理の神様は何を見る   作:怠惰のクソ悪魔

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第91話 百鬼夜行の進撃

前回晴明が村の中に侵入してスニーキング開始しようとしている時間辺りに戻る。スキマの中では、

 

理 「やっぱりこのスキマの内部は何とも言え

   ないね」

 

紫 「ふふっそうかしら?」

 

不思議な光景なのは良い。だが問題は、

 

美 「私は何時も慣れないな」

 

風雅「すまんが我もだ…」

 

ゲン「俺もです……うっぷ……」

 

この通り皆は吐き気を訴えていた。最初は自分も吐き気が出ていたが今ではもう慣れたものだ。

 

耶狛「すご~い目がいっぱい!」

 

亜狛「はしゃぐなよ邪狛……」

 

萃香「お酒お酒♪」

 

勇儀「おっ!萃香私にも分けてくれよ♪」

 

華扇「この2人は何時もと変わらないわね

   うっ気持ち悪い……」

 

この2人の肝の座り方は凄いものだ。逆に感心してしまう。だが結構暇だ。

 

理 「待ち時間の間、俺らはどうする?」

 

紫 「なら作戦会議をします?」

 

理 「作戦ね……」

 

紫に作戦会議と言われ考えると某RPGゲームの作戦を思い付く。

 

理 「ならガンガンいこうぜ!で♪」

 

美 「その作戦でいこう!」

 

冗談のつもりで言ったのだがその作戦に美須々はのった模様。

 

風雅「えっ!?」Σ(゜Д゜)

 

ゲン「ちょっとそれは……」

 

耶狛「オー!実にシンプル!」

 

亜狛「おいおいマスター……」

 

紫 「御師匠様もう少し真面目に……」

 

結果的に皆からの不評が多かった。無理もないだろう無鉄砲すぎるのだから?

 

理 「ハハハ冗談だ…地理的にはどんな感じ?」

 

理久兎はその場所の地理について聞いてみると紫が教えてくれる。

 

紫 「私が見たところこの村には西、南の位置に

   それぞれ門があるわそして北の方の洞穴に

   御師匠様の偽者が住んでいるって感じです

   わねね…」

 

理 「成る程ねならまず何処の門から攻めるか……

   亜狛お前なら何処から攻める?」

 

亜狛に話をふると亜狛は目を見開いて驚く。噺をふられるとは思いもよらなかったのだろう。

 

亜狛「俺ですか!?」

 

耶狛「どうする?お兄ちゃん」

 

亜狛「そうですね…なら南からで……」

 

亜狛は何となくに南を提示した。それを元に戦略を立てることにする。

 

理 「分かったなら亜狛の意見を取り入れて作戦を

   言うよ」

 

紫 「分かりましたわ♪」

 

理 「でだその具体的な作戦は……」

 

理久兎は考えた具体的な作戦を数十分程かけて紫達に述べるのだった。

 

美 「ほう!いいね!」

 

風雅「ふむ、悪くない話ですね」

 

ゲン「俺らは大いにお願いしたいですね」

 

紫 「私も反論はないわ」

 

理 「なら決まったら皆に伝えてきて貰える

   かい?」

 

美 「あいよ!」

 

風雅「わかりました」

 

ゲン「了解総大将!」

 

紫 「わかりました♪」

 

そうして理久兎の考えた作戦は全員に伝えられたのだったここで理久兎が考えた作戦を書きます。

理久兎が考えた作戦は南の門を美須々と鬼達、他の妖怪達が破壊し相手を陽動しつつそのまま進撃を開始し風雅達天狗は上空から敵を奇襲し南門の鬼達を援護しつつ敵を撹乱させていき最終的には広場で理久兎と合流する。

次にゲンガイと河童達は量産に成功した火縄銃を使って西門の方からスキマを使って侵入そして西門付近の妖怪達を一網打尽にしながら広場まで移動。

理久兎と亜狛と耶狛そして紫とで広場の方にスキマで移動した後そのまま内部から妖怪達を殲滅して崩していく。そしてある程度の雑魚を片付けた後は萃香に指揮をさせて残りの雑魚を片付けつつ俺と亜狛、耶狛そして、紫に美須々と風雅、ゲンガイそして、何名かの河童を引き連れて俺の偽者共を駆逐するそれが今回の作戦だ。

 

美 「偽者共を潰すか♪」

 

風雅「本当ですねプライドが許さないので」

 

ゲン「さ~て河童の火縄銃の力を特と

   見せないと♪」

 

紫 「御師匠様そろそろ時間です……」

 

その言葉を聞き理久兎は断罪神書から空紅と黒椿を取り出して皆に最後の警告を言う。

 

理 「もう一度全員に言う奴等全員を潰すぞ!

