【Another Story】仮面ライダー大戦GP 仮面ライダー3号   作:結城亮亮

12 / 13
「スーパーヒーロー大戦GP」をリメイクする二次創作小説です。
劇場公開時の感想を書き留めていたものが出てきたので、
それをベースに書いてみようと思いました。

※要するに「俺得 仮面ライダー3号」です。
尺とか対象年齢とかを抜きにしたときに、
仮面ライダー3号がこういう作品だったらよかったな、という
個人的な感覚で書いていきます。


※※※原作以上に、敵味方が複雑になります。
また、それ故にライダー同士が殺しあう場面も多く、
死亡するライダーも少なくありません。
そのような描写が苦手な方はブラウザバックを推奨します。


第12話 決戦

国立サーキットで開戦した仮面ライダーとデストロン軍団の決戦は、

四方を岩山や崖に囲まれた平地に場所を移していた。

戦闘員も含めれば数の上で20倍以上の差がある敵軍に、仮面ライダーたちは挑んでいる。

 

 

ドライブがテレビバエの攻撃を払い、拳を叩き込む。

さらに、背後に迫るギロチンザウルスに鋭い蹴りを突き刺した。

 

その近くで、1号はヒルカメレオン、スペースイカデビル、狼男を

一度に相手取りながら善戦している。技の1号の異名に恥じない、洗練された戦闘法で、

1号は幹部クラスの怪人さえも翻弄する。

一方、力の2号は超重量級怪人、ゴ・ガメゴ・レを持ち上げ、

デスイマジンやメデューサに思い切り投げつけた。

さらに、質量で身動きのとれない怪人たちを無理矢理起こし、

2号は強烈な攻撃を浴びせていく。

 

<ズーット!マッハ!>

マッハはクロックアップ状態のスコルピオワームと互角の戦いを繰り広げている。

その傍では、V3とライダーマンが背中合わせで立っていた。

「風見……すまなかった。俺は君に取り返しのつかないことを……」

ライダーマンが謝罪の言葉を口にする。

「何、もういいさ。それよりも、またお前とこうして戦えることが嬉しいよ。……行くぞ、結城」

「……ああ!」

一斉に飛び出す2人。V3はスコーピオンロード、スコーピオン・ゾディアーツ、

毒サソリ男を相手取る。スコーピオンロードの斧を、V3の緑色のボディが回避し、

直ちに反撃が為される。スコーピオン・ゾディアーツや毒サソリ男も同じく、

怪人たちはV3に傷1つつけることができない。

一方ライダーマンは仮面ライダー幽汽 ハイジャックフォームやユニコーンヤミーに

パワーアームで応戦する。敵のボディに、ライダーマンからの重い一撃が

的確に叩き込まれていく。

 

Xはスワローテイルファンガイアやピギーズイマジンに対し、

ライドルによる攻防一体の戦術を見せつけている。

アマゾンは仮面ライダーポセイドンの腕を掴み、装甲が薄い首の部分に噛みついた。

ストロンガーはサソリ奇械人やトライアルGに、電パンチを打ち込む。

その上空では、スカイライダーが数体のクロウロードやサドンダスと戦っている。

再び地上に注目すれば、スーパー1がマンティスロードやマグマ・ドーパントに

赤心少林拳の華麗な攻撃を当てていた。

その傍では、ZXがゴ・ザザル・バ、メ・ガドラ・ダ、マシンガンスネークを圧倒していた。

 

「リボルケイン!」

RXがベルトからリボルケインを取り出してジャーク将軍、ペルセウス・ゾディアーツ、

レギオンと武器を交える。RXは敵の攻撃を一切受けることなく、

その一方で自身の攻撃は少しずつ届かせていた。

近くではシンがオルカロード、ジャッカルロード、バーナーコウモリを蹂躙し、

ZOがタイガーロイド、イカファイア、スコーピオンイマジンを叩き伏せ、

Jがガライ、タイホウバッファロー、吸血カメレオンと渡り合っていた。

 

