転生オリ主チートハーレムでGO(仮)~アイテムアビリティこれだけあれば大丈夫~   作:バンダースナッチ

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見習い戦士 ―SQUIRE―

全てのユニットの基本となるジョブ
立派な戦士をめざして全てはここから始まる


第2話

 アビリティには幾つかの種類がある。

 アクションアビリティ・リアクションアビリティ・サポートアビリティ・ムーブアビリティの4種類だ。

 

 内容としてアクションアビリティは黒魔法、戦技、格闘などFFシリーズお馴染みな項目である。現在就いている職業に応じたアビリティにもう一つ追加出来る。

 リアクションとは相手の行動に対して行うものであり、反撃、回避系等がこれに含まれる。

 サポートは職業によって様々だ。見習い戦士の項目で言うなら斧装備可能、まじゅう使い、防御、取得JpUPがある。

 ムーブはその名の通り移動系だ、+で追加されるものやアイテムを発見できるものとこれまたなかなかに種類がある。

 

 さて、説明のような流れになってしまったがここからJPについて色々と試してみようと思う。

 

 まず手持ちのJPは9999。これは言ってしまえばあまり多いとは言えない数値だ。

 見習い戦士の項目を全て埋めるのに1670も必要になってくる、アイテム士に至ってはポーション、ハイポーションとアイテム一個づつにポイントが必要となってくるためアイテムの種類の数だけポイントが必要だ。別に全部覚える必要も無い訳だが。

 

 兎に角ポイントを使ってみよう、見習い戦士の項目を引き出しとりあえずアクションアビリティを全て埋めてみる。

 項目は ためる、体当たり、投石、手当 を選択する。合計で620を消費する。

 

 頭の中に音楽が流れた様な気がした、見てみると見習い戦士のレベルが上がっている。そのままさらにリアクション・サポート・ムーブと習得していく。

 

JP 8329

見習い戦士 Lv.6 Total /1670 ☆Master!

 

こんな感じになった。気になるのは総JPが減っている代わりにその分が見習い戦士に振り分けられている。そしてその分だけレベルが上がっているのだ、マスター表記はアビリティを全て覚えるとこう表記されるのは元のゲームからお馴染みだった事を思い出した。

 

 さて、見習い戦士は全ての基本とも言うべきものだ。だから全てのアビリティを覚えておいたのだが、次の問題はJPがちゃんと貯められるかどうかだ。これで貯められなければそれはもう残念なキャラになってしまう。

 自身のアビリティを表示し、スキルをセットしようとした所でまた一つ違いを見つけた。アビリティをセットできる場所が一つしかないのだ。つまりアクションアビリティしか付けられない。

 

 すこし焦った所で少し冷静に考えてみた、考えてもみればサポートやリアクションなどは現実で考えれば一度覚えてしまえば別にいつだって使えるものだ。防御や斧装備可能などゲームの都合上でセットしなければならなかったが、自身がそれを扱えるなら関係ないのだろう。とは言え、いずれ検証したほうがいいとも思うが。

 

 さて、JPを貯められるかどうかを実験したいし、何より折角覚えたスキルを使ってみたいという思いが強くなるのは決して自分だけではないだろう。屋敷内をうろついているところでエニル先生を見つけた……。

 

「…………」

 

 いやいや、エニル先生は教師だぞ? 流石にそれはまずくないか?

 いや、しかし他に適当な人物もいない……使用人の人は皆女性なので流石に……。

 

 中庭に出たところで少しの間をおいて後をつけていく……そして落ちていた石を拾って。

 

『投石』

 

 思いっきり投げつける!

 

「イタッ!? ちょっ……トリス君!?」

 

 思いっきり背中に当たったようだ、そしてJPを確認してみる。

 

JP 8339

 

 10ポイント増えている……経験値の方は変わっていないのは命のやり取りなどではないからなのだろうか? とは言え流石にこの体で戦闘をしたいとは思わないが。

 なんて考えていたらエニル先生に頬をつねられた。

 

「へんひぇい いはいんでふけど」

 

「なんで私に石なんて投げつけたんですかね?」

 

 顔は凄い笑顔だがつねる力はぐいぐい増している。というか正直本当に痛い。

 

「ひえ、ひょっとみならひへんひのれんひゅうを ひようとおもひまひて」

 

「全く、そういうのはちゃんと相手に言ってから訓練に移らないといけません

そういった事に興味が出てくる年頃というのもわかりますしね」

 