   これには対等(フェア)精神は関係ないこれは害虫

   駆除だ慈悲をかけるな!危なくなったら

   即座に後退しろ!こんなことで命を捨て

   るな!」

 

全員「おぉ~~~!!!」

 

 

理 「じゃ~出撃!」

 

その言葉と共にスキマが開き外の景色が広がるのであった。ここは理久兎(偽)の拠点の南門側、

 

妖偽「いや~誰か戦いに挑みに来ないかね」

 

妖偽「ハハハ♪何を言ってるんだ?俺らは天下

   の百鬼夜行だぜ?戦いに挑みに来る奴が

   いるのかよ?」

 

妖偽「それもそうだな!ハハハ♪」

 

そんなことを言っているとスキマが展開される。

 

妖偽「なんだこれは!」

 

妖偽「おいなんだあれ……」

 

そのスキマから無数のの妖怪達が溢れ出てくる。

 

妖偽「な!鐘をならせ!」

 

妖偽「わかった!!」

 

カラン!カラン!カラン!

 

妖偽「なんだこの音は?!」

 

妖偽「これは敵襲だ!」

 

広場のほうが騒然としていく。そして無数の妖怪達の中から1人の鬼の女性が前に出るそう美須々だ。

 

美 「さてと……おりゃーー!!」

 

ドガーーーーーン!!

 

美須々ほ南門を殴って粉砕したこれが本当のドアノック(粉砕)だ。

 

美 「いくぞ!お前ら!全員叩き潰せ!」

 

全員「おぉ~~~!!!」

 

鬼達「美須々様に続け!」

 

妖怪「殺るぞ!!」

 

妖怪「偽者共を殺せ!!」

 

美寿々の指揮で他の妖怪達の指揮が上がる。

 

萃香「さ~て楽しむか!」

 

勇儀「ひと暴れいくか!」

 

華扇「偽者共は全員絞める!」

 

勿論この3人も美寿々と共に敵陣へと乗り込む。そして上空では、

 

風雅「いくぞ皆のものよ!!」

 

天狗「天魔様の名を語った不届きな奴等は全員

   皆殺しだ!!」

 

天狗「おぉーーーー!!」

 

天魔の指揮の元で天狗達が敵陣へと乗り込む。こうして南門の戦いは幕をあけた。一方西門側ではスキマが展開され火縄銃を携帯した河童達が出てくる。

 

ゲ 「いくぞ!総大将に仇なす奴は全員を

   打つぞ!」

 

河童「おぉ!!」

 

妖偽「おい!こっちにもいるぞ!」

 

妖偽「殺せ!!」

 

妖怪(偽)達がゲンガイ達に向かって襲いかかるがゲンガイは河童達に指示を出す。

 

ゲン「列をなして撃ち方用意!」

 

ガチャ!ガチャ!

 

ゲンガイの言葉と共に河童達の一列が火縄銃をを構えた。

 

妖偽「なんだありゃ………いや気にするな!

   やっちまうぞ!」

 

だが妖怪(偽)達はそれでも挑みかかる。だが彼らは知らないその銃の驚異を、

 

ゲン「撃て!!」

 

ダン!!ダン!!ダン!!ダン!!

 

ゲンガイの言葉と共に火縄銃から無数の銃弾が放たれ火薬の匂いが辺りを満たすそして銃弾は相手殆ど被弾する。

 

妖偽「アギャーー!!」

 

妖偽「怯むな!奴等を殺すぞ!」

 

ゲン「第2段撃ち方用意!」

 

そう言うと火縄銃を撃った河童達は後ろに下がりその後ろから火縄銃を持った河童達が前に出る

 

妖偽「嘘だろ……」

 

ゲン「撃て!!」

 

ダン!!ダン!!ダン!!ダン!!