「てりゃあ!!」

電王 ソードフォームがカブトヤミーを斬り捨てる。

「タイミング逃してたけど……俺、参上!」

ポーズを決める電王、その背後に迫るバッファローロードをNEW電王が迎撃する。

「あ……幸太郎…………」

「幸太郎……」

「?」

電王の中の良太郎とモモタロスが、NEWを前に狼狽えた。

「その……操られていたからって、あんな酷いことして、本当にごめんなさい!!!」

「ごめんなさい!!!」

先に良太郎、続けてモモタロスが謝罪の言葉を口にし、頭を下げた。

そのタイミングで電王の背後にズ・メビオ・ダが、NEW電王の背後にバハムートが近づく。

2人のライダーは振り返って敵を斬りつけ、また向き直ると電王が再び頭を下げた。

「……今はとにかくここを切り抜けよう。話はそれからだ」

NEW電王が提案した。電王は静かに頭を上げる。

「心配しなくても、俺もテディももう負けないから」

「幸太郎……」

NEW電王の言葉に勇気づけられて、電王は体を震わせる。

「……よし!やってやろうぜ幸太郎!天丼!っていうか皆来い!!」

<クライマックスフォーム>

電王に、さらに3人のイマジン憑依し、クライマックスフォームへの変身が完了する。

そのまま電王はドラスを、NEW電王はデェムシュを迎え撃つ。

それを見て、ゼロノス ベガフォームも気分を高揚させる。

「最初……ではないが言っておく!侑斗もよろしく!」

ゼロノスはそう言うと、ゴ・ガドル・バ、オリオン・ゾディアーツ、

タイガーオルフェノクとの交戦を続けた。

 

「たあっ!」

ファイズはローズオルフェノクと3体のエルロードと互角に渡り合っている。その近くでは

ブレイドがメ・ギイガ・ギ、サンゲイザーファンガイア、ミサイルヤモリを斬り倒し、

ギャレンがカクタスオルフェノク、バイオレンス・ドーパント、ファルコンロードを

銃と拳で相手取っている。カリスはグリンシャ、鵺ヤミー、アルマジロイマジンを切り裂き、

レンゲルはクロコダイルオルフェノク、カミキリキッド、コマンダー・ドーパントを

薙ぎ払っている。

 

「はあっ!」

オーズ プトティラコンボはメダガブリューを振り上げて恐竜グリード、ショッカーグリード、

グランザイラスを叩き斬っていた。特に、オーズが意識的に深く斬りつけている恐竜グリードは、

既に3枚のコアメダルを砕かれていた。

 

クウガ ライジングマイティフォームが、スペースクモ男を殴り飛ばし、サイタンクを投げ、

ン・ガミオ・ゼダと打ち合っている。

その後ろでアギト トリニティフォームがスコーピオンオルフェノクを、ビートルロードを、

ヘッジホッグロードをフレイムセイバーで焼き斬り、ストームハルバードで薙ぎ払う。

龍騎サバイブがメテオバレットでアントロードやマスカレイド・ドーパント、デストロン戦闘員を

大勢撃破している。装甲響鬼が装甲声刃でゴルドラ、シルバラを圧倒する。

カブト ライダーフォームがクロックアップを使わずに仮面ライダーデューク、

仮面ライダーシグルド、仮面ライダータイラントを相手に立ち回る。

 

その上空をキバ 飛翔態、ウィザード インフィニティードラゴンが横切る。

キバとウィザードは火炎や翼や爪の攻撃で仮面ライダーダークキバ、仮面ライダーソーサラーを

追い詰めた。吹っ飛ばされたダークキバとソーサラーはそれぞれ正体である

バットファンガイア、ドレイクの姿を露にした。

キバ エンペラーフォーム、ウィザード インフィニティースタイルは地上に降り立ち、

各々の刃を因縁の相手に向ける。

「さあ、ショータイムだ」

 

ディケイドがウカワーム、クイーンアントロード、チェーンソーリザードを相手取る。

その傍でW サイクロンジョーカーエクストリームがプリズムビッカーで

スパイダーオルフェノク、アルティメットD、ユートピア・ドーパントに挑んでいる。

そこへ、アクセルブースターが飛来し、モレクイマジンを斬りつけた。

「照井!お前も来てくれたのか」

「ああ。……デストロン共、覚悟しろ。絶望がお前たちのゴールだ」

そう言うと、アクセルブースターはRナスカ・ドーパントや超銀河王に飛びかかっていく。

「……よし、俺たちもアレやるか!」

「ああ」

Wはビッカーシールドで指先の隠れる左手を敵に向ける。

「「さあ、お前たちの罪を数えろ!」」

 

