魔弾の王と戦姫と天災   作:ムリエル・オルタ

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見切り発車で書いてしまいました。
後から修正やら色々やっていきたいです。


基本は原作に沿わせます。ティグルのヒロインはエレンが確定です。それ以外は考えていきます。そして、ハーレムのタグを書きながらオリ主のヒロインも未定なのでこれから考えていきたいです。




では、どうぞ!


プロローグ

あるところに世界に、神に愛された男が居た。男はやること全てが成功し、何をしても優秀な成績を残した。最初は親も優秀な息子を褒め、しきりに喜んだ。

 

しかし、次第に親は息子の異常さに気が付き腫れ物を扱うような接し方をし出した。それから男は高校生になると親

戚の家を転々とし出した。何処の家でも腫れ物を扱うように接され、男は何時しか他人を見ないようになった。

男はやれることは粗方やり、暇になった。何をしても一回練習するだけでプロ顔負けの技術を披露してしまう。その所為で色々な業界から目の敵にされた。男は家から出なくなった。

 

家の中で通販のみで生活していた男はあるモノに目を付けた。それは、アニメだった。男は何気なしにそれを見始めた。やることの無い、興味を失っていた男はアニメにドップリとハマった。通販でグッツを買い、部屋がグッツで埋ってしまうほどにハマった。しかし、男がアニメを見るスピードに対してアニメの出るスピードが追いつかなくなった。すると男は色々な観点からアニメを見るようになった。そうやってアニメを見ていると男は思った。「現代でそれらは再現できないのだろうか?」と。常人だったら「何を馬鹿な」と笑い飛ばすだろう。しかし、男は世界から神から愛された男だ。才能もさることながら頭脳すら世界最高峰と言っても良かった。

 

男は決断すると同時に大学受験をした。学院に行くためである。男の頭脳を持ってすれば大学も、学院も造作も無かった。大学から学院へ主席で入り、そこでも男はその才能を頭脳を遺憾なく発揮し注目を集めた。

そして、無事に学院を出ると男は研究職になった。正確には、開発者とも言える。

 

研究職になって壱年目、ガンダムを理論上製造できる論文を出した。同時に宇宙に移住する際に起こるであろう諸問題の解決策を出した。この論文に対して世間は失笑を浮かべる者、尊敬する者、畏怖する者に別れた。

 

研究職になって四年目、男は論文を出さなくなった。世間は死んだのでは無いか?殺されたのでは無いか?何処かの国に所属したのでは無いか?と様々な憶測が流れたが男はそれ以降表舞台に現れることは無かった。

男はあるアニメの贋作を作ろうとしていた。現代科学で出来ないのならば自ら機械を開発すれば良い、世界が自分を狙っているなら全ての目を欺けば良い。幸いにも自分にはそれを実行出来るだけの技術がある。

 

こうして男は世界から消え、研究に没頭した。

 

しかし、アニメはアニメ。ファンタジーを実際に再現することなど出来るわけが無かった。男は分っていながら諦めず試行錯誤し、どうにかあるモノを理論上のみでは実現可能にした。

だが、遅すぎた。余りにも時間を掛けすぎた。男が世界から消え引きこもり研究し始めてから既に八十年の時が経っていた。大学院を出たときが二十代後半。近代では平均寿命は上昇傾向だが、男は執念で生き続けていた。

そしてある夜、男は研究半場で死んだ。老衰だった。それから三日間、世界を豪雨が襲った。まるで男の死を悲しんでいるかのように。この時、ある教会関係者が「世界が、神が泣いている」と言ったらしいが真偽は闇の中だった。

 

世界は神は悲しんだ自らが愛した男が死んだからだ。自ら愛情を注ぎ、加護という加護を授けた男が死んだ。しかも、志半ばで死んだのだ。世界も神も悲しみに暮れた。

そして、世界と神は自らの力を使い異世界を作った。男が死ぬ最後まで再現しようとした技術、現象、武器。それらがあった世界。「Fate」の世界を。そして、輪廻の輪に帰ろうとしていた男の魂を確保しその世界に送った。今度こそ再現させるために。

 

男は死んだはずが目を覚ました。そこは見知った研究室。しかし、何やら細部が違った。見覚えの無い文献、持ってきた覚えの無い発掘品。男は警戒しながらそれらを調べていった。文献を読み進めていく内に男はある一つの仮説を生み出した。男が再現しようとしたアニメの世界であると。そこから男の行動は速かった。自らの才能、頭脳をフル回転させ世界各国から合法非合法関わらず様々な英雄の遺物を集めた。それを解析しては新しくものにした技術を使い再現しようとした。

 

しかし、甘かった。世界と神が無理矢理輪廻の輪から外した後遺症か男の体は病弱になっていた。咳き込めば血を吐き出し、頭痛が襲う。内臓も弱くなっており食事も病院食の様な物になっていた。新しい生を成就した矢先に男は自分に時間が無いことを悟った。

 

すると男はただせさえ病弱な体に鞭を打ち、寝る間を惜しんで研究に没頭した。そんな生活をして二十年経った。男は自分が意外にも長生きしたことを笑いながら死んでいった。研究は今度こそ成功した。

前世では贋作で良いと妥協していたが折角その世界に来たんだ。贋作では無く本物を作ろうと男は奮発し研究した結果、男はあらゆる英雄の力を手に入れた。代償は自らの体と命。余りにも大きな代償だったが男はそれでも満足そうに死んでいったのだった。

 

世界も神もそれに満足し男を輪廻の輪に戻し、来世の幸福を祈った。しかし、ここでイレギュラーが発生した。男の魂は輪廻の輪を通った後、消えたのだ。本来、輪廻の輪を通ると魂にある記憶が全て消去され新たな生命としてもう一度世界に戻っていくはずである。にもかかわらず、男の魂は何処にも見当たらない。世界も神も血眼で探したが結果は見つけられず。嫌々ながら世界と神は男の魂を諦めることにした。

 

この時、男の魂は記憶の全消去されないままある異世界にたどり着きこれまたその世界で最後となった魔術師の女性の中に入っていった。新しい生命が宿った瞬間だった。

 

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