理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第71話  神使の能力

亜狛と耶狛が神使になってから3日が過ぎて昼時の事。

 

亜狛「ガツガツ!ガツガツガツ!ガツ!」

 

耶狛「ムシャムシャ!ムシャムシャ!」

 

2人は食事にがっついていた。

 

理 「旨いか?」

 

亜狛「まじでうめぇよマスター!」

 

耶狛「昨日も食べたけど飽きないよ!」

 

今は見て分かる通り昼飯を食べてる所だ。2人が俺の神使になって3日目になる。昨日は運が良く山賊が通ったのため服を2つ頂戴した(今回ふんどしは1貰ってそいつはもろだしになった)。そして今現在、2人がお腹がすいたとのことでこうやって昼飯を食べてるところだ肉は鹿からとった鹿肉を有名なハンティングゲームのように焼いて食べている。肉を回している時に有名な鼻歌を奏でたくなる。そして数分後には、

 

亜狛「ごちそうさまでしたマスター!」

 

耶狛「ごちそうさまマスター♪」

 

理 「お粗末様でも食うの早いな本当に……」

 

食事の時間が僅か20分。とても速いいや速すぎる。

 

耶狛「マスターのご飯がおいしいからだよ」

 

亜狛「それは、賛成だな耶狛」

 

理 「ハハハ♪作ってる本人からすると嬉しい

   事を言うね♪」

 

そんなこんなで、理久兎達は食事を終えて一息ついていると、

 

亜狛「ところでマスター」

 

理 「なに?」

 

亜狛「マスターはどこへ向かっているんだ?」

 

と、何処に向かっているのかと聞いてくる。それについての返答は、

 

理 「そうだな~目指すは遥か西の天竺(てんじゅく)だ!」

 

耶狛「天竺(てんじゅく)だよお兄ちゃん!」

 

亜狛「マスターあんたはどこの坊さんだ?そして

   耶狛お前ものるな……」

 

なお決っして西(ピー)記でもなければ珍(ピー)記そして最(ピー)記でもありません。

 

理 「ハハハ♪まぁでも遥か遠い地を目指して

   いるのは間違いないよ♪」

 

耶狛「そうなんだ……」

 

亜狛「ふぅ~んでどこまで歩くんだ?」

 

今度は何処まで歩くのかと聞いてくると、

 

理 「ここは大和の国というのは分かるよね?」

 

亜狛「あぁそれは分かる」

 

耶狛「うん…………」

 

理 「俺が目指すのは大和を抜けた先さ」

 

彼方の方向へと指差して理久兎は答えると、

 

亜狛「てことは海を越えるのか?」

 

耶狛「まさか……」

 

理 「越えるよ勿論ね♪」

 

越えなければ遠くの地へとは行けない。それは常識だ。

 

亜狛「なら俺らの能力が使えるかもしれない

   な……」

 

耶狛「お兄ちゃん……」

 

理 「そういえば亜狛能力もちだったね……」

 

亜 「あぁそうだよマスター……」

 

耶 「……………………」

 

2人は凄く気まずそうな暗い雰囲気になる。それを感じた理久兎は、

 

理 「何か訳ありか?」

 

亜狛「あぁまぁな…‥…実はな俺ら兄妹はある時を境

   に能力があるって分かったんだよそれを使う

   のが楽しくてな……」

 

耶狛「でもねそれを群れの皆に見せたらね……」

 

亜狛「俺らは群れから追放された……」

 

理 「……………………」

 

このような話は人間の世界でもよくある。自分達と何かが違えばそれは怖いという感情が支配する。そしてそれを排除しようとする。その習性で狼の群れを追い出されたのだろう。

 

耶狛「そして私達は路頭に迷ったの……」

 

亜狛「そんで何とかあの時の寺に着いてなそこを

   拠点にしたんだが……」

 

耶狛「その後、私が病気になって……」

 

亜狛「俺はそれを見てどうしても妹を助けたかっ

   た………そんで旅人達があの森を通る時に襲 

   って食糧を確保していた……それが1週間続

   いた…」

   

理 「で、その時に俺が偶然通りかかって今に至る

   と……」

 

亜狛「そうなるな……」

 

その話しは重すぎる。そのため話題を逸らそうかと考えた。

 

理 「成る程ね……その君らの能力は?」

 

亜狛「俺の能力は『空間を越える程度の能力』」

 

理 「なるほどねそれを使ってあの時あの

   短距離のワープをしたのか……」

 

亜狛「まぁそうですね……」

 

それでいきなり襲いかかってきたようだ。もしあれが自分でなければもれなく餌食だ。

 

耶狛「それで私が『拡大縮小させる程度の能力』」

 

理 「色々と大きくできるんだね」

 

耶狛「そうなんだよ♪」

 

こう聞いていると2人の能力は実にユニークな能力だ。上手く使えばとても使える能力だと理久兎は思った。

 

理 「2人とも中々ユニークな能力だねつまり

   亜狛の能力でワープすると

   いうことかな?」

 

亜狛「あぁだがなマスター、ワープするとなると

   それは俺しかワープが出来ないんだよ……」

 

理 「どういことだ?」

 

よく分からないため理久兎は亜狛に説明を求めると、

 

亜狛「俺の能力は俺以外の者に使うと俺がワープ

   出来ないつまり ワープできるのは最大で

   も1人だけそれ以上は容量オーバー……」

 

理 「え?じゃ~どうやってワープするの?」

 

耶狛「マスターそこで私の能力を使うのですよ」

 

理 「どういことだ?」

 

亜狛と同様に耶狛にも聞いてみると、

 

耶狛「簡単に言うとね私の能力でお兄ちゃんの

   能力の限界容量を拡大させるんだよ♪」

 

理 「なるほどね容量を拡大するのか……」

 

理久兎は思ったこの2人が揃ったらなんでもできそうだなとそして理久兎は2人に頼む……

 

理 「じゃ2人ともはるか西まで頼めるか?」

 

亜狛「あいよマスター!」

 

耶 「イエスマスター!」

 

そして亜狛が何か穴みたいなものを作る。その穴は人が1人入れるかなぐらいの穴だ……そこに耶狛が亜狛の肩に触れる。すると穴がさっきよりも拡大して穴の中にその景色が見える。

 

亜狛「ここでいいかマスター?」

 

理 「問題無いよ!」

 

耶狛「じゃあここに繋いで!」

 

亜狛「あいよ!」

 

そう言うと穴が繋がった。

 

亜狛「これであっちに行けるよマスター」

 

耶狛「でもねいくら能力で広げてもこの穴に

   1回入るとその穴は崩れてしまうの」

 

理 「つまり片道か……」

 

亜狛「そう言うことですではマスター

   行きましょう!」

 

耶狛「行こうよマスター!」

 

理 「だな!」

 

そんな感じで俺らはその穴に入っていくのだった。

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