フォーゼ エレキステイツがレオ・ゾディアーツに立ち向かう。

レオ・ゾディアーツの爪がフォーゼを弾き飛ばし、フォーゼは背中のブースターで相殺して

近くに留まった。その背中に、キャンサー・ゾディアーツが迫る。

「ぐあっ!」

「うおっ!びっくりした」

キャンサー・ゾディアーツはメテオストームのストームトッパーに弾かれた。

フォーゼは背後からの声でそれに気がついた。

フォーゼとキャンサー・ゾディアーツの間にメテオストームが割り込む。

「おお!流星キター!!」

フォーゼが歓喜の声を上げる。

「弦太朗、キャンサーは俺に任せてくれないか?……いたぶられた礼がしたい」

「おう、頼んだぜ!」

フォーゼはそう言うと、コズミックスイッチを取り出し、エレキスイッチと交換した。

<コズミックオン>

レオ・ゾディアーツがレオ・ダスタードを大量召喚する。フォーゼ コズミックステイツと

メテオストームはダスタードを蹴散らしながらゾディアーツに向かう。

「仮面ライダーの絆で、歴史と自由を掴む!」

「俺の運命は嵐を呼ぶぜ!」

 

フォーゼとメテオの近くでは鎧武 極アームズがジャガーロードたちを全て引き受けていた。

無双セイバー ナギナタモードが赤や青や黒のジャガーロードを斬りつけ、ソードブリンガーが

クイーンジャガーロードの杖を受け止めて反撃する。

先日戦ったときと比べて遥かに強い鎧武に、ジャガーロードたちは狼狽えている。

「まだまだ、俺たち仮面ライダーのステージは続くぜ!」

 

 

マッハの必殺技、キックマッハーがスコルピオワームを破った。

「いい絵だっ……うおっ!?」

決めポーズの途中、背後にある気配に気づいたマッハはとっさに回避した。

マッハが立っていた場所に太いレーザーが伸びる。

カニレーザーは不意討ちに失敗して舌打ちをした。

「お前か……前回のリベンジを果たしてやるぜ」

マッハは果敢にカニレーザーに挑む。マッハを一定距離以上近づけてしまったカニレーザーは、

斧を用いた戦法に切り替える。マッハは攻撃をかわしながら自らも攻撃するが、

甲殻類の特性を持つカニレーザーのボディに有効打を与えることができない。

 

また一方では、ドライブが怪人を蹴散らして首領に迫っていた。

ドライブは一気に距離を詰めて首領に拳や蹴りを放つ。

しかし、首領は身体のベースである3号以上の動きでドライブの攻撃を殺し、

逆にドライブに重い反撃を返していく。

「どうしたのだ?貴様の取り柄はマシンと口だけなのか?」

首領がドライブを煽りながら、重いキックを打ち込む。

ドライブは数メートル後ろに吹っ飛んだ。

「くっ、流石に強いな……」

ドライブは首領の強さに素直な感想を溢した。しかし、諦めることなく戦闘を続行した。

 

「泊さん……剛…………」

物陰から霧子が見守る。

そのとき、1台のシグナルバイクが霧子のすぐ左を通って彼女の後ろへ回った。

「キーッ」

霧子が振り向くと、彼女の背後にいたらしきデストロン戦闘員が、

シグナルバイクの攻撃で倒れされていた。シグナルバイクは、霧子の掌に停まった。

「これって……」

 

首領、カニレーザーを相手に、それぞれ苦戦するドライブとマッハ。

2体は眼前の仮面ライダーに大きな一撃を与えようとしていた。

「「死ね!」」

そこへ、シフトカーとシグナルバイクが1台ずつ飛来する。

2台は、首領やカニレーザーを攻撃して技の発動を妨害し、

それぞれドライブとマッハの手に飛び込んだ。

「お前!あのときのシグナルバイクか!」

マッハが叫ぶ。それは、歴史改変の際に

進ノ介たちのところに現れたシフトカーとシグナルバイクだった。

 

