前回の話に比べかなりギャグ路線です。
……ちゃんと後に繋げれるかしら
それと、タイトル変えました。
ただ、正直しっくり来ていないので今後また変わるかもです。
では、どうぞ。
俺の恰好は……なんと言うのだろうか? 江戸時代の大工とかが着ていそうな恰好と言えば分かるだろうか? じんべい? なんかそれに似ている気がする。
さて、そんなことはどうだっていいのだ。それよりも、自分自身ですら覚えがないこの不法侵入に覗き。一体何が起こったというのか……。 なんか金髪の美人さんが居たぐらいの記憶しか残っていない。
ドッキリか?
ンなわけない。 俺は有名人でもなければ芸能人ですらない。大学との奴がやるにしては凝りすぎているし、そもそも、会ってそこまで経っていないのだから、そこまで仲良くはなっていない。
高校? 中学? こんな凝った事をしている暇があったら勉強でもしてろ。
家族がやった可能性は? 俺は家族と仲が悪い訳では無い。ごく一般的な家庭だ。1人っ子で父と母が夜の大運動会を行った結果産まれた子供の俺が居るごくごく一般的な家庭。そんな家庭がこんな事をしようとするなんて、馬鹿げた事をすることもなければ、思い付くこともそうないだろう。
まあ、要するに、だ……。
「それで? 貴方はどうやって此処へと来られたのかしら?」
「第一声でそれを言われても……。あ、えっと……、自分も、そのー……分からない……です……」
そんな見ないで怖い怖い。だってしょうがないじゃん? 分からないものは分からねぇんだもん! と言えたら誰も苦労しない世界が出来ることだろう。俺はそう思う。まあ、喧嘩が増えそうだけど。
てかですね? それよりも……。いや、それよりもって言い方はアレだが……、兎に角ね? ずっと気になってるんすヨ。
この人……人? 八雲紫様じゃね?
いや、馬鹿正直に東方Projectのキャラクターである八雲紫様と全く同じ顔ではないよ? 普通に人。ただし、超絶美人。同じく、俺を横から見ている八雲藍と思わしき女性も。
つまり、凄むと怖い。
凄むと、怖い。
俺の息子がすっごい縮こまってる。俺は決してMではない。何方かと言えばM基質ではあるとは思うが、Mではない。
Mでは、ぬぁい!
だ、だからあんなにキツく睨まれても感じないんだからね!ビクンビクン
と、ふざけるのも大概に。仮に目の前にいる女性が八雲紫様こと紫BBAだとして、俺は紫様の入浴にお邪魔してしまったのだ。
正直あの時の記憶は虫に食われたかのように覚えてない。非常に残念である。
違う。その事は関係……無くもないけど重要じゃない。問題なのは、八雲紫が入浴していたと言うこと。つまり、此処は幻想郷……ではない。
いや、幻想郷に入るのかもしれない。だが、今は別物として考えよう。
此処は、マヨヒガだろう。
彼女たちの住み慣れた感じからしてもマヨヒガだろう。もっと言えば……マヨヒガはなんか侵入できない空間にあるらしい。事ぐらいしか知らない。ので、頭が良い風に言い回しをしてみたがこれ以上何かわかるわけでもかったりする。やだ……私って無能……?
「無能かどうかは出会ったばかりの私には測りかねますが……。まあ、頭が良さそうには見えないかしら。それと、女性に対してばばあ呼ばわりは控えなさい。いらぬ反感を買うわよ」
「あ、その、すいません」
「にしても、本当に何も知らないみたいですし……。どうしましょうか。何故だか私達の事を知っているみたいだけど……どうしましょうか、ねぇ藍」
「私としては即刻処分するべきかと」
そうよねぇ。と、八雲藍の言葉に同意する八雲紫。頬に手を当てその姿は今にも呑まれてしまいそうな程に艶かしい。
にしても、処分か……。紫様達のことを忘れて返してもらえるのだろうか。そうだとしたら、少し残念である。
「随分と脳天気な考えだこと。処分は処分。貴方が望むのなら楽に殺してあげるわ」
さっくりと告げられた死刑宣告。楽に殺してあげるわと八雲紫は微笑みを浮かべる。
いやいやいや、ちょっと待ってほしい。俺はどちらかと言うと巻き込まれた側だ。そりゃぁ紫様の裸を見てしまったかもしれないが、それも殆ど覚えていない。
「私の裸を見た見てないは私としてはどうだっていいの。私の幻想郷を壊されるかもしれない要因は残しておけない。私の事を知っていたのは気になるけれど、迷い込んだだけの侵入者は何を引っ付けて来るか分からない。外の技術が入り込んで来るだけでも幻想郷へは大きな影響を与える。だから殺す。それだけの事よ。分かってもらえたかしら?」
分かるか! いや、分かりたくないわ! 外の技術ったって俺は裸で迷い込んだんだから何も持っていない。それ等を作る様な技術もないわ!それと、さっきから心を読まないでください心臓に悪すぎです。
「あら、ごめんさない。それで? もういいかしら」
「えっと、その……殺さないなんて選択肢は……ない、ですか?」
「貴方がそれに見合う情報を持っていれば考えないこともないけれど? ああ、下手な行動はしないこと。視覚的に捉えられるようにした方が面白いかしら。藍」
「御意」
頭がジリジリと熱い。まるで炙られているかのような……。
「ヒイッ……!!」
上を向いた。そこには大人が1人はすっぽり入り切るであろう大きさの蒼白い火の玉。偶に聞こえてくるゴポッゴポッとした音が焦りを生み出す。
「さあ、早く考えなさいな。じゃないと、落ちて来ちゃうわよ?」
そんな事分かっとるわ! チクショウチクショウチクショウ!!
「おっと、調整を間違えてしまいました」
机の真ん中に大きな穴が空く。音なんて殆ど無かった。
焦げた臭いが部屋に充満する。アレをもし落とされでもすれば……
嫌だ嫌だ嫌だイヤダイヤダイヤダいやだいやだいやだ!!!
俺が彼女に提供出来るもの……なんだ、なんだよ……そんな目で俺を見るなよチクショウ! チクショウ!
目頭が熱くなって思考が止まって訳がわからなくなっていてぐるぐるしてきもちわるくてなにがなんだかわからなくなってどうしていいかもわからずに
分からない
分からない
分からない
わからない
わからない
そして、
漸く、此処が何の世界なのかを思い出した。
確実に俺よりも知識量が多い相手。今がどの時代なのかは分からない。
けれど、俺の武器はこれしかないから。これで勝負するしかない。
さあ、反撃を始めよう。
「あります。俺が貴女方に提供出来るものが。ひちょちゅだけ!」
「…………そう」
「…………噛みましたね」
…………噛んでないもん (つД`)グスン
お読み頂きありがとうございます。
噛んでないもん(つД`)
次回はもしかしたら、かなり話が飛ぶかもしれません。
では、また次回〜