ロクでなし魔術士と赤い目を持つ義弟   作:ポポポンのポン

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8話

俺は今廊下を走っている。グレンの気配は感じているのでとりあえず合流するためだ。すると前方に廊下を走っているグレン兄を見つけた。

 

「グレン兄無事だったか」

 

「カインか、まぁ、なんとかな。今の状況は?」

 

「テロリストの奴らが教室にきてティンジェルさんとフィーベルさんを連れて行った。敵の狙いはティンジェルさんみたい。教室の奴らは眠らせておいた。結界も貼ってあるし大丈夫。とりあえず、まずはフィーベルさんを助けよう」

 

「あぁわかった」

 

そうして俺とグレン兄はドアの前に到着する。フィーベルさんの気配はここからする。すると中から

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ」

 

フィーベルさんの声だ。グレン兄は急いでドアを開ける。そこにはフィーベルさんの上にのり、ちょうどフィーベルさんの下着に手をかけようとしていたバンダナの男が…

 

「すま〜ん。邪魔したわ」

「ど、どうぞごゆっくり…」

 

俺とグレン兄はそう言ってドアを閉めようとする

 

「いや、助けなさいよ!」

 

フィーベルさんのツッコミ。うん、いつものだな

 

「はぁ、お前もてないからってそうゆうの犯罪だぞ」

 

そう言ってグレン兄は教室に入る。敵から見ると隙だらけだろう。

 

さて、俺はフィーベルさんを助けるかな

 

バンダナの男はグレン兄に手を向ける。さっきのライトニング・ピアスを撃つつもりだろう

 

「ダメ!先生逃げて!」

 

さっきの攻撃を見たフィーベルさんはグレン兄を止める

 

「大丈夫だよ。あいつレベルじゃグレン兄は倒せない」

 

「カイン…」

 

俺はフィーベルさんの縄を解く。

 

「ズドン!」

 

バンダナの男が呪文を唱える。至近距離からのライトニング・ピアス普通の人ならこれで死亡。命を落とすだろう。普通の人ならばな…

 

パリン

 

そのような音を立てバンダナの男が構築した魔術が破壊される

 

「なに⁉︎ズドン!ズドン」

 

「もう魔術は起動しねーよ」

 

グレン兄はそう言ってあるカードを取り出す

 

「愚者のアルカナ?」

 

「俺はこのカードに構築された魔術式を読み取ることで俺を中心とする一定領域内の魔術起動を完全封殺することができる。これが俺の固有の魔術 愚者の世界」

 

「固有の魔術だと!てめぇその域に至ってるっていうのか!」

 

「すごい、そんなの無敵じゃない…」

 

バンダナの男がそう叫び、フィーベルさんがつぶやく

 

「ま、俺も魔術起動できないけどな」

 

「「は?」」

 

「いや、だって俺も効果領域内にいるんだしよ」

 

この言葉に声を失う2人

 

「はっははは。魔術士が自分の魔術を封じてどうやって戦うんだよ」

 

そう言って笑うバンダナの男。いや、普通こんな効果持ってるなら格闘戦やら銃撃戦をすることぐらい予想しろよ…フィーベルさんも 「もうダメだわ 」とか言って泣いてるし…

 

「てめぇ、さっさと ブオォ」

 

そう言って殴られるバンダナの男…まぁ隙だらけだし…グレン兄は少しアレンジ入ってるけど帝国軍隊式格闘術ではこの国でもトップレベルだからなぁ

 

そしてバンダナの男はグレン兄にボコボコにされ、なぜか亀甲縛りにされた…少し同情する

 

今、グレン兄はセリカ母さんに連絡しているところだ。セリカ母さんは今は動けないらしい…俺とグレン兄でやるしかないか

 

「グレン、そしてカイン…死ぬなよ」

 

「当たり前だ!こんなとこで死んでたまるか!」

「安心してて母さん。俺はもう誰も死なせるつもりはないよ」

 

そう言って母さんと連絡が途切れる

ふと横を見るとフィーベルさんが下を向いている

 

「どうした?」

 

「助けは呼べそうなんですか?」

 

「今の話聞いててそう聞こえたか?」

 

するとフィーベルさんは急に走り出そうとした。俺はフィーベルさんの手を掴んで止める

 

「離して!ルミアを助けにいかなきゃ!」

 

「よせ!無駄死にする気か?」

 

「だって…私悔しくて!先生の言った通り魔術なんてロクなものじゃなかった!魔術なんてなければルミアが!ルミアが!」

 

グレン兄はそれを聞いてフィーベルさんの頭に手を置く。

 

「泣くなバカ。ルミアは人のために魔術を使えるようにしたい。そう言ってたさ。死なせらんねぇよな」

「それにフィーベルさんはあのでっかい城について解き明かすんでしょ。こんなことで諦めていいの?」

「先生…カイン…」

 

