ヴォルデモート(闇の帝王)と紅い美女   作:Tuuri_ecru

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文章後程…。

どうぞ、ご覧あれ。


第13話 ホグワーツ崩壊記念パーティ5 レミリアとワームテールとセブルス

〜大広間(ダンスホール)にて〜

 

星空がキラキラと輝き、風が優しく肌を撫でる夜。

ヴォルデモート卿邸では様々な人が行き交い、レミリアの作った庭では魔法生物が歌を歌い、玄関ホールでは次々と邸内に入ろうとする魔法使いらが、ダンスホールでは楽器を奏でて楽しそうにダンスをする人々で溢れかえっていた。

もう何も望むことは無い、素晴らしい夜。

大切な妻がいて、魔法界を制圧、死の秘宝をも手に、無敵となったヴォルデモート卿。

彼は実に満足そうであった。

 

「ねぇヴォル。世界の頂点に立ち、死を制する者となった後…貴方は次にどうするの?」

 

レミリアは琴のように凛とした美しい声でヴォルデモートに訊ねる。

彼女はヴォルデモートの玉座の隣に立ち、彼の手を取った。

 

「学校長の座におさまろう。俺の望みは全て叶ったからな」

 

お酒が入っているのもあり、上機嫌で満ち足りた表情を浮かべそう答えると、フランがレミリアの反対側に立ち、彼女もまた満悦そうに笑う。

 

「全世界の支配、死の克服がお兄様の野望でございましたからね。…平和に生きていくのもアリですが、私としましては次にマグル狩りをしてみたいところ…。あぁ、派手に暴れたかったですわ」

 

「フッ、お前、昔それで事件を起こした事を忘れているのか?」

 

フランの笑顔が1度消える。

それと同時に何処からか隙間風が入り、彼女のミディアムヘアの髪を優しく揺らした。

 

「…。いいえ、だからこそですよお兄様」

 

「?」

 

「今こそ私の力が必要と思いまして。…残りの清掃の事です」

 

彼女の瞳が一際赤く輝く。まるで悪霊の火のように。

怪しい笑みを浮かべ瞳を赤く染めた彼女は僅かに残るひと仕事を楽しみに待っていた。

その仕事とは、ずばり未だ残る死喰い人、ヴォルデモート陣営ではない不死鳥の騎士団メンバーやチラホラと見かけたイギリス魔法界では無い他学校のメンバーらの制圧、または歯向かうものへの惨殺である。

 

「あんなもの、いつかは野垂れ死ぬだろう…そう思わぬか?セブルス」

 

「…最も…フラン様のご意見にも一理あると思います…我が君」

 

「フン。セブルス、貴様は俺様の意見には賛同しないというのか?」

 

「いいえ。我が君の仰る通り、いつかは野垂れ死するでしょう…。我々に歯向かえる程勢力は無い様でしたので。ですが、もしかするとそれが可能になり得る場合もございますので、フラン様のご意見に一理いたしました」

 

「そうか。なら、早めに手を打とう。ボーバトン、マホウトコロ、ワガドゥー他魔法学校の制圧、その他立ち向かう者の処理…責任者をフランとする。…任せたぞ、フラン」

 

「はっ、全力を尽くします。お兄様」

 

「…?それはそうと、ワームテールはどこに?」

 

「…!あそこにおるぞ、レミリア」

 

「ん〜…!いた!話があるから行ってきます。セブ、後程ゆっくり話しましょう」

 

「はい、勿論」

 

「次の曲が始まる前には来るのだぞ」

 

「はぁ〜い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜大広間(ダンスホール)のすみっコにて〜

 

「ピーター!!」

 

「!奥様、いかがなさいましたか?」

 

「ここ、良いかしら?」

 

「も、勿論にございます!ささっ、どうぞ」

 

「ありがとう、ピーター。……今まで色々な事があったわよね…」

 

「はい、奥様。貴女が来てから私の世界は素晴らしいものへと変わりました。…こんな私に手を差し伸べてくださったのはご主人様とそして、レミリア様だけにございます」

 

「…ピーターは変わらないわね、ずっと」

 

「むしろ変わったのは、貴女が来てくださった…という事」

 

「あの人も、私が来なければ“ハリー・ポッター”に打ち負かされていたでしょう?…いや、もしかするとフランが彼を救うかもしれない…きっとそうね。…でも、いつかは私の手が必要になるわ。違う?」

 

「違いませんね、奥様。それで、話はその事でしょうか?」

 

「勿論違うわ。貴方も新しく作る純血の為の学校の教師になってもらおうと思って、声を掛けたの」

 

「私が…教師ですか?」

 

「そうです。貴方なら良い教師になれるわ。う〜ん。私の見解だと、実技に向いてらっしゃいそうね」

 

「実技ですか?」

 

「例えば、闇の魔術とか、変身術とか」

 

「うぅむぅ…」

 

「…まぁ、時間はたっぷりあるわ、考えてみてちょうだい。話はそれだけよ」

 

「考えてみます」

 

「えぇ、お願い……あ、セブ!」

 

「おや、お話は終わられたのですかな?レミリア様」

 

「えぇ、貴方は新しい学校で教師をやる?」

 

「空いていれば…ですが」

 

「!すると…やっぱり魔法薬学?」

 

「…出来るのであれば、そうしたい」

 

「なら、引き続きお願いしても良いかしら?」

 

「喜んで。…どうぞ、私の席までお越しください」

 

「えぇ」

 

 

 

 

 

「どうぞ、お腰掛けください」

 

「ありがとう、セブルス。……ワインよ、乾杯しましょう?」

 

カチン(グラスを合わせる音)

 

「…ワインのつまみにチョコレート等如何ですかな?」

 

「まぁ、ありがとうセブルス。……ねぇ、今は良いわよ」

 

「…ならばそうさせていただこう、レミリア。今夜は飲み明かす気か?」

 

「…ごくん。だって、今、そうするほか無いんだもの」

 

「先程の彼はどうしたのだ?魔法省の神秘部長と聞いていたが」

 

「彼なら一通り話は終わって別の方とお話になられているわ。ねぇ、彼、死喰い人(デスイーター)では無い様な気がするの」

 

「魔法省の人間は全て死喰い人(デスイーター)のはずだが?」

 

「さっき小耳に挟んだのだけど、彼、最近魔法省の職員になったばかりらしいのよ。そこがなんだか引っ掛かるわ。…気のせいだと良いのだけれど」

 

「…その事、我が君には?」

 

「まだ話してないわ。セブルス、私からの頼み、聞いてくれるかしら?」

 

「“(ロビン)の事を調べ上げろ”だな?」

 

「その通り、出来るわね?」

 

「勿論」

 

「なら、お願いするわ」

 

「承知した」

 

「フフッ…、ねぇセブルス。貴方はこの世界どう思う?」

 

「どう思う…とは?」

 

「貴方にとって好ましい世界かどうかよ」

 

「…リリーは守れなかったものの、ハリー・ポッターが生きているだけでもありがたいと思う。吾輩はポッターを守る為に生きてきたからな」

 

「あら、なら彼の母親としてしっかりと彼を育てないと。新しく生まれる子供の為にも」

 

「!子供を産むのか?」

 

「授かれれば良いのだけれど」

 

「男か?女がいいのか?」

 

「私はどちらでもいいわ。元気に産まれればね」

 

「もしわかったら祝おう」

 

「フフフ、ありがとう」

 

「構わん」




ではまた次のお話で会いましょう♪see you♩♪
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