理 「うぉ!眩しいな!」
2匹の狼達に自分の血を飲ませたでも何も起きないと思ったら急に2匹が光だしたのである。
2匹「ワォーーーン!」
2匹の狼が夜空に向かって雄叫びをあげる。そして光が止むと、
? 「うぅ……何が……」
? 「お兄ちゃん大丈夫?」
? 「あぁ大丈……夫……!?」
? 「どうしたの……ってお兄ちゃん!?」
理 「まさかここまで変わるとはねこれを
やった自分自身もビックリだよ……」
理久兎の目の前には先程いた2匹の狼の姿はなく変わりに白狼天狗みたいに犬耳と尻尾がある全裸の少年少女がいた。
狼男「なんじゃこりゃ!!」
狼女「なんなのこれ!!」
狼男「おいゴラ!てめぇ!何だよこれ!」
理 「いやさっきいったとうり種族の壁を越え
たんだよ……」
疑心暗鬼に答える。だが狼女は自身の手足を見て驚き喜ぶ。
狼女「でも凄いよこれ!」
狼男「いや確かにそうだけど………てっ!おい!
病気は大丈夫か!?」
狼女「う~んなんともないかなさっきよりも
全然辛くないよお兄ちゃん」(⌒‐⌒)
どうやら病気も無くなったようだ。すると狼男は泣きながら崩れる。
狼男「そうかなら良かった本当に良かった…」
狼女「ありがとうお兄ちゃんでも凄いね人間
みたいな姿に……」
狼男「あぁなぁあんたいったい何者なんだよ…」
と、狼男が聞いてくる。
理 「俺か?」
狼女「うん…………」
理 「俺は深常理久兎またの名を神界序列第二位
深常理久兎乃大能神つまるところ君達の主
人さまぁ長いから理久兎で良いよ♪」
自身の本当の神名を答える。だがそれよりも、
狼女「神界?」
狼男「序列?」
と、そっちに話が言っていた。これは少し言い過ぎたと思った。
理 「う~ん簡単に言うと神様だよ♪」
狼女「へ~……え?」
狼男「今お前…神……様って………」
理 「うん俺の使い達には、真実を打ち明けよう
とね♪だから君らに俺の記憶を少し見せて
あげるよ…♪」
そう言って2人の頭に手を置いて自身の記憶を見せることにした。
狼男「なんだよこれ………」
狼女「記憶が流れてくる………」
記憶を見せること数分後、
理 「うんこんなものかな?」
そう言って理久兎は2人から手を離す。
狼男「大体はは理解した……」
狼女「本当に神様だったんだ……」
理 「そう言ってるだろ大体さ俺は嘘が嫌い
なんだよね」
狼男「ふ~ん……」
狼の兄はまだ信じられないのか疑心暗鬼で眺めてくる。
狼女「で、今の私達はあなたの神使で合ってい
るんだよね?」
理 「合ってる筈だよ俺の血を飲ませたからね」
狼男「そうか……なぁ~え~とマスター?」
と、突然マスターと言い出したため自分も訳が分からず、
理 「どうした急にマスターなんて?」
何て答えると狼男は恥ずかしがりながら、
狼男「いや……俺らの主人だからなこれから俺は
こう呼ぶよ……」
狼女「あぁ!なら私もそう呼ぶ!」
理 「分かったで…どうしたの?」
聞いてきた事に質問をすると突然狼の兄は涙目になって、
狼男「えぇとだな……妹を助けてくれてありが
とうな…ズズ」(*ノд`*)σ
しかも鼻水を滴ながらそう言ってきた。妹が助かって本当に嬉しいのだろう。
狼女「お兄ちゃん……」
理 「ハハハ♪俺は君のそういうところが気に
入ったから神使にしようとしたんだよ♪」
自分が求める神使それは腕っぷしもそうだが何よりも自分に挑んでくる奴が一番良い。それでいて思いやりの心があれば最高だ。
狼男「そうなのか……」
狼女「良かったねお兄ちゃん♪」
狼男「俺はお前が生きていればそれで……」
と、和気相合も良いのだが理久兎は考えながら、
理 「う~んでもそろそろ名前をつけないとね♪」
狼男「名前?」
理 「うんせっかくだしね」
狼女「名前……」
兄妹共に自分達の名前をどうするかと悩ませる。すると理久兎はある物に気がついた。
理 「良い名前は……ん?何これ?」
落ちていたのは木の板だが何か書かれていた。
理 「亜耶狛寺?」
理久兎が拾ったのはこの寺の看板だったこの寺が昔使われていた時の名前であろう字が刻まれていた、
理 「決めた!」
2人 ( -_・)??
理 「まず君が亜狛♪」
狼男「俺か!?」
理 「で、君が耶狛♪」
狼女「私の名前?」
理 「うん2人共これでいいかい?」
ただ単にその寺の名前をもじっただけだがそれでも充分な名前となった。それに対して2人は、
亜狛「いいですよ!今から俺は亜狛と名乗らせて
もらしますマスター!」
耶狛「私も異論はないよ!マスター!」
理 「そうかならよろしくな亜狛!耶狛!」
亜狛「はい!」
耶狛「よろしくお願いします!」
丁寧に2人はお辞儀をした。何と丁寧なのだろう。
理 「そしたら次は服を探さないとね……」
亜狛「言われてみると俺ら人間の所でいう全裸
なんだよな……」
耶狛「なら服を探しにレッツゴー!」
亜狛「いやそんな簡単に落ちてる物じゃないぞ
耶狛?」
亜狛の正論に理久兎は反論した。
理 「何を言ってるの亜狛?」
亜狛「うん?どういうことだ?」
理 「服はね山賊達から頂戴するものだよ♪」
山賊が現れた。よし剥ぎ取ろう!という考えだ。どっちが山賊だか分かったもんじゃない。
亜狛「えっ!?」
耶狛「ならそうしよう!」(о´∀`о)
亜狛「つ…ついていけるかなぁ……」(;´Д`)
そんなこんなで理久兎に神使ができたのであった。