「安心しろ。残りの敵2人は速やかに俺が殺す!」

 

「ふははは、はっはははは。なーんだそうゆうことか〜お前こっち側の人間だったってことか」

 

「な、先生はそんな人じゃ!」

 

「いーや、そいつはロクでもないやつさ。俺にはわかる。そいつは俺らと同じ人殺しの外道さ!」

 

そう言ってバンダナの男は笑う

 

すると教室に不思議な空間が発生。そこからボーンゴーレムが出てきた。

 

「おーっと!ようやくお出ましだぜ!レイク兄貴の召喚術!はは!これでお前らも終わりだ…お、おいちょっとやめろ!やめてくれ!ぎゃあぁぁぁぁぁ」

 

ボーンゴーレムがバンダナの男に対して剣を振り下ろした…

 

「きゃぁぁぉぁ」

 

そして固まるフィーベル。もちろんそんなことをしたら敵に狙われる

 

「油断すんな!フィーベル!」

 

そう言って俺はフィーベルを引っ張る。そして先ほどフィーベルがいた場所には剣が振り下ろされた。少しでも遅ければ肉塊になっていただろう…

 

「はぁぁ!」

 

グレン兄がボーンゴーレムを思いっきり殴りつける。しかし相手は無傷…

 

「いって〜牛乳飲み過ぎだろ!こんちきしょう!」

 

「その剣に光あれ!」

 

「助かった白猫!うぉぉりゃぁぉ」

 

そう言ってグレン兄はまたボーンゴーレムを殴りつける。今度は敵をボロボロにした

 

「逃げるぞ!」

 

そう言って俺たちは教室を出る

 

「すまんグレン兄!俺の得意な魔術や剣術はこいつらとは相性が悪い」

 

「あぁ、わかってるよ!そんぐらい!仕方ねぇ 俺がやる」

 

そうして俺たちは廊下の真ん中で止まり敵を待ち構える

 

「白猫!ここは俺とカインでくいとめる!お前は得意のゲイルブロウを長く、広範囲に持続できるように改変しろ!」

 

「そ、そんな高度なこと!」

 

「ティンジェルさんを助けたいんだろ!少しは役に立て!俺がやってもいいけど何があるかわかんない!今からグレン兄がやろうとしていることをすると、しばらくグレン兄は動けなくなる!少しでも魔力を温存しておきたいんだ!」

 

「なぁに生意気だか優秀なおまえなら大丈夫だ!生意気!だけどな」

 

「生意気強調しないでください!」

 

「俺がここ最近教えたことを理解しているならそれぐらいできるはずだ。できなきゃ単位落としてやる」

 

「り、理不尽だ‼︎ わかりました。やってみます」

 

頼んだぞ…白猫…

 

さて、後ろはフィーベルさんに任せて俺も集中しますかね

 

「こいよ!カルシウムども!」

「骨クズにしてやるよ!」

 

俺は懐にしまってあるナイフを取り出す。

 

動き出す2人を見てシスティーナもゲイルブロウの改変に入る

 

(風静かなる これじゃあ威力が… 嵐よ奔放なる 持続時間を伸ばすためには… 少しでもいい、敵を前に一歩もひるまなかったルミアみたいな力を!私を信じて戦っている先生やカインのような力を!今度は私が助ける!)

 

そして術式が完成する

 

「先生できました!」

 

それを聞いて俺とグレン兄は下がる

 

「よし!ぶっ放せ!」

 

「拒み阻めよ・嵐の壁よ・その下肢に安らぎを」

 

するとフィーベルさんからまとわりつくような風が発生する

 

「改変時間16秒。ストームウォールって言ったところか。やっぱりフィーベルは天才だったんだね」

 

しかし敵は少しずつだか前にすすんでくる

 

「ダメ…完全には足止めできない…ごめんなさい先生」

 

「いいや、十分だ。続けろ」

 

そう言ってグレン兄はポケットから赤色の宝石のようなものを取り出す

 

「フィーベル、よく見とけよ。なかなか見ることができない大魔術だせ」

 

「え?」

 

そしてグレン兄は手を前に突き出した

 

「我は神を斬獲せし者

 

我は始原の祖と終を知る者

 

祖は摂理の円環へと帰還せよ

 

五素より成りし者は五素に

 

象と理を紡ぐ縁は乖離すべし

 

いざ神羅の万象は須くここに散滅せよ

 

遥かな虚無の果てに

 

 

 

えーいぶっとべ!有象無象!黒魔改! イクスティンクション・レイ」

 

グレン兄の手から全てを破壊する光が発射される

 

 

そして全てのゴーレムを吹っ飛ばし、学園の一部も吹っ飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ修繕費どうすんだろ…

 




ようやく次回主人公が戦う回だーーー
長かった…でもやっぱり圧倒的強さがいいから戦いすぐに終わりそうなんだよなぁ…どうしよ…
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