現在時刻は午前2時の丑三時。
晴明「……理桜さんが…理久兎!?」
晴明は驚いていた自分が思っていた姿とは違いましてや自分を助けてくれた人が討伐ターゲットだったと言うことに、
理 「あれ君なんでこんな所にいるの?」
耶狛「あれって律儀な子だ!」
亜狛「どうしているんですかその前に何で
裸なんですか!?」
晴明「えっみっ見ないで~~!!」
亜狛の発言に自身が裸だったのを気付き大きな声で叫ぶ。
紫 「御師匠様達まさかあの子と知り合い
なんですか!」
理 「え?そうだけど?紫は知ってるの?」
紫 「あの少女が御師匠様を滅するために
動いている陰陽師の安倍晴明ですよ!」
理 「安倍晴明……まさか!あの?!」
理久兎は思い出した最年少陰陽師の名と自分を滅するために動いていることをだが今の晴明の姿を見て、
晴明「こっち見ないで!!」
少し残念な気持ちになっていた。
理 (あの姿を見ちゃうとな……)
何てちょっとがっかりしていると、
理偽「てめぇら!何かってに話進めてんだ!」
だがこいつのせいでまた話がもとに戻る……
理偽「てかてめぇが深常理久兎だ!?何を
言ってやがる!俺が深常理久兎だ!」
鬼偽「そうだこの方こそ理久兎様だ……」
天偽「てめぇら頭が高いぞ!」
理久兎(偽)が言っていることに理久兎達はだんだんイラついた。そして途中で話を遮られ少しイラつき自分が口を開く。
理 「あのさ………どうでもいいけどさっさと
お前ら死んでくれない?はっきり言う
とさマジでうざいんだけど?ついでに
その子離せよ?」
理偽「あんだと!ゴラ!」
紫 「御師匠様の言うとおりですねその子は
どうでもいいですけど」
晴明「ちょっと!!」
風雅「本当にお前らみたいな屑がいると我らも
迷惑だな……」
ゲン「天魔様の一言に一理ありますね」
美 「おいゴラ!死ぬ覚悟は出来てるよな?」
亜狛「偽者共に粛清を……」
耶狛「惨たらしく死んでね♪」
理久兎達全員は物凄い殺気と凄みを放つだが理久兎(偽)は屑なことを考え付いたのか晴明を此方へと持ってくる。
理偽「このガキがどうなってもいいのか!」
そう言うと理久兎(偽)が強引に晴明の華奢な腕を締め上げる。
晴明「うぐっ!!」
美 「こいつら!!」
ゲン「あの偽物が!」
風雅「本当に屑だな……」
河童「きたねぇぞ!!」
理偽「うるせぇ!てめぇらマジでこいつを殺す
ぞ!!」
理久兎(偽)は怒りが有頂天だ。だが本物の自分は冷静に対処をする。
理 「……紫やれ」
紫 「分かりましたわ♪」
パチン♪
そう言うと紫は晴明と理久兎(偽)の足元の境界をいじってスキマを展開させる。
理偽「な!あぁ~ーーー!!」
晴明「キャーーーー!!」
2人はものの見事にスキマに落ちていった。そして落ちたと同時にスキマが閉まるこれを見ていた偽者達は、
鬼偽「大将が落ちた……」
天偽 ( ̄□ ̄;)!!!!
妖偽「大将!!」
この反応なのも仕方ない。こんな強引なやり方をみれば。
紫 「御師匠様、偽者はどうします?」
理 「あぁ晴明と切り離してこの洞窟内に捨て
てくれ俺が直々に始末するから」
紫 「分かりましたわ♪」
パチン♪
そしてもう一度紫が指パッチンをしてスキマを展開させるすると、
理偽「あぁ~ーーー!!」
ドスン!!
理久兎(偽)は無様に着地をした。
鬼偽「大将!!大丈夫か!」
天偽「大将のもとに急ぐぞ!!」
妖偽「かしこまりました!!」
妖怪(偽)達は理久兎(偽)のもとへと向かう。
妖偽「大将!!」
そう言って理久兎(偽)を起こそうとするが、
理偽「どけ!!」
妖偽「がふ!!」
妖怪(偽)は理久兎の八つ当たりのためにか殴り飛ばされる。
妖偽 ( ; ゜Д゜)
これには他の妖怪(偽)も唖然する。
理偽「あの野郎!絶対に許さねぞ!」
一方晴明はというと、
晴明「キャーーーー!!」
晴明が自分の上にスキマが展開され落ちてきていた。
理 「おっと!!」
パスン!!
理久兎は落ちてくる晴明を見事にお姫様だっこでキャッチする。
晴明「ビックリした……」
理 「大丈夫か?」
と、何時もの顔でそう問いかけると晴明は少し顔を赤くし小声で、
晴明「えぇ…」
と、言う。恐らく本来は敵である妖怪に助けられて複雑な気持ちなのだろう。
理 「そうか………とりあえず俺の服を着とけ
全裸もあれだから……」
そう言って理久兎は晴明を地面に下ろしてコートを晴明に着させる。
晴明「ありがとう……」
理 「亜狛、邪狛お前らは晴明とその虎の警護を
任せるぞ」
亜狛「了解だマスター!」
耶狛「かしこまり!」
そして亜狛と耶狛に晴明とぐったり倒れ込んでいる虎を任せ自分は偽者のいる方へと体を向けると、
理 「さてと俺達もあの屑共を駆逐するぞ!」
美 「やっと出番か!」
ゴキ!ゴキ!
風雅「ようやくあの屑共を殺れる!」
チャキン!
ゲン「あの偽者共盟友によくも!」
河童「絶対に許せねぇ!」
ガチャ!ガチャ!
美須々は手の指を鳴らし風雅は方天画戟を握りゲンガイ達河童は火縄銃を構える。
理 「紫はあそこの牢に入っている捕虜を頼むよ」
紫 「えぇわかりましたわ御師匠様♪」
紫にそう頼んでいる偽者達は、
理偽「クソ!野郎共奴等を殺せ!!」
理久兎(偽)が妖怪(偽)達に命令を下す。そしてそれに答えるのように、
妖偽達「うぉーーー!!!」
自身達を奮い立たせて雄叫びをあげた。
理 (所詮は力による支配か……)
理久兎はそれを見ていて少し悲しくなった。力や恐怖そして威光では所詮は支配と変わらないのだから。だが偽者共を野放しにするわけにはいかない。
理 「皆!頼むぞ!」
理久兎は百鬼夜行のメンバー達に頼む。そしてメンバーが答える。
美 「あいよ!私の偽者は任せな!」
風雅「我も自身偽者を殺る理久兎殿も殺られ
るなよ?」
亜狛「マスター晴明さんは任せてください!」
耶狛「任せるの!」
ゲン「俺らは雑魚を一掃します総大将!
行くぞ皆!」
河童「おぉ~~~!!!」
紫 「御師匠様頑張って下さいね♪」
理 「あぁ…ははっ…そうか……ならいくぞ!」
そして本物の百鬼夜行と偽物の百鬼夜行による戦いが幕をあけた。