昼の日差しが冬の寒さを和らげる。そんな中、
耶狛「フン♪フン♪フン♪」( ≧∀≦)ノ
理 「耶狛はご機嫌だな」( =^ω^)
亜狛「そりゃもう……」
理久兎達は廃村のガサ入れして地蔵の説教を回避した。その中で亜狛と耶狛はお宝を見つけたみたいだ。そのためか耶狛が自分に巫女服の手直しを頼んできた。勿論全て虫食いだとかを直してしかも元の状態のように綺麗にした。そしてそれを耶狛が今着ている。
耶狛「いえ~~い♪」
新しい服を着れて耶狛はとても大喜びだ。直した甲斐があった。
理 「ハハハ直した甲斐があったよ」(≡^∇^≡)
亜狛「本当にありがとうございますマスター」
理 「なぁに気にするな♪」
そんな感じで歩いていると理久兎は懐かしい場所を見つけた。
理 「おっ!ここは懐かしいね♪」
亜狛「なんですか?」
耶狛「ここは?」 (・_・?)?
そう理久兎が見つけたのは昔、亜狛と耶狛が出会う数時間前に寄った団子屋だった。
理 「団子屋だよ昔ここに来たんだよね♪」
亜狛「何時ですか?」
理 「俺がお前らと出会う数時間前にね♪」
耶狛「もう50年前の店なんだ!」
と、耶狛は驚いていた。だが丁度、理久兎は小腹が空いてきていた。そのため寄ろうと考えた。
理 「寄ってくか?」
耶狛「行く!行く!」(>∀<)
亜狛「え~とでは私も……」
理 「了解ね♪」
そう会話をしながら3人は店に入った。
店員「いらっしゃい……」
すると60代ぐらいの女性店員が声をかけて来た。
理 「3人ね♪」
店員「あい♪こちらへどうぞ♪」
そう言われ席へ案内された。そしてお茶を貰うと、
店員「ご注文は何にしますか?」
理 「みたらしとあんこね後…そうだね塩お握り
を3つ貰えるかい?」
それを聞くと店員は驚いたかのように口を開けた。
店員 ( ̄□ ̄;)!!
理 「どうかしました?」
店員「いや昔にあんたみたいな男前さんも同じ
事を言ったからね……え~と……お握りで
きますよ♪」
理 「じゃお願いね♪」
店員「え~と承りました♪」
そう言って店の人は奥の厨房に向かった。すると亜狛が話しかけてきた。
亜狛「所でマスター」
理 「どうした?」
亜狛「マスターの拠点に向かっているんです………
よね?」
理 「うんそうだよ♪」
亜狛の質問に肯定する。すると笑顔で、
亜狛「記憶で見た限りいい環境ですね♪」
理 「あぁとてもいい所だよ水は綺麗だし木々
は生い茂ってるしね♪」
と、自分の住みかについて話をしていると、
グゥーーーー!!!
それをぶち壊す音がなる。
耶狛「お腹がすいたよ~~」
理 「待ってろすぐ出来るから」
と、耶狛に言い聞かせる。旨い物と言うのは時間が掛かるものだ。そうして待つ事、約1分が経過する。
店員「お待ちどうさま…………」
みたらし&あんこの団子が6つずつと塩お握りが3つ届いた。
店員「ご注文はよろしいですね?」
理 「えぇあってますよ♪」
店員「ごゆっくりどうぞ……」
そう言うと店の人は奥に向かった。そして、
耶狛「いただきます~~!!」
そう言うと耶狛は団子を食べ始めた。
亜 「ちょ!俺の分は渡さないぞ耶狛!」
負けじと亜狛も団子を食べ始めた。この時、理久兎は2人を見て、
理 (う~ん2人に少し挑戦をさせるか)
あることを考えながら団子を食すのだった。そして数分後、
耶狛「お腹いっぱい!!」
亜狛「確かにね♪」
お腹が満足になった2人にある提案を持ちかける。
理 「なぁお前達」
亜狛「何ですか?」
耶狛「何かするの?」
理 「あぁそうだ♪お前らさ紫ちゃん達にケンカ
吹っ掛けてきなよ♪」
と、然り気無く結構怖いことを言うと、
亜狛「ちょ!マスター吹っ掛けるって!?」
耶狛「マスターその紫ちゃん?って強いの?」
強いのかと聞かれる。実際凄く強い筈だ。
理 「あぁ紫ちゃんは強いよ♪今の紫ちゃんなら
そこいらにいる上級妖怪ぐらい瞬殺出来る
実力は持っていると思うよ?」
亜狛「因みにそれってマスターの記憶にあった
あの女性ですか?」
理 「そうだよ♪」
耶狛「何で喧嘩を吹っ掛けるの?」
今度は何故喧嘩を吹っ掛けるのかと聞いてくる。それをありのまま話した。
理 「理由は単純さ♪今の百鬼夜行の実力測定
そして亜狛と耶狛が今どれだけの成長を
しているかを見極めるためだよ♪」
それを聞くと2人は納得したのか、
亜狛「そうでしたか……わかりました!その喧嘩
やらせてもらいます」
耶狛「私もやる!」
と、了承をした。
理 「分かったもし2人か紫ちゃん達のどちら
かが危なくなったら俺が止めるからその
つもりでね♪」
亜狛「分かりましたマスター」
耶狛「了解~♪」
これは楽しくなりそうだと理久兎は思った。
理 「話しは決まったな店員さんお勘定ね!」
店員を呼ぶと手を拭きながらやって来る。
店員「まいどありがとうね……800円ね」
理 「はいよ♪」
そう言われてお勘定を払う。払うのだが、
店員「あら?お客さん多いよ!」
お釣りが多いと言ってくる。だがそれを昔みたいに笑顔で、
理 「つりはいらないよ♪それに大騒ぎした
迷惑料さ♪」
店員「あら!?……ふふっ♪本当に昔に来た男前
さんにそっくり♪」
理 「ハハハ♪ありがとうね後お元気で♪」
亜狛「ごちそうさまでした」
耶狛「お団子と塩お握りありがとうね♪」
店員にそう言って理久兎達は店から出ていく。
店員「クスクスやっぱりあの男前さんか♪」
店員はそう呟くがその声は誰にも聞こえなかったのだった。そして外へと出た理久兎達は、
理 「とりあえずお前達の装備を整えて行くぞ!」
亜狛「了解マスター!」
耶狛「イエスサー!」
そんな感じで理久兎達はは妖怪の山に向かうのだった。