 そう言いながら手を離してくれた。年頃って言われるとえっちな事の様に思われるじゃないか。しかし目の前に無防備に立っている……。

 

『体当たり』

 

「そぉい!」 「ぐふぅっ!?」 JP 8349

 

 油断大敵である、今自分で理解できると言ったばかりなのに。

 

「ふ……ふふ、最近随分と大人しくなったと思って心配していたんですがね……やっぱり君は元気が良すぎます……よ!」

 

 若干のためと共にゲンコツを食らってしまった……いや、これは完全にあれだ、フリだな。

 

『反撃タックル』

 

「そぉい!」 「はぐふぅっ!?」JP 8359 Exp001

 

 あ、今度は経験値が入った。どうやら多少なりとも戦闘的な空気にならないとダメらしい。

 その後、エニル先生からもの凄い勢いで逃げた。移動力+1も見習い戦士の項目の一つであり、優先的に取らなければならないアビリティだ。

 

……

 

 あれから部屋に戻りこってりと怒られた、どうやら意識が覚醒する前の自分はやんちゃっ子だったらしい。そういえば昔―この場合は前世の―両親に随分ないたずら坊主だったと言われた事があったのを思い出した。

 少し懐かしい気持ちがこみ上げてきから無理やりに思考をアビリティの事へと向ける。

 部屋に戻ってから試したのは「ためる」である。

 このスキルを使うと自分のATが1上がり、作中ではもっぱらJP稼ぎに使っていたのだ。細かい事を言うならストーリー開始後にイグーロスと呼ばれる城に向かう前にあるマンダリア平原と呼ばれるマップで延々とこれを繰り返しレベルを99にしたりすることも出来る。そしてイベントバトルとランダムバトルの時で敵の経験値がイベント依存からキャラの最高レベル依存に変わることを知らずにレベル99のチョコボに殺されるところまでが基本だ。

 

 話がそれた。つまりこれがあれば随分と簡単にJPが稼げるのだが。

 

「1回しか効果がないとか」

 

 思わず部屋でそう愚痴ったのは仕方ないことだと思う。

 確かに、確かにだ、ためるを連発すればレベル一桁の魔道士でもベヒモスを超えるだけのATになるのは普通に考えておかしな話だと言えるだろう。

 だが……だがしかしだ、これがなければFFTとは言えないのではないだろうか!?

 

 なんて一人で部屋で力説していたら使用人の一人に濡れたタオルをもって来れられた。別に頭おかしくなんてなってない。

 まぁそんな事は置いておいてもだ、1回は効果がある。そしておそらくは攻撃をすればいいんだろうが、これがモノに攻撃してもダメなのだ……試しに思いっきりタンスを殴ってみた後に再度スキルを使ってみたがJPに変化は無かった。なんとも不便なものである。

 しかし、自分の年齢はまだ5歳。これからまだまだ時間はあるのだと考えれば、この段階から色々と頑張れば随分と成長出来るんじゃないかとも思う。千里の道も一歩より、とも言うしそう考えておこう。

 

――――――

 

 あれから数日が経ち、母が帰ってきた。

 エニル先生から何かを聞いたらしく苦笑いしながら部屋にやってきた。

 

「トリス、先生に迷惑かけちゃダメでしょ。それにしても見習い戦士の訓練ねぇ……騎士になりたいの?」

 

 この場合の騎士は戦場に出るような立場の事を指してるのだと思う。実際戦わなくとも騎士の称号を得てる人もいる、やっぱり肩書きとして欲しい人もいるのだろう。

 

「んー、ずっと戦争が続いてるからね。いざって時には必要なのかもって思って?」

 

「子供が気にすることじゃないっていっても、トリスも貴族の子だしそうもいかないわよね……そうね、エニル先生に頼んでみましょうか」

 

 エニル先生そこまで教えられるのか……体当たりで結構ダメージ受けてたように見えたのに。

 とは言え、そこまでの実戦のようなものではないのだろう。ならば有難く話しを受けるべきか。結局のところ自分の知識はゲームだけのものであり、実際の事がわからないのだから。

 

「ちょっと不安だけど……それじゃあそれでお願い」

 

 話はすんなりと通ったらしいが、まだ体が小さい事から少なくとももう少し大きくなってからという話になったらしい。それに父にも話を通したほうがいいとも言われた。そういえば意識が出てから父には会ってなかった気がするな。

 

 

