ヴォルデモート(闇の帝王)と紅い美女   作:Tuuri_ecru

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どうぞ、ご覧あれ。


第4話 決戦日(本番)1 レミリアとハリー・ポッター

【決戦本番】

 

~ヴォル・レミリアの寝室にて~

 

「ふぁぁ…っ、ヴォル…?…行ってしまったのね…」

 

寝起きのレミリアは寝ぼけ眼で欠伸をしつつ、愛する夫の姿を探す。

が、居ないと気付くと大きく背伸びをし、

 

「よし。なら早めにハリーを連れてきましょう」

 

と、呟きながら身支度へと取りかかった。

 

 

 

 

 

~ホグワーツ魔法魔術学校にて~

 

「まぁ…っ、ダンブルドア先生亡くなってしまったのね…」

 

ホグワーツ魔法魔術学校のとある一室の入口に姿現しをしたレミリアは、こっそりと中の様子を伺う。

既にスネイプ教授によって殺害されてしまったダンブルドア校長のご遺体を囲み、複数の生徒が阿吽絶叫している。

 

「スネイプめ…よくも…、よくも…っ!!」

 

「あっ、ハリー!!」

 

「!?!?あっ、貴女は…っ!!」

 

ぐるりと見回した中にハリー・ポッターを見つけたレミリアは、嬉々としてズカズカと室内へ足を踏み入れ声をかける。

そして落ち着いて一礼をし、

 

「皆様、初めまして。私、本日お手合わせいただくヴォルデモート卿の妻、レミリア・スカーレットと申します。」

 

と室内にいる全員へ丁寧に挨拶をした。

 

「…で、急で申し訳ないのだけれど、荷物を纏めて私と来ていただけないかしら?」

 

そう、ハリーへ声をかけるレミリアに、

 

「ダメよ!ハリー!そんな女について行っちゃ!!」

 

と阻止するはハーマイオニー・グレンジャー。

 

「分かってる!……だけど、あの、何故…?」

 

ハリーはあくまでも警戒態勢でレミリアへ質問を投げかける。

 

「動くな!!大人しくアズカバンまで来ていただこうか!!」

 

訃報を聞き駆け付けていた魔法省の職員らが、レミリアの思わぬ来賓にいっせいに杖を向け、更にピリピリとした空気がホグワーツ内を険悪にしていく。

 

「…。ハリー、お願い。これも全て貴方の為なのよ」

 

杖を向けられても臆する事無く真っ直ぐハリーを見つめるレミリア。

 

「…そう言って、僕を騙そうっていうんだろ?!」

 

「(Obliviate(オブリビエイト)・忘れよ)」

 

「うっ…あ…あ………」

 

ハリーもレミリアへ杖を向けた矢先、無言呪文で忘却の呪文を掛けるレミリア。

 

Avada Kedavra(アバダ・ケダブラ)(息絶えよ)!!」

 

すかさず死の呪文を繰り出す魔法省の職員。

 

「残念、私にはそれは効かないわ」

 

ホコリを払うように許されざる死の呪文を跳ね除けるレミリア。

とてつもなく強力な守りの呪文で保護されているようだ。

 

「(クッ…死の呪文を魔法無しで弾くなんて……!!)」

 

驚きのあまり声を失う魔法省の職員らに、レミリアは言う。

 

「それでは、ハーマイオニー、ロン、その他生徒や魔法省の皆様方、失礼いたしました。…あ、このお花、彼のご遺体に供えてあげてください…では」

 

「っあ、ダメ!!…っハリー!!!」

 

花束を呆気にとられている生徒の1人に強引に手渡すと、意識朦朧としているハリーを守っていたハーマイオニーから無理やり連れ出し姿くらましで颯爽と消えるレミリアとハリー。

残されたハーマイオニーらは呆然とただ無になったハリー無き室内で

唖然と空を見つめていた。

 

 

 

 

 

~ヴォルデモート邸にて~

 

「…ここは一体…」

 

姿現しでヴォルデモート邸へとトリップしたレミリアと忘却の呪文をかけられているハリー。

 

「貴方の家よ、ヴォレット。今日からここは貴方の家」

 

「僕はヴォレット…ここは僕の家……」

 

※ここからハリー・ポッターの名前はヴォレットに変わります

 

ぼぅっとしているハリーへ簡潔に説明するレミリア。

新しい名を付けてもらったようだ。

 

「そうよ。そして今日から私は貴方の母」

 

「貴女が…か、母さん…」

 

レミリアは忘却の呪文を掛けられた元ハリーに、これからやる事、説明しなければならない事をじっくり丁寧に伝えた。

 

「…つまり、僕の父さんと一緒に戦えばいいんだね?」

 

「えぇ、そうよ。出来るわよね?」

 

「うん。魔法は使えるみたいだから!」

 

すっかり洗脳にかかった元ハリーは、嬉々として杖を出しレミリアに見せる。

 

ガチャ(扉を開ける)

 

「ふむ、上手くいっている様だな」

 

姿現しで帰宅したヴォルデモート。腕を組みながらニヤリと笑う。

 

「えぇ、お帰りなさい、ヴォル。ヴォレット、彼が貴方の父よ」

 

「父…さん……初めまして」

 

恭しく挨拶をするヴォレット。それを見たヴォルデモートはさらに笑みを深くする。

 

「あぁ、初めまして。俺様がお前の父だ。今夜はその戦いの時だから必ず来るように」

 

「はい、父さんのお役に立てる様に全力を尽くします」

 

「宜しい」

 

片膝を付いて頭を垂れるヴォレット。洗脳は完璧のようだ。

 

「ヴォル、頑張ってね」

 

「なに、お前こそ」

 

愛しき妻の髪に一つ、キスを落とすヴォルデモート。

レミリアは嬉しそうに頬を染める。

 

「ヴォレットも、頑張りましょうね」

 

「うん、母さん!」

 

レミリアの問い掛けに、ヴォレットは明るくそう返事をした。




ではまた次のお話で会いましょう♪see you♩♪
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