ヴォルデモート(闇の帝王)と紅い美女 作:Tuuri_ecru
『』内はパーセルタング(蛇語)での会話にございます。
どうぞ、ご覧あれ。
〜ヴォレットの部屋にて〜
コンコン×2(ノック音)
「入るわよ?」
「母さん…?良いよ」
ガチャ(扉を開ける)
「ヴォレット、買い物に行く?」
「!行く!!」
「せっかくだしホグズミート村まで行きましょう」
「…は、い…?」
「あぁ、ホグズミート村はお菓子や羽根ペン、いたずら道具が売っている村よ。イギリスで唯一マグルのいない村なのよ」
「行ってみたい、母さん!」
「それじゃあ、用意してね。お父さんは大事な会議があって行ってしまったから…『ナギニも連れて行く?』」
『私はどちらでも構いませんよ』
『連れて行くよ!ナギニ、行こう!』
『仰せのままに。レミリア、参りましょう』
『ヴォレット、用意は良いの?』
『特に無いかな』
『では、出発ね』
〜ホグズミート村にて〜
「!!ここ!?」
「そうよ、どこからまわる?」
「お菓子を見てみたい!」
「分かったわ。では、行きましょう」
「あの方って…闇の帝王の奥様では…」
「間違い無いわ。……しかも“生き残った男の子”まで連れているわよ」
「帝王のペットまで…!」
『…バレてますよ、レミリア』
『良いわよ。全員私達
『はい、母さん!…母さんは?』
『お母さんは他のお店をまわっているわ。大丈夫、私もナギニも貴方が心の中で呼んだら行くから。お金はあるわね?』
『分かった。お金は持っているよ、ありがとう』
『じゃ、またね』
『行ってらっしゃいませ』
『レミリアは結婚式やらないんですか?結婚していくつか経ちますけど』
『やるわよ、でもね?ヴォルが学校を建ててからですって。ホグワーツ城の中でやろうって言ってくれたの。私、ウエディングドレスをヴォルに見せたいなぁってずっと思っていて。黒に染まったあの人に白という色を見せても良いんじゃないかしらって………そう思わない?』
『…仕方無いですよ、我が君はご自分でその道を選んだのですから。自ら黒へお染まりになられたのです。レミリアがその様な顔をする必要ございません。…結局レミリアも黒のようなものではないですか。だから、この世界をお作りになられたのでしょう?私としては、黒でも白でも同じ様なものだと思いますけどね。でも、我が君が白いウエディングドレスをお召しになられた貴女を見た時のご様子って、何故だかとても気になります』
『ナギニ…。…私、三本の箒に行くわ。ついて来て』
『お目当てはバタービールですか?』
『いいえ。出来立てのチェリータルトよ。何でも、
『それはアフタヌーンティーのお茶請けに合いそうですね!』
『そして、蜂蜜酒よ』
『…アフタヌーンティーのお時間にお酒ですか?…それはちょっと…マナー的に…』
『一杯だけ!どうせ今夜はパーティだろうから』
『蜂蜜酒って…貴女弱いではありませんか』
『良いでしょう!それ以上言うと食事抜きにするわよっ』
『…はい』
キキィ…(扉を開ける音)
「いらっしゃいませ、あら、我が君の奥様。チェリータルトであれば先程出来たばかりにございます。…お好きなお席へどうぞ。…ナギニ様もいらっしゃってますのね、では、ナギニ様には1番大きなネズミをご用意いたしましょう」
「ありがとう、ロスメルタ。血のように紅いレッドチェリーを使ったタルト。きっと売れるわよ」
「実はもう売れているんですのよ!お店にはお客様はあまりいらっしゃいませんが、郵便配達フクロウで商品を届けているのです。売れ行き上々でございますね」
「ふふっ、じゃあ安心ね。それと、蜂蜜酒を一杯頂けるかしら?」
「今日は何かおありですの?」
「パーティがあると思うわ。……もうっ、アフタヌーンティーの時間でも飲みたい時はあるの!」
「私は何も言っておりませんよ。はい、チェリータルトと蜂蜜酒でございます。どうぞ、ごゆっくり。ナギニ様もこちらどうぞ」
「美味しそうねぇ〜っ!!頂きます」
『頂きます』
「砂糖羽根ペン…?百味ビーンズ…?…どんなものなんだろう…」
「…あの、ハリー・ポッターさんですよね?」
「?いいや、僕はヴォレットだよ」