 

そしてまた銃弾が放たれる

 

妖偽「ギャーーー!!」

 

この戦法は三段構え。後の戦国時代において織田信長が長篠の戦いで本当に使った戦法だ。

 

妖偽「撤退だ!!」

 

ゲン「三段撃ち方用意!奴等を逃がすな!」

 

そうしてゲンガイ達は西側の門の妖怪(偽)を制圧していくのだった。そして撤退したところでどうすることも出来ないのは言うまでもないだろ。次に広場へと視点を移す。

 

妖偽「うっ!理久兎様に連絡……」

 

そういう前にスキマが展開されそこから、

 

理 「呼んだ?」

 

グザ!!!

 

妖偽「げほ!!」

 

理久兎が現れ妖怪(偽)を黒椿で斬った。斬られ妖怪(偽)は一瞬で斬殺されてしまった。

 

妖偽「な!!」

 

理 「なんとかついたな♪」

 

亜狛「えぇなんとか……」

 

耶狛「うん着いたね♪」

 

理 「ありがとうな紫ちゃん♪」

 

紫 「いえいえ♪」

 

何てほのぼのした会話をしていると、

 

妖偽「こいつら!やっちまうぞ!!」

 

妖偽「俺らに挑んだこと後悔しろや!」

 

妖怪(偽)達は自分達へと襲いかかってきた。それならばやる事は1つだ。

 

理 「亜狛、耶狛…殺れ!」

 

亜狛「勿論です!」

 

耶狛「マスターの名前を語った罰だよ!!」

 

紫 「耶狛の意見には私も賛成ですわ御師匠様

   の名を語った不届きな妖怪共よこの地で

   残酷に死になさい!」

 

亜狛「いくぞ!!耶狛!」

 

耶狛「うんお兄ちゃん!」

 

亜狛の素手と耶狛の錫杖が妖怪(偽)達の頭を殴り飛ばす。

 

亜狛「マスターにとって貴様らは汚物だ!」

 

妖偽「あぎゃふ!!」

 

妖偽「ひでぶ!!」

 

耶狛「マスターを愚弄した罪は死刑ね♪」

 

ガギン!!

 

妖偽「グヘ!」

 

妖偽「うが!!」

 

と、次々に殺られていく。そして今度は自分の背後から襲いかかってくる。

 

妖偽「このやろう!」

 

だが後ろから来た所で意味などない。

 

理 「お前の太刀筋見え見えだぞ?」

 

ザン!ザン!ザン!ザン!

 

理久兎も黒椿を使って目にも見えぬ速さで敵を斬る。

 

妖偽「あが!!」

 

理 「弱いな君達……」

 

妖偽「クソが!!」

 

妖偽「死ね屑が!!」

 

妖怪(偽)達が理久兎に向かって特攻を仕掛けるが、

 

紫 「させないわ!!」

 

紫がスキマを展開させそこから無数の長槍が妖怪(偽)達に向かって飛んでいく?

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

妖偽「なんだこれは!!」

 

妖偽「がっ!!」

 

妖偽「あ…ごふ!」

 

紫 「御師匠様に指一本触れさせないわ!」

 

理 (本当に紫ちゃんも成長したな……)

 

理久兎は紫の成長を見て心の中でとても喜んだ。そうして此方の所も戦いが始まったのだった。そして美須々達の所に戻す。

 

美 「おらどけ!!」

 

ダン!ガン!!

 

妖偽「ぐふ!」

 

妖偽「あーー!」

 

美須々のグーパンチと蹴りで妖怪(偽)はどんどん沈んでいく

 

萃香「ハハハハ♪どうした!もっと来なよ!」

 

ガン!!ガン!ガン!

 

萃香の鉄拳とそこから派生として腕についている長い鎖をムチのようにして妖怪(偽)に当てていく。

 

妖偽「あが!!」

 

妖偽「ガッ……ハッ!」

 

そして妖怪(偽)は萃香の攻撃をくらって思いっきり吹っ飛ぶ息をしなくなる…

 

勇儀「おら!おら!おら!おら!」

 

ダン!!ドン!

 

妖偽「うが!!」

 

妖偽「ぢゃばら!!」

 

勇義はその怪力を生かし殴りや蹴りをして妖怪(偽)の骨を砕き肉をえぐる。

 

華扇「死になさい」

 

バキン!!

