理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第73話 2人の特訓と新魔法

暖かい日差しが照らすとある昼下がり。

 

理 「ほらほらお前らどうした?」

 

亜狛「くそ!」

 

耶狛「うぐぐぐ……!」

 

今俺らは何しているかというと、

 

理 「もう少しイメージをしてみろ」

 

亜狛「そう言われても!」

 

耶狛「難しい~~」(´;ェ;`)

 

理久兎がやっているのは2人の妖力と神力の特訓だ。何故このようかなことをやっているかというと3日前に2人から頼んできたのだ。確かに自分自身も2人を特訓させようと考えていたから丁度良かった。そのため特訓中だ。

 

理 「う~んとりあえず前にも言ったけどひと

   まず頭の中で球体を作るんだよそれを現

   実に具現化する感覚で♪」

 

亜狛「う~ん………」

 

耶狛「うぐぐぐ……」

 

そうすると2人の手から黒いような球体が出現した。

 

理 「良いぞその調子だ」

 

亜狛「ぜぇ~ぜぇ~」

 

耶狛「はぁ~はぁ~はぁ~」

 

理 「それを後5分ぐらい維持し続けてね♪」

 

亜狛「了……解……」

 

耶狛「あ…い……さ……」

 

そうして5分後、自分は手を叩いて、

 

理 「いいよ!」

 

亜狛「あぁ疲れる…………」

 

耶狛「何とか出来た……」

 

理 「さてと今日は終わりだよお疲れさん♪」

 

もうかれこれこの特訓も合わせると約5時間ぐらいしている。この他にも体力を鍛え上げるためにフリーランニングで10Km走ったり精神力を鍛え上げるために滝行させたりと他にも色々とやっている。

 

亜狛「本当にマスターの修行はきつい」

 

耶狛「アハハ確かに……」

 

理 「そうか?」

 

敢えて言いたい。これはまだ序ノ口だと。すると亜狛と耶狛は頭をペコリと下げて、

 

亜狛「じゃマスター先に失礼します」

 

耶狛「失礼するね♪」

 

と、言ってくる。そして思い出した。

 

理 「あっそうだ帰ったら洗濯物しまっておいて」

 

亜 「了解しました」

 

耶 「はいな!」

 

洗濯物をしまっておいてと頼み2人は今の住みかにしているところに帰っていった。

 

理 「さて俺も少し魔法開発するか……」

 

そう言うと前回のように

 

ぽい!

 

手帳型の断罪神書を上へ放り投げて手帳型から本の形に大きくなって下に落下してくる所で、

 

パシ!

 

キャッチしてページを開く。

 

理 「え~とどんな魔法を作ろうかな……」

 

理久兎は考えていた。そしてふとあるページが気になった。

 

理 「ん?なんだろう凄い気になるな」

 

そう思うとすぐにそのページを開くそのページに書かれていたのは、

 

理 「断罪魔法?」

 

そうこれまで理久兎は、色々な魔法を作り魔力もけた違いに高いためか遂にこの魔道書の最上級魔法である断罪魔法が使えるようになったのだ。勿論だがその文字は一般人は読むことは出来ないましてや読めたとしてもSAN値が大変なことになる文字だ。

 

理 「え~と魔法の名前は……」

 

理久兎は恐る恐る魔法名を見てみると、

 

理 「え~と拷問煉獄車輪?他には……

   鉄の処女(アイアンメイデン)?後は、氷獄の部屋(コキュートス)?」

   

 

なぜか名前からしてガチでヤバイ名前(中二病臭い)のものばかりだ。だが当の理久兎は、

 

理 「どういう魔法だ?」

 

ぜんぜん理解できていなかった。

 

理 「ものは試し……やってみるか!」

 

そう言って理久兎は断罪神書の魔法名を唱える。

 

理 「試しに鉄の処女!」

 

そう唱えるすると魔力が消費されたのを感じた後、理久兎の目の前に人が1人入れそうな大きな鉄の物体が現れる。

 

理 「これが鉄の処女?」

 

理久兎は恐るべ恐る触ろうとする。すると

 

ガキン!

 

理 「うわっ!」

 

突然鉄の処女が扉を開けた。

 

理 「うわ~針がいっぱいだな……」

 

理久兎が覗くとそこは無数の針だらけだ。入ったら確実に死ねる。

 

理 「成る程この中に人を入れてって事か」

 

理久兎がこれの本来の使い方を知った瞬間だった。

 

烏 「カー!カー!」

 

理 「うん?」

 

気づくともう夕方だカラスが鳴いている。

 

理 「おっといけな早く帰らないと!その前に

   これをしまわないと」

 

そう言って理久兎は目の前の鉄の処女の魔方陣を消す。すると鉄の処女の形も消える。

 

理 「これでOK!さ~て晩飯何にしようかな」

 

そんなこんなで理久兎は、新たに覚えた魔法のことと夕飯のメニューを考えながら住みかに帰っていった……


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