「…今日、我が君の奥様といらっしゃいませんでしたか?」
「あぁ、来たけれど…何の用?」
「やっぱり!えぇっと、僕も純血の魔法使いでピアズ・マクミランって言うんだけど…っんと、ここには来た事無いのかな?」
「あぁ、今日初めて来たんだ」
「!なら、分からない事があったら言って。どんどん教えてあげるからさ」
「それはとても助かる。ありがとう、ピアズ」
「構わないさ。えぇっと、ヴォレットくんで良いのかな?我が君の奥様と来たって事は、君は我が君の知り合いとかなの?」
「いいや、君の言う我が君がヴォルデモート卿だと推測すると、僕はその息子。そしてその奥様って言うのがレミリア・スカーレットだとすると、僕の母さんだ」
「!!?息子っ!?わわっ、大変失礼いたしました…ヴォレット様」
「いいや、敬語じゃなくて良いよ、ピアズ」
「っじゃあ、これからよろしくね、ヴォレットくん」
「あぁ。早速だけどこの砂糖羽根ペンっていうのは…」
〜三本の箒にて〜
「…ひっく…んん…ふぅ…」
『言わんこっちゃない…』
「奥様、大丈夫でいらっしゃいますか?」
「えぇ〜っ!平気よ〜っ!」
『もぉ〜っ!!ヴォレット様呼んできます』
「?ナギニ様はどちらへ…?」
「ヴォレット呼ぶってぇえええ〜!」
〜ハニーデュークスにて〜
『…あの〜っ、ヴォレット様…!』
「!!『どうしたの?』」
『レミリアがお酒で酔ってしまっていて…』
『お酒を飲んだのかい!?』
『一杯だけと仰って…』
『母さんはどこに?』
『三本の箒に…』
『三…?…連れて行って』
『あぁ、すみません、こちらです』
「ヴォレットくん…?」
「ごめん、待っていてくれるかい?」
「勿論、待っているよ」
「ありがとう」
〜三本の箒にて〜
「ん〜っ、ヴォル…ぅぅ…ヴォレットぉぉ…」
バンッ(扉を開ける音)
「母さん!!…母さんっ!!」
「なぁにぃ…?ヴォレットぉぉ…」
「…っ、誰か…。…!ナギニ、ピアズ呼んできて!」
『?呼びました?』
『さっきの友達、連れてきて!』
『!はい、今直ぐに!』
〜ハニーデュークスにて〜
「…?…ナギニ様?……!?僕を呼んでいる…?」
「シューシュー!!」
「??あ!着いて来いって事かな?待って!」
~三本の箒にて~
キキィ(扉を開ける音)
「ヴォレットくん、どうしたの?」
「あぁ、ピアズ。僕の母さんが酔っ払ってしまって……。でも、帰り方が分からないからどうする事も……」
「じゃあ、取り敢えずハイスリート通りのベンチまで運ぼう」
「分かった。……お釣りはいりませんよ」
「え、あの、奥様ここにいていただいて構いませんよ?」
「いいえ、これ以上ご迷惑をおかけするわけにもいきませんから」
「ヴォレットくん、そっちの肩持って」
「あぁ」
~ハイスリート通りにて~
『酔いが覚めるまで待つつもりですか?』
『あぁ、そうだけど?』
『…多分1日、24時間をまわらないと難しいのでは…と』
『1日!?じゃあ僕らは帰れないって事かい!?』
『…恐らく…』
『……』
「ヴォレットくん…?」
「…母さんは1日経たないと酔いが覚めないらしい…」
「!なら、どうするの?」
「…ここで、1日経つのを待つしか…。せめて僕の自宅を知っている誰か
「僕の父さんも我が君と共に会議をしているらしいし…」
「?あれ?ヴォレットじゃないか、レミリアと一緒にどうしたんだい?」
「ドラコ!」
「ドラコくん!」
「そっちは…ピアズか」
「そう。我が君の奥様が酔ってしまわれて、帰り方が分からなかったんだ。ね、ヴォレットくん」
「…ふむ、なら、僕が帰らせてあげよう。ただ、僕も用事があるから、それが終わってからで良いかい?」
「ありがとう!勿論、それだったら待っているよ」
「すまないな、じゃあ、待っていてくれ」
「あぁ」
「ドラコくんが分かって助かったね」
「ピアズ悪いね、付き合わせてしまって」
「んーん、気にしないで。僕の父さんがいつもお世話になっている身だし、ホグワーツ城が直ったら一緒にまた通う事が出来るし!」
「クスッ。ありがとう、ピアズ」
「どうって事ないさ」
ではまた次のお話で会いましょう♪see you♩♪