fate/kaleid Xerox liner 作:笹神 二夜
取りあえずなるべく更新早くしようと頑張っているので、是非とも応援宜しくお願いします!
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ」
俺は、暗い森の中をさまよっていた...
自分がどこに居るのかもわからない...
「ははは...、折角転生したのに...、こんな惨めに終わんのかよ...」
もう、体に力が入らない...
限界だ...
「ねぇ」
誰かの声が聞こえた...
「これは...、かなり上質な魔力、惜しいわね...」
そこまで聞いて、俺の意識は途絶えた...
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「...い、れ...、れい...、零」
あぁ...、あん時の声だ...
俺を助けてくれた...
あの...
「早く起きなさいよ!」
俺の頭に鈍い痛みが走る
「づあっ、っ~~~...」
「さっさと起きないからよ、バカ零」
「気持ち良い寝てる人の頭ぶっ叩いといてその言い草かよ!」
「し~らない」
「ったく、誰のせいであんな深い眠りに付いたと思ってやがる...」
昨日、俺は確か、コイツ...、クロにファーストキスを奪われ、魔力も吸われたんだ...
そのおかげで魔力不足でぐっすりだコンチクショウ
「なに?何か文句でもあるの?」
クロがにこやかに聞いてくる、こういう時は変に言い返すと逆に酷い目に会うからな...
「何でもねーですよー、んなことより、お前、イリヤの偵察に行かなくて良いのか?」
「分かってるわよ、それじゃあ行ってくるから、留守は任せたわ」
留守っつってもただの空き家だろ此処...
「行ってら、無理はするなよ」
「は~い」
そう言って、クロはこの空き家を出て言ったのが大分前...
「って!流石におせぇよ!何日目だオイ!」
取りあえず、クロを探さないとっ...!
「とにかく、アインツベルン家に言ってみるか...」
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「なにやってんだアイツ...」
アインツベルン家に着いた俺の目にした物は...
幸せそうに笑っているクロだった
俺は、一応転生先の知識はあった、だが、専門はロックマンなのだ、プリヤなど少しそれこそ友達の話に出て来る程度の知識しか無い
「原作でも、和解するのか...?」
あんなにイリヤを憎んでいたアイツが?
何でだ...、アイツも俺と同じで、天涯孤独だと思っていたのに...
分かっている、そんな訳は無い、アイツには一応とは言え、ちゃんとした家族が居る、アイツがイリヤと最初から和解していれば、もっと早くこうなっていた、いや、俺との接点すら無かっただろう
だが...
「何でだ...」
納得が行かない
おかしい、俺はアイツには早く和解して欲しい、そう思っていた筈なのにいざその場面を見るとそんな事を思ってしまう
何でアイツは幸せなのに俺は幸せじゃない?
そんなのは当たり前だ、アイツは、天涯孤独じゃない...
そんなものは...、俺だけだ...
今更、そんな事に気がついた
「は、はは...」
ちゃんと家族の居るアイツ、家族どころか知り合いや友達すら居ない俺、その違いは明らかすぎるだろう
「本当に...、今更だな...」
俺は、ゆっくりとその場を離れ、アインツベルンを後にした...
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...と、まぁ、格好付けてあの場を離れたんだけどさ
「やばい...、マジでこれからどうしよ...」
食べ物とかは魔力提供の代わりにクロがどっからか持ってきてくれてたが、あの様子ではもうそれも無いだろう
「実際、クロが帰ってこなくなってから水道水で食いつないでんだよな...」
一応、俺の持ってるクラスカード、アルターエゴ?を使えば食料の調達やら何やらは簡単だろう、だが、それも強盗や泥棒なんて犯罪紛いどころか完全に犯罪になるやり方しか出来ない...
「ホント...、これからどうしよ...」
俺は、唐突に訪れた半養われ生活の終わりに、ため息をつくしか無かった...
次回予告
急に始まった家無い服無い食事無い
無い無い尽くしのホームレス生活
公園のベンチで寝泊まりしてたら、近くの交番のお巡りさんに心配され、追い掛けられる
そんな生活を続けていた主人公の前に現れたのは...?
次回!fate/Kaleid Xerox liner
「現れたのはポンコツでした」
乞うご期待!