寮監がスネイプ先生だからですね。わかるとも。
やぁやぁ、メリークリスマス!
早々にクリぼっちが決定してしまったハリー・エバンズです。
さて、クリスマスがやって来た。
皆は家族と休暇を満喫している頃だろう。
が、しかし先程述べたように俺は違う!
先日手紙が届いた。
何でもジーク爺が腰を痛めて病院に入院することになったらしい。(なお、普通に非魔法族の病院である)
ウチは人里から遠い関係上今は入院の準備でなかなか家にはいられそうもないので、今年は一緒に祝えないらしい。
だから、今年はホグワーツに残ってくれとのこと。
ガッテム!!
まぁ、事情が事情だし仕方ない。
マダム・ポンフリーに相談したらよく効く薬を分けてもらえたので、今年のジーク爺へのプレゼントはこいつにしよう。
その他にも母さんには料理本を、ハーマイオニーには「世界の魔法界の偉人」という本を、ドラコには「クリディッチ今昔」という本を贈ってみた。その他の人も本ばかりだが、まぁ、それなりに喜んでくれるだろう。
さて、そうしてホグワーツに残ることになった訳だが、はっきり言って暇だ。
だから、今回予てよりやっておこうと思っていた研究をするためにあの部屋を使った。
そう「必要の部屋」。ホグワーツ8階にあるとされる、あったり無かったりする部屋。
ここならば大抵の人の目的は叶う部屋。
ここで、今年度最後のイベントに向けた研究を行うことにした。
と言っても、撃退法とかではない。そんなものはとっくに出来ている。
ならば何をするかといえば、そこで手に入るもの、つまりは賢者の石で作りたいものがあるので、その下準備という訳である。
幸いにも、必要なものでここにないものは無かった。
さて、始めるとしよう。
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ああ、そうそう今年の僕当てのクリスマスプレゼントが届いた。
母さんからは手作りのクッキーの詰め合わせ、ジーク爺は新しい銃の手入れキット、等々沢山もらえたが、一つだけ差出人不明のプレゼントがあった。内容は透明マントだった。
ああ、そう言えば原作でもこれが贈られてたな。と思い出してしばらく被って遊んだ。
それもすぐに飽きてまた研究に戻ったのだが。
ともかく、このクリスマスは中々有意義に過ごすことが出来た。
何せ、一応は設計図と石以外の材料の入手は完了したのだから。
ククク、今からその時が待ち遠しいな。