人を襲っては食べ物などを

   盗っていくみたいみたいなんですよね………

   でも怪我はしたものの命は皆あったみたい

   ですけど……」

 

理 「ふ~ん 」モグモグ(゜~゜)

 

どうやら食べ物を持っていくらしい。しかも命は助かっているみたいだ。

 

店員「なのでお気をつけくださいね流浪人さん」

 

理 「御忠告ありがとうございます……後お勘定」

 

店員「はい!え~とひのふの……って!?お客さん

   少し多いですよ!」

 

理 「つりは入らないよ」ゴクン(゜~゜)

 

団子を飲み込み席から立ち上がる。

 

店員「いえしかし!」

 

理 「これはこの情報を教えてくれたお礼だと

   思ってよ……後、ごちそうさん」

 

店員「は~わかりました……」

 

理 「んじゃ俺は行きますね……」

 

店員「え~とまいどありがとうございました!」

 

そんなこんなで理久兎は店を出てまた歩くのを続けた。そして段々と日が落ちていき夕暮れ時になったそ団子屋でテイクアウトした塩のお握りを食べなりながら、

 

理 (う~むそろそろ寝るとこ考えるか)

 

食べながらそんなことを考えているとその時だった。

 

理 (右に気配ありしかも殺気を隠している

   ……ターゲットは俺か!)

 

理久兎が気配を察知した次の瞬間、

 

? 「が~~う!」

 

突然一匹の野生の動物?が何処からともなく自分に襲いかかる。理久兎はそれを、

 

シュン!

 

反射神経と勘を使ってうまく避ける。

 

ザーー!!

 

野生の動物?は避けられたため地面に足を引きずるようにして着々した。

 

? 「ガルルルルル!」

 

理久兎は避けてその獣に体を向ける。それと同時に月明かりに照らされてその野生の動物?の正体が分かる。

 

理 「あれは……確か……」

 

紫達と出会う前に噂で聞いたことがあった。山に住み1部の人間達からは神の使いと言われる食物連鎖の中でも最強の部類にいる獣それは、

 

理 「狼……?」

 

そう狼だ。またの名を日本狼。今の読者様がいる現代の日本では絶滅したといわれる伝説の狼だが、

 

理 「いや………あれはその子供か?」

 

理久兎が聞いた話だと小さいのは知っていたがそれよりも少し小さいことがわかるそれは紛れもなくまだ幼い証だ。

 

狼 「ワォーーーーン!!」

 

狼が月に向かい吠えるそれはまるで戦いの合図を告げるかよように、

 

理 「上等だ!来な!」

 

そして理久兎と狼の子供は対峙するのであった。


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