【Another Story】仮面ライダー大戦GP 仮面ライダー3号 作:結城亮亮
劇場公開時の感想を書き留めていたものが出てきたので、
それをベースに書いてみようと思いました。
※要するに「俺得 仮面ライダー3号」です。
尺とか対象年齢とかを抜きにしたときに、
仮面ライダー3号がこういう作品だったらよかったな、という
個人的な感覚で書いていきます。
※※※原作以上に、敵味方が複雑になります。
また、それ故にライダー同士が殺しあう場面も多く、
死亡するライダーも少なくありません。
そのような描写が苦手な方はブラウザバックを推奨します。
※※※今回は鬱展開注意です!!!大丈夫な方だけご覧ください!!!
反デストロン同盟とデストロンの激戦が始まった。
シンが、メ・ビラン・ギとバケネコを引き裂く。
すると、その眼前にアマゾン、シンの左右にZOとJが立ち、次々に連携攻撃を繰り出す。
クウガ ドラゴンフォームが複数のレイドラグーンを薙ぎ払う。
その背後から、バース・デイのドリルアームが迫る。
ギリギリのところで避けたクウガは、バース・デイの装甲を破るべく
タイタンフォームへ超変身した。
響鬼は音撃棒 烈火でキノコモルグ、サトリ、火焔大将を撃破した。
そこへゴルドラ、シルバラが現れ、左右から響鬼を攻撃する。
どうにかかわして反撃をしようとする響鬼。しかし、G電王の狙撃がそれを許さない。
ガタック ライダーフォームがバットイマジン、ホースファンガイア、
アームズ・ドーパントを斬り伏せる。ガタックは次に、ドラゴンオルフェノクと対峙する。
<クロックアップ>
ドラゴンオルフェノクが龍人態になると同時にガタックもクロックアップを発動し、
高速の激突を繰り広げている。
ゼロノス ゼロフォームが右手にゼロガッシャー サーベルモードを、
左手にデネビックバスターを携えて敵に挑む。
カメバズーカ、乱れ童子、ザンジオーがゼロノスに敗れていく。
ゼロノスはさらに、自らに迫り来るアルビノレオイマジンと
レオ・ゾディアーツに向けてデネビックバスターを撃った。
オーズ タトバコンボは右手に携えたメダジャリバーと左手のトラクローで
ソードフィッシュオルフェノク、トライアルD、Rナスカ・ドーパントと
応戦しながら恐竜グリードに迫った。恐竜グリードはオーズの腕を抑える。
「貴方は、真木博士なのか?」
オーズが問う。
「ほう、私をご存知で?もっとも私はそのコアメダル以外、貴方のことを知りませんが」
オーズと恐竜グリードが離れた。
「やっぱり世界の終末が目的なのか?」
オーズがさらに問う。
「はて、何のことでしょう?私は科学者として、
デストロン傘下でどこまで行けるのか、それにしか興味ありません。」
恐竜グリードがエネルギー弾を手から放つ。オーズは回避して、再度攻撃を試みる。
「博士の欲望が世界の終末じゃない?でも、博士はまたグリードに……
じゃあ、この歴史では紫のメダルの性質も違うのか?」
オーズは周囲の敵とも戦いながら、恐竜グリードに攻撃を続ける。
メテオストームが必殺技のメテオストームパニッシャーでソーンファンガイアと
オーディンを圧倒していた。瞬間移動を駆使するオーディンも、
移動した先でメテオストームの攻撃を浴び、遂に2体は爆散する。
メテオストームは安心する間もなく、キャンサー・ゾディアーツと交戦を始めていた。
ウィザードはこの戦いで全てを終わらせるため、魔力をフルに使っていた。
まず、デュープの魔法で分身したウィザードは、それぞれが
インフィニティースタイル、フレイムドラゴンに変身し、さらにフレイムドラゴンは
ドラゴタイマーで、ウォータードラゴン、ハリケーンドラゴン、ランドドラゴンを呼び出し、
5人で多くの敵に挑んでいく。
オリジナルであるインフィニティースタイルは、ソーサラー、ダークキバに対し、
アックスカリバー、ウィザーソードガンの二刀流で応戦している。
分身体の4人はそれぞれが、数体のカーバンクルを始め、リザードマン、
スミロドン・ドーパント、マンティスファンガイア、アリゲーターイマジン、
バットオルフェノク、ゴ・ベミウ・ギ、デスガロン、シュバリアン、
