ヴォルデモート(闇の帝王)と紅い美女   作:Tuuri_ecru

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皆様、どうもこんにちはこんばんはおはようございます。
Tuuri_ecruにございます。
今回は盛りだくさんでお届けしますよ~!
死喰い人とのお茶会やあの3人組の登場、
決戦前日の最後の死喰い人全員が集う晩餐……!!

ここから本格的な物語が始まります!


どうぞ、ご覧あれ。


第2話 決戦前日 1

~ヴォル、レミリアの寝室にて~

 

コンコン×2(ノック音)

 

「ヴォル、帰って来たわ」

 

「入れ」

 

ガチャッ(扉を開ける音)

 

ヴォルデモートに声を掛け、部屋へと入るレミリア。

 

「これでハリー以外は安全よ。ねぇ、分霊箱(ホークラックス)変えたら?」

 

「ハリー・ポッターをここの一員にするからいい」

 

「まぁ、あのハリーを?」

 

あのハリー・ポッターを死喰い人にすると言い出すヴォルデモート卿。

だが、レミリアはリアクションだけはとったものの内心"そうするだろう"と納得していた。

 

「そうだ。レミリア、やれるな?」

 

「勿論。明日、やるわ」

 

「…これで俺とお前は世界に君臨する事が出来る…。

スネイプにはあのジジイ(ダンブルドア)を殺す様命じたし、必要な物は全て手に入れた。心配する事は無くなったな…。ん、ドラコを呼んだのか?」

 

レミリアの瞳を見るなりそう聞くヴォル。

ヴォルは開心術に長けており、今もレミリアの瞳を見るだけで彼女が何をしてきたか、話したかが分かった。

 

「そうよ。彼も死喰い人の一員だし、必要の部屋でバッタリ会ったから」

 

だが、かのヴォルデモート卿の奥様はそれがいつもの事らしく、驚く素振りすら見せない。

 

「2日後決戦だもの。全員を集めて会議をするだろうと思ったのよ」

 

ヴォルの隣に座るレミリア。

 

「…確かにその通り。さっさとホグワーツを無き城にする為にも会議をするさ」

 

自然な手付きでレミリアの肩に腕をまわすヴォル。

 

「でしょう?だからよ」

 

「流石だな」

 

「貴方の妻だもの。それ位理解が早くないと」

 

コンコン×2(ノック音)

 

扉をノックする音が響く。

ドア越しに声が聞こえた。

 

「失礼します、ルシウスです。アフタヌーンティーの時間になりましたが、おいでになられますか?」

 

それは、ルシウス・マルフォイの声であった。

ルシウスはセブルスやベラトリックス等と同じくヴォルの忠実な下僕で、彼とセブルスだけは誰の命令もなく毎回定刻通りお茶の時間や晩餐、朝食の時間等に呼びに来る、ヴォル曰く"良い奴"である。

 

「レミリア、行くか?」

 

「えぇ、行きましょう」

 

しっかりとレミリアに聞くヴォルデモート卿。

こういった所からも愛情が伺える。

 

「分かった。ルシウス、今行こう」

 

「はっ」

 

ヴォルがルシウスに伝え、レミリアとヴォルは部屋を出る。

 

ガチャッ(扉を開ける音)

 

「今日のデザートは何かしらね~。スネイプの紅茶飲み損じちゃったから今が勝負!…なんてね」

 

「クク…。お前の紅茶だけゲテモノにしてやろうか?」

 

「もうっ!それじゃあ飲めない~!」

 

「我慢して飲め…ククッ」

 

「ひっど~い!ヴォルったら」

 

「我が君、レミリア様。今日のデザートは良い物を仕入れましたよ。レミリア様がリクエストした"やつはし"でございます」

 

部屋から出るなり他愛もない会話をして笑い合う二人に、思わず笑みを零すルシウス。

レミリアのまわりはいつもマイナスイオンでいっぱいである。

 

「ルシウスありがとう~!!もの凄ーく食べたかったんだ~♪京都土産の"やつはし"!行った時抹茶とお饅頭で満足しちゃって忘れてたのよね。ヴォルも食べて!とっても美味しいんだって♪」

 

「では俺も頂くとするか」

 

嬉しそうに話すレミリアに優しく笑うヴォル。

闇の帝王と囲むお茶会の始まりである。

 

~食堂兼会議室にて~

 

「!"やつはし"!!なんて美味しそうなの!あ、ルシウス座って!皆様もお座りになって下さい…。!ヴォル、今日のお茶"日本茶"よ!…っ幸せ…♪」

 