 

妖偽「がっ!!」

 

茨木の一撃で妖怪(偽)は頭蓋骨がわれた。

 

美 「ハハハ♪良いねもっとやろうぜ!!」

 

美須々がこの戦いに歓喜を得ていると、

 

妖偽「仲間の仇だ!!」

 

美須々の背中に妖怪(偽)が襲いかかるだが

 

風雅「仲間だと笑わせるな!」

 

ザキン!!

 

妖偽 「ガハ!!」

 

風雅が颯爽と空中から現れ美須々を助ける。

 

美 「ありがとうな天魔!!」

 

風雅「いえ!とりあえず片付けますよ!」

 

妖偽「おい!何時になったら大将が来るんだ!」

 

妖偽「分かりません!」

 

妖怪(偽)はこう言っているが実際には来ない何故か。広場が現在進行で理久兎達によって制圧されているからだ。

 

妖偽「畜生が!!」

 

風雅「行け!天狗達よ!!」

 

天狗「おぉ~~!!!」

 

妖怪「やってやるぜ!!」

 

美 「おめぇら負けるなよ!!」

 

鬼 「天狗に負けてられね~ぞ!」

 

萃香「よっしゃ~!!」

 

勇儀「ほら掛かってきな偽者共!」

 

華扇「全員根絶やしにしてあげます!」

 

妖偽達「ひっ!!」

 

妖偽「負けるな!」

 

妖偽「我らの底力みせてやる!!」

 

だが兵力の質、量、作戦において彼ら偽者達はなすすべなく負ける形となったのだ結果、美須々&風雅のグループは南門側を数時間もしないうちに制圧したのだった。

 

美 「天魔!理久兎の所に向かうぞ!」

 

風雅「わかりました!!」

 

美 「お前らもいくぞ!!」

 

萃香「了解!美須々様!!」

 

華扇「わかりました!!」

 

勇儀「了解した!!」

 

そうして南門側の制圧を終えたメンバーは広場の方に向かうのであった。そして西門の方でも、

 

河童「ゲンガイ様!大方は片付きました!!」

 

ゲン「了解だ!これから総大将の待つ広場の方に

   向かうぞ!」

 

河童「了解しました!!」

 

河童「分かりました!」

 

そうして河童達西門側も制圧を終えて広場の方に向かう。そして肝心の広場はというと、

 

理 「ラスト!!」

 

ザキン!!

 

妖偽「あっガガ……」

 

バタン!

 

理 「亜狛広場の制圧度はどのくらいだ?」

 

亜狛「見たところ誰もいませんね」

 

耶狛「ふぅ~終わったね♪」

 

見た感じは片付いた。しかしここの妖怪達は烏合の衆なのか弱すぎてつまらない。

 

理 「まだ早いぞ本丸はあの洞穴の中だ」

 

そうあくまでも理久兎達が制圧したのはこの村のところだけだ実際は洞穴の中に理久兎(偽)がいる。

 

亜狛…「後は美須々さん達を待つだけですね」

 

耶狛「ゲンガイさんもね…」

 

理 「その必要は無さそうだな……」

 

理久兎がそう言うと、

 

美 「理久兎こっちは終わったぜ!!」

 

風雅「なんとか終わりました……」

 

理 「お疲れ様♪」

 

美須々達が理久兎達と合流を果たす。どうやら終わらせたようだ。

 

萃香「理久兎そっちも終わったの?」

 

理 「勿論だ後はゲンガイの所だけか」

 

そう言っていると、

 

ゲン「総大将!!」

 

ゲンガイ達も理久兎達に合流をはたした。

 

理 「ゲンガイそっちも終わったか!」

 

ゲン「えぇ終わりました!!」

 

理 「なら作戦通りにいくぞ!!」

 

全員「わかった!」

 

妖怪達は頷くと共に返事をした。

 

美 「萃香!作戦通り後は任せるよ!!」

 

萃香「任されたよ美須々様みんないくよ!