アポロガイストといった敵と交戦していた。
斬月 メロンアームズがバロン バナナアームズに襲いかかっていた。
「弟の、光実の仇を討たせてもらう!」
斬月は無双セイバーの先をバロンに向けて、あくまで冷静にそう言った。
「弟……それにその戦極ドライバー、なるほどな。貴様の事情はわかった。
だが、地を這うことになるのは貴様だ!」
バロンはバナスピアーで、斬月と刃を交える。
鎧武 オレンジアームズはデューク レモンエナジーアームズ、
シグルドチェリーエナジーアームズと交戦していた。
デュークとシグルドは愉快そうに、鎧武に刃と矢を当てていく。
鎧武は無双セイバーと大橙丸による、得意の二刀流で応戦していた。
マッハがビースト・ドーパントを倒した。その背中を、斧が襲う。
「ぐあっ!」
マッハが振り返ると、デストロン大幹部 カニレーザーが笑っていた。
<シグナルバイク!シフトカー!ライダー!デッドヒート!>
マッハはデッドヒートマッハに変身し、カニレーザーに挑む。
その近くでドライブはハンドル剣とドア銃を手に、ライオンオルフェノク、
スワローテイルファンガイアと戦っていた。
2体の攻撃の隙間を突いて襲い来るサラセニアン、メ・ガリマ・バを倒すドライブ。
ライオンオルフェノクの槍とスワローテイルファンガイアの剣をどうにかかわして、
ドライブは反撃を加える。
V3とチェーンソーアームを装備したアンチライダーマンが決戦を繰り広げていた。
V3の攻撃を、マントを翻しながら回避し、
アンチライダーマンは新たなカセットアームを装備した。
その右腕の先には、V3のベルト、ダブルタイフーンの風車と同じサイズの2つの穴がついていた。
クウガはライジングタイタンフォームになり、バース・デイの装甲を破壊して、
遂に必殺技、ライジングカラミティタイタンでバースを破った。
しかし、クウガはふいに、大きな衝撃を食らった。よろめくクウガの前に
ザビー ライダーフォームが現れ、再びクロックアップを発動して姿を消した。
ザビーは視認できない速さでクウガを襲い続ける。
ライジングタイタンの鎧でいくらかダメージ軽減をしているクウガだが、弱点でもある
ベルト、アークルをいつ狙われるかもわからず、このままではいられなかった。
「超変身!」
クウガは落ちているバースバスターを広いながらライジングペガサスフォームに変身した。
バースバスターはライジングペガサスボウガンに作り替えられた。
クウガはライジングペガサスフォーム特有の超感覚で、ザビーの姿を探す。
「……そこだ!」
クウガが必殺技、ライジングブラストペガサスを放つ。
3連射された弾丸は空中で消え、その場所にもがくザビーが現れる。
「くっ……うわぁぁぁぁぁ」
ザビーが爆発した。
しかし、ライジング形態の連続使用、
それもライジングペガサスフォームの使用とあって、クウガも膝をつく。
「はぁっ……うっ……」
意志の力で、通常形態、マイティフォームの姿で持ちこたえるクウガ。
その背後にはキバ ドガバキフォームが立っていた。
加速状態でドラゴンオルフェノクと交戦を続けるガタックは、
ガタックカリバーの片方をドラゴンオルフェノクの腹部に突き刺していた。
「ライダーキック!」
<ライダーキック!>
ガタックは必殺の回し蹴りをドラゴンオルフェノクに叩き込んだ。
ガタックの背後で爆発が起こる。ガタックはそのまま、モールイマジンを数体撃破するが、
カブト ライダーフォームが眼前に立ちはだかったために足を止めた。
無言で睨み合うカブトとガタック。2人は同時に腰のスイッチに手を伸ばす。
<<クロックアップ>>
「V3パンチ!」
V3がアンチライダーマンを狙う。対するアンチライダーマンは攻撃を回避し、
カセットアームの先をV3のダブルタイフーンに接続した。
「何っ!?」
「アンチV3アーム!!」
カセットアームが振動を始める。
カセットアームはダブルタイフーンに固定され、V3のエネルギーを引き出し始めた。
「ぐっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
V3の叫びと共に、カセットアームの後部についた排気口のような部分から