「やっぱりお前、俺たちを助けてくれたんだな」

「でも、それだけじゃない。このシフトカー……トライサイクロン!」

ドライブがつい先ほどまで競っていたマシンを間違えるはずはなかった。

手に停まっているシフトカーは、確かにトライサイクロンの姿をしている。

また、マッハの手にあるシグナルバイクは、1号、2号のバイク、新サイクロン号の姿をしていた。

「……ベルトさん、これ使ってもいいよな?」

「!…………よし、君の直感を信じよう」

「サンキュー。……黒井、お前の力を借りるぞ」

ドライブがシフトブレスにシフトトライサイクロンを装填する。

そしてマッハがマッハドライバー炎にシグナルサイクロンを装填した。

2人がそれぞれの装置を操作する。

<ドライブ!タイプトライサイクロン!>

<シグナルバイク!ライダー!サイクロン!>

2人の姿が変わる。

 

ドライブの胸部と肩のアーマーはトライサイクロンに似た白地に赤いラインのものになった。

下地のスーツは3号同様に、側面に黄色のラインが入ったものになり、

手足のプロテクターは3号のグローブやブーツと同じ色になっている。

右の手足には、3号のベルトについていたのと同様の小型ジェットがつき、

また、口部から伸びるパイプが6本になり、

その先がトライサイクロンのマフラーに似た構造となって、マスク側面に並んでいる。

トライサイクロンから発射され、ドライブの胸部に組み込まれたタイヤには

青いラインが走っていて、また、目は3号のように黄色に発光している。

 

マッハの胸部と肩のアーマーはサイクロン号同様に白と赤の配色となった。

首のマフラーは赤一色となり、右肩のタイヤには立花レーシングのマークが浮かんでいる。

スーツの下地は黒に変わり、腕側面には1本、脚側面には2本の白いラインが1号や2号のように

走っている。グローブは2号同様赤になり、ブーツは1号同様銀になっていた。

また、目の色は赤くなり、ヘルメット全体が1号、2号を思わせる配色になっていた。

 

ドライブ タイプトライサイクロンが高速で首領に駆け寄る。

そして、驚く首領に拳を打ち込んだ。

「ぬぅ!」

首領は衝撃で数歩後退した。ドライブはそのままもう一度拳を放つ。

今度は首領もそれを払い、鋭い拳を返す。

しかしドライブはそれを受け止めて、さらに一撃拳を返した。再び首領は数歩後退した。

「どうやら身体能力が全体的に向上しているようだ!」

ベルトさんが感嘆の声を上げた。

ドライブはまた、数発の攻撃を首領に浴びせる。

そして、右腕のジェットで威力を増した強力なパンチを首領の腹部に思い切り打ち込んだ。

その威力に、首領はついに数メートル後方へ吹っ飛ぶ。

「まだまだ行くぞ!首領、もうひとっ走り付き合えよ!!」

 

サイクロンマッハも、カニレーザーとの戦況を逆転していた。

力の2号の特性を授かったことで、その腕はカニレーザーの甲殻を傷つけ、

しっかりとしたダメージを与えるまでに強くなっていた。

カニレーザーは何度も地を転がり、立ち上がってはマッハの拳を浴びていた。

 

 

「そろそろ決めるよ」

<ヒッサツ!フルスロットル!サイクロン!>

サイクロンマッハが2号のポーズをとる。

そして跳躍し、ライダーパンチをカニレーザーにぶち当てる。カニレーザーは大きく吹っ飛ぶ。

「まだだ!」

サイクロンマッハは、今度は1号のポーズをとって跳躍した。そして空中のカニレーザーに対し、

必殺のライダーキックをヒットさせた。

カニレーザーはさらに吹っ飛び、地面にぶつかると同時に大きく爆散した。

マッハは着地すると爆炎を背に、今度こそ決めポーズをとった。

「いい絵だったでしょ?」

 