着くなり長机の上に並んだやつはしを見てはしゃぐレミリア。

しかもここイギリスではなかなか手に入らない"日本茶"まで用意が完璧だ。レミリアは更に興奮している。

 

「クスクス…、良かったな。では諸君、頂こう」

 

全員が席に着くと、ヴォルデモートが合図する。

 

「いっただっきま~す!」

 

「……?手で食うのか…?」

 

誰よりも先に食べ始めるレミリア。

やつはしの食べ方を知っているレミリアは、ヴォルに丁寧に教えてあげる。

 

「そうよ!手で持って頂くの」

 

「こ、こうか?」

 

「そうそう!」

 

皆は思った。

 

《(何この可愛い生き物…!)》

 

と。

 

「むぐ…モグモグ…」

 

1口、口に含んで咀嚼するヴォル。

 

「…いかが?」

 

レミリアは自分も食べつつヴォルに訊ねる。

 

「…うん…美味しい…」

 

『(あぁぁ…!!!可愛過ぎる…!!!)』

 

再び皆の心の叫びが響いたところでレミリアは斜め前に座っていた死喰い人の【クィリナス・クィレル】に話し掛ける。

 

「ん、クィレル。タイムターナーは取ってこれた?」

 

「えぇ。保管庫の中に」

 

「ありがと、クィレル。流石だわ♪」

 

「お褒めに預かり至極光栄でございます、レミリア様」

 

「うふふ、いいのよ♪」

 

そしてヴォルに話し掛ける。

 

「ヴォル、ハリーの事話したら?」

 

「あぁ、そうだな。お前達、死喰い人の一員として明日ハリーを仲間にする。今ここにいない奴にも伝えておくが良い…。…ダンブルドア軍団に勝ち目は無いさ…ククッ」

 

睨み据えた目で死喰い人らを見回すと、死喰い人すら恐怖で震え上がる様な笑みを浮かべるヴォルデモート卿。

隣で微笑むレミリアすら邪悪な笑みに見えてくる。

 

「まぁ、とっくに私達の勝ち目は決まっているけれどね…」

 

「……分かったか?お前達」

 

それは、死喰い人の誰もが有無を言わさぬ勢いであった。

 

《 は い 》

 

気付けば口はyesを。

考えるより早く発している死喰い人。

やはりヴォルデモート卿の力は侮れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ホグワーツ城にて~

 

「ヴォルデモートの分霊箱(ホークラックス)も賢者の石もタイムターナーも全て取られた今、僕らに勝ち目はあるのだろうか…」

 

ホグワーツ魔法魔術学校内にある大広間にて、必死に頭を回転させる少年少女3人組。

悔しそうに項垂れる彼はグリフィンドール寮所属の【ハリー・ポッター】。

そう、彼こそ後の死喰い人となる少年である。

彼の黒縁メガネは煤けており、何かをした後だというのが伺える。

 

「…!まだレイブンクローのティアラがあるじゃない!!」

 

何かを閃いた様でパッと立ち上がる彼女は【ハーマイオニー・グレンジャー】。ハリーと同じくグリフィンドール寮生で、ハリーの親友。

 

「そうか!それを破壊すれば…っ!!」

 

ハーマイオニーと同じくパッと立ち上がるハリーに、1人の少年が声を掛ける。

 

「残念だがティアラはもう僕らの元にある」

 

鼻で笑う彼は先程のドラコであった。

大広間の入口に寄りかかって勝ち誇った笑みを浮かべる。

 

「まさか!?」

 

驚きの声をあげる少年は【ロン・ウィーズリー】。

ハリーとハーマイオニーと同じくグリフィンドール寮生で、ハリーとハーマイオニーの親友である。

 

「いや、事実だ。先程我が君の奥様がいらしてティアラを持っていかれた。もう君らには希望は無いのさ」

 

ここぞとばかりに皮肉るドラコ。

 

「じゃあ僕らはこのまま死ねって言うのかい?!」

 

焦りが怒りに変わるハリー。

だがドラコは動じない。

 

「僕らに降伏すれば、我が君は下僕として生かして下さるかも知れないけれどね」

 

「…あのレミリアってヴォルデモートの奥さんがいなければ絶対に勝てたのに…っ!!」

 

悔しそうに嘆くハーマイオニー。

ホグワーツ魔法魔術学校の生死はこの3人に賭かっているも同然なのだ。

 

「まだ負けてないんだから諦めようとしない方が良い!もしかしたらまだ打つ手はあると思う!!ダンブルドア校長なら何か考えがあるかもしれないぜ!」

 

何とかポジティブに考えるロン。

彼はこういう所が頼りになる。

 

