ガラスの天才   作:野獣君

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ちょいと今回は過激な描写が多いかもです。


まさか…

勉強開始から1時間が経過した。俺は古文を、つぐみは数学の課題に取りかかっていた。相変わらず外の天気は大荒れで、強風+大雨というダブルパンチのせいでこの旅館が安全かどうかも疑わしいくらいだ。(女将いわく、その辺の対策はバッチリだとか)

 

「課題進んだ?」

 

つぐが少し前屈みになって聞いてくる。不意打ちの上にいちいち仕草が可愛いので思わず赤面してしまう。

 

「あ、ああ、少しね。つぐは?」

 

「もうちょっとかな、後はこの大問を解けば一段落つくんだけどどうしてもわかんなくてね…」

 

「ああ、これはこれをこうして公式通りに方程式に当てはめればできるよ」

 

「あっ、出来た!ありがと、みーくん!」

 

「お、おう…それなら良かった…」

 

その後も課題を進め、一段落し休憩がてらテレビをつけることにした。だいたい旅館のテレビというものは地上波は勿論、その地域のローカルテレビが映ることもある。ビジネスホテルなどでは有料サービスもあるらしいが…。

 

「とりあえず、まずは今後の天気でも見るか」

 

「そうだね」

 

リモコンのボタンの1を押すとそこには…信じられないものが映っていた。

 

 

イキズギィ! イクイク ンアッー!

イイヨ!コイヨ!ムネニカケテ!ムネニ!ファッ!?

 

 

一瞬俺もつぐも開いた口が塞がらないといった状態になった。それはそうだ、今では考えられないほど荒い画質の向こうで二人の男がナニをしていたのだから。

 

「ま、まぁ別のチャンネルなら大丈夫でしょ」

 

気を取り直して今度は2番を押してみると…

 

サンニンニカテルワケナイダロ!

バカヤロウ!オマエ、オレハカツゾオマエ!

 

即テレビを消した。どうやらもうここのテレビはダメみたいだ。

 

 

 

課題の疲れと、さっきのハプニングがあったせいか、眠くなってきてしまったので、つぐに一声かえてから昼寝することにした。

 

「つぐ、俺少し寝るからご飯の時間になったら起こしてくれー」

 

「ん、わかった」

 

 

 

 

 

寝てからどれ程の時間が経ったのだろう。不意に後頭部に柔らかい感触を感じ、目を開くと目の前につぐの顔があった。

 

「あ、ごめん。起こしちゃった?」

 

「つぐみさん?あの、これって…」

 

「膝枕だよ。畳の上じゃ頭が痛くなっちゃうかなって」

 

「ああ、それでか…」

 

「どう?よく眠れた?」

 

「お陰様で。さて、そろそろ起きようかな」

 

「まだしてあげてもいいんだよ?」

 

「流石に長時間してもらうのはつぐに悪いし、それにもうすぐ夕飯の時間だしな…」

 

「そっか、じゃあまた今度だね」

 

 

夕食を終え、一息ついていると外で雷がゴロゴロ鳴り出した。夕食時に落ち着いていた外の天気はいつの間にかまた荒れ出していた。

 

「あ、もう風呂の時間か…」

 

時刻は8時ちょうど。時間的にはちょうどいい頃合いだ。大浴場が工事で使用できないのが、少し残念だけど。部屋の風呂も結構立派だって女将は言ってたし仕方ないか。

 

「つぐー、風呂先入る?」

 

今頃隣の座敷で課題を進めているであろうつぐみに呼び掛けるが、反応がない。

 

「つぐ?どうかした?」

 

そっと襖を開けてみると、つぐは怯えるように敷かれた布団にくるまっていたのを見て、深月は察した。

 

「…やっぱり、まだ雷は駄目?」

 

「うん…」

 

「風呂…どうする?」

 

「先、入ってて…」

 

「わかった、じゃあ…」

 

「あ、待って!……やっぱり、一緒に入ろ?」

 

「へ?」

 

「だから……い、一緒に入ろ?」

 

「いや、でも……つぐは平気なのか?」

 

「私はみーくんとなら平気だから…」

 

「…わかった、先入ってるよ」

 

 

どうしてこうなったのだろう。局部をタオルで隠しながら湯船に浸かってると、脱衣室から布が擦れる音が聞こえた。

 

(つ、つぐが今着替えてるのか…)

 

あかん、局部が熱を持ってきた…。息子に自制を促しながら待ってると、風呂場のドアが開いたと同時に身体をバスタオルで隠したつぐが入ってきた。

 

「は、入るね…」

 

「う、うん…」

 

深月の身体に体重を預けるようにつぐみが湯船に腰かけた。年頃なのか、互いに一緒に湯船に浸かるのは初めてではないのに、二人の間には妙な緊張感が漂っていた。

 

(な、何か話さないと…)

 

(け、今朝の話題は…)

 

「そ、そう言えばつぐはもう雷は平気か?」

 

「う、うん!なんとかね…」

 

「そ、そっか。それは良かった…」

 

湯船があまり広くないせいで、つぐみと超密着状態になっていて更に少しのぼせてきたせいか、頭が正常に回らなくなっていた。

つぐみも同じ状況に陥っていて、さっきから胸のドキドキが止まらなかった。

 

(どうしよう…心臓の音、みーくんに聞こえちゃってるかな?)

 

「ね、ねぇつぐ?」

 

「ひゃいっ!?」

 

「あ、あのさ…俺、身体…洗いたいんだけど…いいかな?」

 

「あ…ご、ごめんね!」

 

一旦湯船から上がって洗い場に腰かけた深月はつぐみにバレないように小さく安堵した。

 

(危なかった…もう少しでバレるとこだった)

 

下腹部を気にしながらまずは頭から洗い始める。

 

(どうせすぐ元に戻るだろ)

 

だが、その考えは甘かった。身体を洗い終えても下腹部は萎えるどころか、どんどん元気になっていた。

 

(まずい!これは非常にまずい!)

 

とりあえず、この場を凌ぐため奥の手を使うことにした。

 

「ごめん、俺ちょっとお腹痛いからもう出るね」

 

つぐみの返事を待たずに素早くバレないように脱衣場へと向かっていった。それからつぐみが風呂からでるまでなんとか自制することには成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




つぐに膝枕されたい人生でした…(まだ10代広範だけど)
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