1号、2号がヒルカメレオン、スペースイカデビルを追い詰める。

「よし、俺たちもいくぞ!」

「おう!」

ダブルライダーがポーズをとって跳躍する。

「「ライダーダブルキック!!」」

必殺キックが2体の怪人に炸裂する。

「うぅぅぅぅ……首領万歳!!!」

叫び声を上げてヒルカメレオンが倒れ、続けてスペースイカデビルも倒れた。

「V3きりもみ反転キック!!」

V3の必殺技がスコーピオンロードを撃破し、空中に戻ったV3は続けて

毒サソリ男、スコーピオン・ゾディアーツを同様に撃破した。

「ロープアーム!」

ライダーマンが幽汽とユニコーンヤミーを縛り上げる。

ライダーマンはそのまま、2体を上空に放り投げた。

「スーパー大切断!!!」

既に大きく跳躍していたアマゾンの手刀が、幽汽とユニコーンヤミーを切り裂く。

アマゾンはそのまま、真下にいるポセイドンを真っ二つにした。

「リボルクラッシュ!!」

RXのリボルケインがジャーク将軍に突き刺さる。

必殺のエネルギーがジャーク将軍の体内に注ぎ込まれていく。

RXがリボルケインを引き抜いて振り返ると、ジャーク将軍は倒れ大きく爆発した。

X、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、シン、ZO、Jもまた、

必殺キックで怪人たちを倒していく。

 

「はあっ!」

オーズ プトティラコンボが敵を追い込んでいる。

そこへ、バースが現れた。

「後藤さん!」

「火野、すまなかった。よくはわからないが、お前にもかなり迷惑をかけたらしいな。

詫びというほどのものじゃないが、使ってくれ」

オーズがバースの背後を見ると、先代バース装着者、伊達明譲りの

大きなミルク缶が2缶置かれていた。

その口からは大量のセルメダルが入っているのが読み取れた。

「ありがとうございます!使わせていただきます!」

バースが時間を稼ぐ。その間にオーズはミルク缶の口を少し斬り、

セルメダルにメダガブリューの口を突っ込んだ。

メダガブリューはセルメダルを凄まじい勢いで飲み込んでいく。

約20秒ほどで、メダガブリューはセルメダルを飲み尽くした。

「後藤さん!」

「よし」

<カッターウィング>

オーズの呼びかけを合図に、バースは飛行ユニット、カッターウィングを装着して飛び上がった。

そして間髪入れずに、オーズの冷凍攻撃が恐竜グリード、ショッカーグリード、

グランザイラスを襲う。3体の怪人は身動きを封じられた。

そこへ、メダガブリューを構えたオーズが駆け寄る。

「はぁぁぁ……せいやぁぁぁぁぁ!!!」

オーズがメダガブリューを振り抜いた。

その斬撃はグリードたちのコアメダルとグランザイラスの骨をを砕き、

破壊のエネルギーを全身へ回らせた。オーズの背後で3体の怪人は大きな爆炎を上げて散った。

 

ドラス、デェムシュ、ゴ・ガドル・バが地を転がる。

その前では、電王 クライマックスフォーム、NEW電王、ゼロノス ベガフォームが構える。

<チャージアンドアップ>

<<フルチャージ>>

「へへっ、幸太郎!天丼!久しぶりにアレ頼む!」

「よし!テディ、10からだ!」

「わかった。……10、9」

マチェーテディがカウントダウンを始める。同時にNEW電王が怪人たちに向かって走る。

「8、7、6」

NEW電王がフリーエネルギーを蓄えた刃で怪人を斬りつける。

「5、4」

NEW電王が離れるとゼロノスがゼロガッシャー ボウガンモードから光の矢を連射し、

怪人たちにダメージを加えた。

「3、2」

最後に、電仮面を右脚に集約した電王が必殺のボイスターズキックで怪人たちを貫く。

「1、0」

電王、NEW電王の背後で、怪人たちが爆散し、大きな炎が上がる。

「決まったぜ!」

 

<スタートアップ>

ファイズ アクセルフォームの姿が消え、直後ローズオルフェノクや3体のエルロードの上に、

ファイズポインターのマーカーが2つずつ現れた。

そして、マーカーは瞬く間に怪人たちに突き刺さり、その身体を抉っていく。

<タイムアウト>

エルロードたちの頭上に光の輪が現れると同時に、ファイズも姿を現した。

<リフォメーション>

ファイズが通常形態に戻る背後で、ローズオルフェノクは青い炎を上げて灰になり、

エルロードたちは倒れて爆発した。

 