「ホグワーツの皆が力を合わせれば勝てるかもしれないわね。一か八かだけど、諦めないで最後まで戦いましょう!!ね?!」

 

ハーマイオニーもロンの様にポジティブに考え始める。

だが、結局は一か八かの賭け事になってしまう。

 

「あぁ!!」

 

最後にハリーが納得し、3人の意思は揃った。

 

 

 

「ま、せいぜい勇敢に死に行くが良いさ…(必ず僕らが勝つがね…)」

 

その傍らで笑う(ドラコ)を知る由もない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

~ヴォルデモート邸、ヴォル、レミリアの寝室にて~

 

「晩餐の仕度が整いました」

 

日が暮れた頃、ヴォルデモートらの部屋に屋敷しもべ妖精ラミルが声を掛ける。

 

「行きましょう、ヴォル」

 

「あぁ」

 

レミリアがヴォルに声を掛け、部屋を出た。

 

※ラミルは屋敷しもべ妖精で料理長。ヴォルとレミリア専属の屋敷しもべ。レミリアの良き相談相手

 

 

 

 

 

 

 

 

~食堂兼会議室にて~

 

「全員いるな…?」

 

晩餐の席に着いた死喰い人らに一言そう言ったヴォルデモート。

それだけで(みな)の視線を集め、緊迫した空気を作り出す。

 

「2日後は決戦だ。正面から一気にかかろうと思っている。スネイプは命令通りダンブルドアを、ハリー・ポッターを仲間にするから理解しておけ。…レミリアはハリー・ポッターの面倒見を頼む。…また詳しい事は後日話そう…。では諸君、頂こう」

 

作戦の内容を説明し、一段落するとヴォルデモートは丁寧に手を合わせ食事の合図をする。

 

「いっただっきま~すっ♪」

 

楽しそうに両手を合わせ食事の合図をすると、やはり一番に食べ始めるレミリア。

 

ヴォルデモート邸での決戦2日前の晩餐はいつにも増して栄養バランスが整っていた。

 

 

 

 

 

「美味しい…っ!ナギニも食べられるかしら?」

 

牛の肉料理がレミリアの口に合うようで、ナギニにもあげようとする。

 

「あげるのか?」

 

ヴォルも咀嚼しながらレミリアに訊く。

 

「えぇ。人間も食べ飽きたと思って。牛なら食べれるわよね…っと」

 

レミリアがそうヴォルに言いながら机の下にいるナギニに小皿に肉を分けてあげると、即行食べ始めるナギニ。食べ始める速さはナギニも同じである模様。

蛇語(パーセルタング)でナギニに訊ねる。

 

『美味しい?』

 

コクンと首を縦に振るナギニ。

 

「良かった…ふふっ」

 

通常の言語で喜びを露わにするレミリア。

 

『じゃあ、残りの人間は半分こして頂きましょう』

 

再び蛇語(パーセルタング)でナギニに話すレミリア。

ナギニもそれに応える。

 

『えぇ、勿論』

 

『それで決まりね』

 

可愛くウインクすると、視線をテーブルの上へと戻した。

 

タタタッ!

 

「遅れてしまい申し訳ございません…っ!」

 

食堂に急いで駆けてくるのはドラコである。

やっと授業が終わったらしく、ヴォルデモート卿を恐れて真っ先に食堂へ向かった様だ。

 

「ドラコ…。…!そうそうドラコ!」

 

「如何いたしましたか?レミリア様」

 

ドラコに声を掛けるレミリア。

ヴォルデモート卿の前なので畏まるドラコ。

 

「後で話があるのよ…ルシウス、ナルシッサ。良いかしら?」

 

「!勿論」

 

ドラコに話があるレミリアはドラコの両親であるルシウスと同じく死喰い人の【ナルシッサ・マルフォイ】に同意を求める。

快く同意したルシウスとナルシッサを見て、優しく微笑むレミリア。

 

「ディナーは済ませてきた?」

 

「いいえ」

 

「なら頂きましょう。私の隣よ」

 

ドラコを席へと案内するレミリア。

 

「有難うございます。では、失礼いたします」

 

お礼を述べて席に座るドラコ。

 

これで重要人物全ての死喰い人が揃った晩餐が始まった…。




はい!今回は盛りだくさんでお届けいたしました。
如何でしたでしょうか?
闇の帝王側はこんな感じで生活をしてくれればいいなと私の思いを込めました♪
皆様にもそれが伝わるともっと良いのですが…!!!

次回はさらに本格的に決戦へと持ち込みますので是非是非次回もご覧下さい~~~´ω`*

ではまた次のお話で会いましょう♪see you♩♪
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