ロクでなし魔術士と赤い目を持つ義弟   作:ポポポンのポン

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7話

グレン覚醒

 

今までの授業とは比べられないほどの授業をしてくれるという噂で今II組の教室には沢山の人が来ている。立ち見でもいいからとか言って他のクラスの人も来ているからだ。

 

「お前らは凡用魔術に対して個々でオンリーワンの固有魔術を神聖視しすぎだが固有魔術を作ることなんてたいしたことじゃないんだ。じゃあ何が大変かっていうと緻密に完成されたこの魔術を何らかの形で超えなければならないというこの一点に尽きる。お前らは凡用魔術なんて誰にでも使える魔術だw なんて考えてるがこのように解析していくといかに洗練されていることがわかるはずだ。そりゃ当然だ。この凡用魔術にしてもお前らの何倍、いや何百倍も優秀な魔術師が何百年とかけて完成されたものだからな。お前らこれを見て、ショックボルトを極めました〜とか言えるか?言えねーだろ。こんなもん完璧に理解しようとすると5年はかかるぜ。頭痛くなってくるだろ」

 

グレンの言葉に多くの生徒が顔をしかめる

 

「まぁ、ということでお前らに魔術式を完璧に理解してもらうことなんて時間的にも無理な話だ。だがら俺が教えるのはこれを理解するための基礎中の基礎。これを理解すると固有魔術を作るときににも役立つし、効果がかぶるのも防ぐことができる」

 

そして授業のチャイムが鳴った

 

「あ?もうこんな時間か?じゃあ今日はここまで」

 

そう言ってグレンは黒板消しを手に持つ

 

「あ、先生待ってください。私まだ写し終えてないんです」

 

その言葉を聞いてグレンはニヤリと笑い、黒板消しで消した

 

「「「「「「「「ああ!」」」」」」」」

 

多くの生徒の悲鳴が…

 

「はは!もう半分以上消えたぞ!ざまーみろが!」

 

「子供か!」

 

「まぁまぁシスティ、あとで私の写させてあげるから」

 

「はぁ、ありがとルミア。本当にあいつは…魔術講師としてはすごい奴だけど人間としては最低だわ」

 

「ははは、いつかは仲良くなれるよ。ね、カイン君。・・・カイン君?」

 

そう言ってルミアはカインを見るがなんか違和感が…

頬杖をついて前を見ているカイン

それに気づいたシスティーナ

 

「力よ無に帰せ」

 

ボンッ!と音がなり煙が晴れた先には机に突っ伏し寝ているカインが…カインはセルフ・イルージョンで自分の幻影を作っていた

 

「だーかーらー、授業を真面目に受けなさいって言ってんでしょーが!」

 

「ギャャャャー」

 

そしてカインの頭に教科書で殴られてでき大きなたんこぶができた…

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

放課後の屋上にグレンとカインがいた

 

「最近どーよグレン兄」

 

グレンは最近の出来事を思い返す。白猫やルミア、他の生徒からの質問の嵐。教科書を持ってくれるルミアに対抗して来た白猫に、残り全ての教科書を持たせる。そして騒ぐ白猫をからかう自分の姿…

 

「まぁ、悪くないかな」

 

「おーおー夕日に向かってたそがれちゃってまぁ。青春しているね〜」

 

そこに歩いて来た2人の義理の母、セリカ

 

「なんだよ、セリカ」

 

「いや、最近のお前結構いきいきしているなと思ってな。前は死んで1ヶ月経った魚のような目をしていたが、今は死んで1日経った魚のような目をしている」

 

「ぶふぉ!」

 

俺はその言葉に吹き出してしまった

 

「おい…」

 

「さて、私は明日から魔術学会だがお前らのクラスは前任のヒューイがいなくて補修だったな。他の先生がいないからって女子生徒に変なことするなよ」

 

「するか!だいたいお前みたいな女見慣れたらそこらの女に興味持てるかっつうの」

 

その言葉を聞いたセリカはニヤリと笑い

 

「私のことをそんな目で見ていたのか?この変態〜」

 

「やめろ!寄るな!胸押し付けんな!」

 

「つれない男だな」

 

「まぁたしかに母さんは魅力的だもんね」

 

「あー、もうカイン!この可愛いやつめ」

 

そんな話をしていると、向こうからフィーベルさんとティンジェル さんが歩いて来た

 