<ライトニングブラスト>

<バーニングスマッシュ>

<スピニングアタック>

<ブリザードクラッシュ>

ブレイド、ギャレン、カリス、レンゲルがカードをラウズし、キック技のコンボを発動する。

4人は同時に構えて、一斉に飛び上がった。

4人のキックが、怪人たちに炸裂する。

必殺技の直撃を受けた怪人たちは大きく吹き飛び、空中で爆散した。

 

アギト シャイニングフォームがキックのために力を蓄える。

その隣で、クウガ アメイジングマイティフォームが構えた。

2人が共に跳躍し、アメイジングマイティキックがン・ガミオ・ゼダを、

シャイニングライダーキックがヘッジホッグロードを打ち破る。

装甲響鬼が炎の刃でゴルドラ、シルバラを斬り伏せる。

カブト ライダーフォームがライダーキックでデューク、シグルド、タイラントを撃破する。

 

<ウェイクアップフィーバー!>

<チョーイイネ!キックストライク!サイコー!>

キバ エンペラーフォームのエンペラームーンブレイク、

ウィザード インフィニティースタイルのストライクウィザードが

バットファンガイア、ドレイクを粉砕した。

 

「「ビッカーファイナリュージョン!」」

W サイクロンジョーカーエクストリームがビッカーシールドから放つ必殺光線で敵を一掃する。

ユートピア・ドーパントのみが辛うじて立っているのを見て、

Wとアクセルブースターは次の必殺技の準備をする。

<<マキシマムドライブ!>>

アクセルブースターが横からユートピア・ドーパントを斬りつける。

直後、Wがプリズムビッカーを握って迫る。

「「ビッカーチャージブレイク!」」

連続の必殺技に、ユートピア・ドーパントは遂に倒された。

 

「ライダー超銀河フィニッシュ!!」

「メテオストームパニッシャー!!」

フォーゼとメテオの必殺技がゾディアーツたちに決まる。

レオ、キャンサーは共に爆発し、炎の中に消えた。

その他の怪人たちも、龍騎サバイブのメテオバレット、

鎧武 極アームズのアームズウェポン射出攻撃を受けて、粗方倒されていった。

 

 

そして、ドライブ タイプトライサイクロンが遂に首領を追い詰める。

「くっ……おのれ…………!」

悔しさを滲ませる首領を、ドライブが殴り飛ばす。

「ドライブ!」

自らを呼ぶ声にドライブが振り向く。声の主はRXだった。

「もし役に立つなら、俺のライドロンも使ってくれ」

RXの傍らには、彼の誇るスーパーマシン、ライドロンが停車していた。

「わかった!」

ドライブは了解すると、必殺技の発動準備に入った。

<ヒッサツ!フルスロットル!トライサイクロン!>

直後、トライドロン、トライサイクロン、ライドロンの3台が飛び出し、

首領の周囲を高速で走行して輪を描いた。

ドライブは跳躍し、右足のジェットの力で威力を底上げしたキックを首領に打ち込んだ。

次に首領を蹴った勢いで、周囲を走るトライドロンに飛び込み、自らを反射させることで

さらに威力を増したキックを首領に叩き込む。

またトライサイクロンに飛び込み、反射で威力を増したキックを叩き込み、

またライドロンから反射して首領にキックを炸裂させる。

この往復が繰り返され、ドライブは首領の四方八方から、

一撃毎に速さと威力を増していくキックを確実に当てていく。

 

「これで終わりだ!」

ドライブは最後にジェットを最大出力にして、

視認することも叶わないスピードのキックを首領の胸部に打ち込んだ。

そのキックは首領の身体の、歴史改変マシンが存在すると思われる辺りを貫いた。

 

「ぬぅぅぅぅぅ……忘れるな…………ショッカーの魂を…………受け継ぐ者が…………

次こそ……世界を……征……服し……て…………」

ドライブの背後で言葉を遺す首領。

その身体が膝をつき、大地に倒れ込み、異常なほどに大きな炎を伴って爆発する。

炎がドライブまで届き、続けて炎を追うように緑色の光の波が首領の倒れた地点を中心に

同心円上に広がり、世界を呑み込んでいった。

 

 

 

つづく

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。