 結局のところ今までどおりに落ち着いた形になった。

 別に自分でポツポツと進めて行くからいいんだけども。しかし剣を使ったりするのは目立ってしまうと考えると魔法関係に進むべきか? 見習い戦士のレベルが2を超えて6になったため、次のジョブであるナイトが出たのでちょっとテンションが上がったのだが……。

 そう考えて、アイテム士のアビリティからポーション・毒消し・フェニックスの尾・メンテナンスを習得しレベルを2に上げる。そうした事により次に白魔道士と黒魔道士が現れた。

 

 魔法などのスキルならMPを消費するのだから使えば使っただけJPが貯まるのではないと少し期待している。

 流石に黒魔法を部屋の中で使うわけにはいかないので白魔法でケアルを覚えてみる。

 しかしここで一つ問題が生じた。

 

「……どうやって魔法使うんだ?」

 

 投石や体当たりなどはその名の通りに実行したのだが、いかんせん魔法はそうはいかない。そもそも魔法なんて使ったことがないからだ。別に30までなんたらだから魔法使いになれるとかそういう特殊な状況にもなっていなかったし……。

 

 そう思って頭にケアルと思い浮かべてみるとある言葉が思い浮かんできた、恐らく詠唱なんだろうが……。

 

「詠唱しなきゃいけないのか? さすがにちょっと恥ずかしいんだけど」

 

 と、言いつつちょっとドキドキしてるのは内緒だったりする。これもきっと仕方ない、魔法の詠唱は誰だってしたことあるはずだ。スレ○ヤーズとかブ○ーチとか。かめはめ波と同じ誰もが通る道だと思う。

 

 ダガーをだし、自分の手を少し傷つけておく。そして息を一つ吐き、整える。

 

「清らかなる生命の風よ 失いし力とならん! 『ケアル』」

 

 集中から僅かな時間がかかったが、詠唱は成功したらしく暖かい風が自分を包むのが分かる。傷つけた手を見てみるとみるみる消えていく。

 数秒ほどで風や光りは感じられなくなったが、傷は痕も残らずに無くなっている。

 

 凄い、魔法凄い。思わずテンションも上がるというものだ。

 JPを見るとしっかり貯まっている。今後はMPが続く限り魔法を使ってから休むようにしよう。

 

 アイテムから頭装備の金の髪飾りを取出し装備する。

 これで自身のMPが+50されるので元のMPと合わせれば60になる。ローブ系の装備も出して装備すればもっと大幅に強化されるのだが、流石に誰かが部屋に来た時に誤魔化せるかが微妙なところなので我慢する。

 これでもケアルのMP消費が6と考えれば1日10回は使えるのだ。魔法では1回でJPが5しか溜まっていないのが残念なところではあるが、50づつは溜まっていく。そうすれば1年で18250P……圧倒的じゃないか、我が軍は。

 

 このペースでいけば直ぐにあらゆるジョブマスターになれそうな気がしてきた。

 

 しかし、世の中そう上手くいくものでもなかった。

 

 問題は簡単だった、魔法を使うと疲れるのだ……2回も使ったところで凄く眠くなり、結局その日は寝てしまった。

 

 さらに次の日も体にすこしダルさが残っていた。エニル先生にそれとなく聞いてみたところ、小さいうちに魔法を使おうとすると大人の魔力消費よりも大きいとの事だ。

 

「高価な装備には能力を強化する役割を果たすものも有りますが、それは相応の体の人にしか効果が無いと言われていますよ」

 

 実際にどれ位の効果なのかを細かくは聞けなかったが、つまり今の自分のMP強化は……というかステータスを見ればいいのか。

 

トリスタン Lv.01 Exp.001

Brave 67 Faith 69

HP 48/40(+8) MP 15/10(+5)

 

 思わず地面に崩れ落ちてしまった、実際の表記の10分の1しかプラスされていない……なるほど、確かに2回使えば眠くもなるか。

 しかし、エニル先生が言っていた消費が多いというのは相対的な話なのだろうと思う。そもそもMPやレベルの概念がないのだから感覚しかないわけだし。

 

 結局ケアルは1日2回を寝る前にするという事にした。後は1週間―という概念がないので7日に1度は完全にお休みする方針に。

 

 千里の道……いや、まずは一里の道も一歩からという事か




見習い戦士 lv.6
アイテム士 lv.2
ナイト   lv.1
弓使い   lv.1
白魔道士  lv.1
黒魔道士 lv.1
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