再開と出発
やぁやぁ、おはようございます。
ハリー・ポッター改め、ハリー・エバンズ11歳です。
ところで、今私はどこにいるでしょう?
正解はキングス・クロス駅。
皆様お馴染みホグワーツ特急が出る駅でございます。
え?この十年間何していたかだって?
そりゃあまぁ、フィンランドにて小学校行ったり、魔法の練習をしたり、農作業を手伝ったり、魔法の研究をしたり、曽祖父のジーク爺の猟について行ったり、
とにかく、色々と充実した日々だったよ。
ん?ほとんど魔法関係じゃないかって?
いやいや、そんなことないよ~。
せいぜい、総計時間2年分てところだしね。
ちなみに、ダームストラング専門学校からも誘いがあった。
もちろん、断らせていただいたのだが。
今年、起こる賢者の石事件について、あれはハリーに花を持たせる為に
無論、僕は前者であると考えている。希望的観測と思うかもしれないが、前後の状況や原作での罠を仕掛けた各教師の実力を見れば、おおよそ予想が付く。
この場合、僕はホグワーツにいるべきではない。何故なら、僕がいることで賢者の石の警備体制が甘くなってしまうから。
では、何故そう考えているにも関わらず、ホグワーツに行くことにしたのか。答えは後者であった場合を考えたからだ。
無論、先に申し上げた通り先生方の実力は疑っていない。
ただ、今回は余計な混乱を避けるため、警備そのものを秘匿としている。
もしもそのために、本来の実力を十全に注げないとしたら?
そう考えた時、リスクマネジメントの結果来ざるえなくなった。
正直、魔法についての資料に閲覧制限がほぼないというのは、とても魅力的だったのだが・・・・・・。
「はぁ・・・・・・」
「ため息をつくと幸せが逃げるらしいわよ」
気が付いたら、汽車のコンパートメントの中だった。どうやら、考え事をしていても足はちゃんと動いていたらしい。
「初めまして、私はハーマイオニー・グレンジャー。ハーマイオニーって呼んで」
ほう、この子が・・・・・・。
「は、初めまして、ハリー・エバンズです。ハリーと」
「隣、いいかしら?他はもう皆埋まってて」
「ああ、構わないよ」
そう言って席を空けると彼女は嬉しそうに中に入り、椅子に腰掛けた。
「それにしても、あなた『ハリー』って名前なのね。あの『ハリー・ポッター』と同じ名前なんて凄い偶然ね」
「いや、本人さ」
「え?本当にマジ?」
「本当だよ。『ポッター』は父の性でね。今は母の旧姓である『エバンス』なのさ。父はあの時、亡くなったから・・・・・・」
そう、あの時もっと努力していれば、父だって・・・・・・。
「・・・・・・そう、ごめんなさい。嫌な事、思い出させたわね」
「いいよ、随分と前の話だし、気持ちの整理もある程度付いてる」
「そう・・・・・・」
「さて、この話はここまでだ!丁度いい所に車内販売来たな。なんか買って食おうぜ」
そう言って笑いかけると彼女も微笑んだ。
「ええ、そうしましょう」