   残党狩りだ!!」

 

勇儀「おうよ!」

 

華扇「わかりました……」

 

妖怪「おぉ~~~!!!」

 

そう言うと萃香を筆頭に勇義や華扇などの妖怪達は駆けていった。

 

理 「なら俺らもいくよ」

 

全員「了解!」

 

そうして理久兎達も理久兎達(偽者)がいる洞窟内に向かう。

 

理 「ここか紫……」

 

紫 「えぇこの中ね……」

 

美 「あれ?理久兎この足跡まだ新しいぞ?」

 

風雅「足跡?」 

 

理 「これ草履の跡だね……」

 

その足跡を見ると誰かが通った足跡だしかもまだ新しい。それでいて理久兎は都でよくこの足跡を見かけていたのでそれはは草履のような足跡だと推測できた。

 

紫 「もしかしたら人間がいるのかしら?」

 

理 「入ってみないとわからないな今は前進ある

   のみ行くよ皆……」

 

美 「わかった」

 

風雅「わかりました」

 

紫 「わかったわ」

 

亜狛「了解マスター」

 

耶狛「レッツゴ~♪」

 

ゲン「お前達もついてこいよ……」

 

河童「了解ゲンガイさん」

 

河童「分かりました………」

 

そうして足跡を頼りに暗く狭い洞窟を進んで行くと、

 

? 「やめて!白虎を傷つけないで!!」

 

? 「うるせぇんだよガキが!!」

 

? 「グフ!!」

 

と、誰かの声と悲鳴が聞こえる。それも何か苦しそうな声がだ。

 

紫 「今の声って……?」

 

美 「おい!しかも尋常じゃないぞ」

 

理 「お前ら戦闘体制をとれ後…風雅!ゲンガイ!」

 

風雅「なんだ?理久兎殿……」

 

ゲン (・_・?)?

 

理 「銃を構えろこの通路だと2人が限界だ

   だから2人はもしがあったら俺が合図

   するからその時は迷わず撃て」

 

指示を聞いた風雅とゲンガイは頷く。

 

風雅「了解した……」

 

ゲン コクリ

 

理 「進むぞ!」

 

そうして進んでいくと……

 

大広場がみえるそしてここからだと分からないが女の妖怪に組み付かれている全裸の少女と中央で白い虎が妖怪(偽)達にリンチされていたそしてその虎は一匹の妖怪(偽)にこん棒で止めを刺されようとしていた。

 

理 「風雅準備しろ!!」

 

風雅「分かった!!」

 

風雅は銃を構える。すると、

 

? 「やめて~~!!」

 

妖偽「さ~てこれでしまいだ!!」

 

少女の悲鳴と共に妖怪がこん棒を振り下ろすその時に合図を出す。

 

理 「今だ撃て!!」

 

バーーン!!

 

理久兎の合図と共に風雅の妖力で作られた弾丸が撃たれた。

 

妖偽「あが!!」

 

結果その妖怪は頭蓋骨に被弾して頭から血を出して倒れた。

 

妖偽 「なんだ!おい大丈夫か!」

 

今ので妖怪(偽)が撃たれた妖怪(偽)に駆け寄る。

 

理 「ゲンガイ奴を撃て!」

 

ゲン「了解総大将!」

 

ゲンガイも構えてそして、

 

バーーン!!

 

妖偽「ガーー!!」

 

火縄銃を発砲しそれが被弾し駆け寄った妖怪(偽)も悲鳴を上げて倒れた。

 

? 「なっ!気を付けろ!何かいるぞ!」

 

? 「クソ!なんだいったい!!」

 

? 「何処にいやがる!!」

 

妖偽「なんなんだよいったい!」

 

? 「何がおこっているの……」

 

どうやら辺りを見渡しているようだ。もう前受けは充分だろう。

 

理 「行くよ……」

 

紫 「分かったわ御師匠様」

 

美 「おう!」

 

風雅「わかりました」

 

亜狛「行くよ耶狛」

 

耶狛「うんお兄ちゃん♪」

 

ゲン「了解した総大将!行くぞお前ら!」

 

河童「了解しました!」

 

そうして理久兎を先頭に全員が広場に歩いていきそして理久兎は口を開く。

 

理 「お前がボスか?」

 

? 「だからなんだよお前らいったい

   何なんだよ!!」

 

理 「おっと悪いねなら俺も名乗るよ俺は百鬼夜行

   の総大将またの名を……」

 

そしてそこまでいって理久兎は自分の名を名乗る。

 

理 「深常理久兎だよろしくね偽者」( ̄▽ ̄#)

 

そして理久兎は今の惨状を見てこの偽者共に怒り覚えた……

 

 

 

 


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