「あ、いた!グレン先生!あとアルフォネア教授とカイン君も。すいませんお邪魔でしたか?」

 

「いや、そうでもないさ。グレン何かにようか?」

 

「はい、教科書の復習をしてたんですけど分からないことがあったんで教えてもらおうってシスティが」

 

「ちょっと!それは言わない約束でしょ!」

 

「ほほぉー仕方ないなぁ、このグレン・レーダス大先生様が哀れな生徒にご教授してやっか」

 

「だからあんたにだけは聞きたくなかったのよ!」

 

「じゃあ、システィはグレン先生に聞いてね。私はカイン君に聞くから」

 

「え!俺?」

 

「うん、カイン君も今日のところは理解してるよね?だから教えて。こっち!」

 

「あ、あぁ ちょっと!」

 

そう言ってルミアはカインの腕を引っ張っていく

 

 

 

 

「本当になんでカインはあれで気づかないのかしら…」

「あいつは超鈍感って言う固有魔術でも持ってんだよ。きっと」

「ふふ、カインもいい友を持ったようだな」

 

 

 

「さて、ティンジェルさんわからない所って?」

「あぁここなんだけど」

「あぁここか〜ってねえ。なんか近くない?」

「気のせいだよ」

「そ、そうか?」

 

頑張るルミアであった…

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「おそーい!最近まともに授業するようになったと思ったらやっぱりこれだわ!カインなんであいつは来ないのよ!」

 

朝から怒るフィーベルさん。うるさい…

 

「そんなこと言われても知らないよ。俺一人暮らしだがら今グレン兄と住んでねえし」

 

内心、まぁセリカ母さんがいないからだよなーとか思っていると教室のドアが開いた。そして入って来たのは2人。明らかに怪しい2人にカインは戦闘に入れる準備をした

 

「ちーす!勉強かー頑張れ若者よ!」

 

頭にバンダナをつけた男がそういう

 

「誰ですかあなた達は?学校の不法侵入は犯罪ですよ!これ以上迷惑をかけるなら気絶させますからね」

 

フィーベルさんが男達の前に立つ

 

「ズドン!」

 

バンダナの男がそう唱えるとライトニング・ピアスが発動しフィーベルさんの横を通り過ぎた。少しでも間違えるとフィーベルさんは死んでいただろう…

 

「あぁ、俺らはいわゆるテロリストっていうやつでーす。次騒いだらぶっ殺すからねー」

 

男がそう言うと教室は静まり返る

 

「えーと、俺らはルミアちゃんって子を探しに来たんだけどルミアちゃんってだれ?」

 

そう言って男はリンさんに近づく

 

「君がルミアちゃんかな?」

 

「ち、違います」

 

「じゃあどの子がルミアちゃんかな?俺は嘘は嫌いだよ」

 

男がそう言ってライトニング・ピアスを放とうとすると

 

「私がルミアです!」

 

ティンジェル さんが立ち上がった

 

「うん、知ってた。君が出るまで何人死ぬかのゲームやってたんだよねー」

 

「おい、その辺にしておけ」

 

「へいへい」

 

そう言ってクールな男がティンジェル さんを連れて行き、バンダナの男が俺らにスペル・シールを貼って結界で囲みフィーベルさんを連れていった

 

その時カインは相手の行動を予想していた

 

正直こいつらを守りながら戦うのは無理だ。だがら考えろ…あいつらが結界を書き換えて学校に侵入したならこのまま馬車でトンズラこくのは考えにくい…とゆうことは転送方陣を書き換えて脱出するのが有力かな?と言うことは半日ほどの猶予がある。ここは焦るな…

 

そう言って男達が出て言ったのを確認してカインは行動を開始した

 

ボキ、ボキ、バキ

 

教室に嫌な音が響く

 

「お、おいカイン…なんかお前から嫌な音がするんだが…」

 

「なんてことはない。ただ肩の関節を外しているだけだ」

 

そう言って俺は後ろに結ばれていた手を体の前に持ってきて、歯でロープを噛みちぎった。そしてスペル・シールを剥がす

 

「ふぅ、じゃあ行くか とりあえず・眠ってろ」

 

俺はそう言ってクラスのみんなをスリープ・マインドで眠らせる

 

そしてディスペル・フォースで結界を破壊して、また結界を貼り直した。

 

「さて、久しぶりの戦いだな…まずはグレン兄と合流するか」

 

カインはそう言って廊下に出た…

 

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