青いエネルギーが排出され始めた。
V3は為す術なく苦悶の叫びを上げている。
「V3、かつて貴様は逆ダブルタイフーンを使えば3時間の変身不能に陥ったな。
このアンチV3アームは、擬似的にそれと同様のエネルギー放出を促す、
対V3用のカセットアームだ!かつてと比べてエネルギーの蓄えが多く、
人間に戻ることすらない貴様といえども、すぐにエネルギーを空にしてやるぞ!!」
アンチライダーマンはそう言いながら、V3のエネルギーを奪っていく。
「うわぁぁぁぁぁ……ぐっ……ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
「V3!」
V3を心配するデッドヒートマッハ。
しかし、カニレーザーとそれを補佐する怪人の猛攻に、V3救出の隙を作れずにいた。
「くっ……このままじゃ……死ぬっ……」
クウガは再度タイタンフォームに変身してキバと戦っていたが、
消耗の大きさ故に苦戦を強いられ、
終にはドッガハンマーの魔眼、トゥルーアイの力で身動きを封じられていた。
雷を纏ったドッガハンマーを手に、キバが迫る。
「くっ……うぉ…おりゃぁぁぁぁぁぁぁ」
クウガが拘束に抗おうと、全身に力を込める。
ドッガハンマーが降り下ろされるそのとき、拘束を抜け出したクウガが
タイタンソードをキバに突き刺した。
「ぐはっ……うっ……はぁぁぁぁ」
キバット諸共腹部を貫かれたキバは、それでもクウガを突き飛ばして間合いを調節し、
ドッガハンマーの一撃をクウガに打ち込んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
絶叫するクウガ。キバとクウガは同時に地に倒れ、共に爆発した。
「クウガ!!!……くそぉぉぉぉぉ」
怒りに燃えるデッドヒートマッハが、他の敵の攻撃を無視しながらカニレーザーに反撃する。
そして、カニレーザーが怯んだ隙に歴史改変マシンを目指す。
「あれさえぶっ壊せば全部決着がつくんだ!」
<ヒッサツ!バースト!フルスロットル!デッドヒート!>
デッドヒートマッハは跳躍し、ヒートキックマッハーを歴史改変マシンに打ち込む。
マシンは小さな爆発を伴って、粉々になった。
「よし、これで歴史は元に戻り始めるはずだ!」
ゼロノスが叫んだ。
しかし、反デストロン同盟のライダーたちの期待に反して、戦況は変わらなかった。
再びカニレーザーがデッドヒートマッハを襲う。
「何でだよ!?話が違うだろ!!あれをぶっ壊せばいいんじゃなかったのかよ!?」
デッドヒートマッハが抗議する。
その向こうで、響鬼が烈火剣の一撃でG電王を倒した。響鬼が仲間に向かって叫ぶ。
「マシンはマッハが壊した!
変化は見られないが、これ以上の戦闘は不要だ!!全員退却するぞ!!」
メテオストームがキャンサー・ゾディアーツの攻撃に吹っ飛ばされて倒れ込んだ。
「くっ…………ぐはっ!」
立ち上がろうとしたメテオストームを、背後から何かが貫いた。
その何かが引き抜かれ、メテオストームはまた地に倒れた。
メテオストームの後ろには、太刀を握るクロウロードと、風のエルが立っていた。
「待たせたな。同胞たちよ、不浄なる者共を一掃せよ!」
水のエルが命令を出し、新たな怪人たちが反デストロン同盟に襲いかかってきた。
引き続きレオ・ゾディアーツの相手をするゼロノスを、マンティスロード、オルカロードが襲う。
「どういうつもりだ!神に誓って、共にデストロンを倒すんじゃなかったのか!?」
ゼロノスが抗議する。
「何のことだ?我々は主に誓って、デストロンを繁栄させる。それだけだ」
オルカロードはそう言って、ゼロノスへの攻撃を継続する。
バロンが斬月の猛攻にバナスピアーを弾き飛ばされ、一方的に斬撃を浴びていた。
そこへ多数のアントロードが群がり、バロンを蹂躙する。
「チッ……余計な真似を」
<メロンスカッシュ!>
斬月は無双セイバーにエネルギーを蓄え、
必殺技、無双斬でアントロードごとバロンを斬り裂いた。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
バロンは断末魔の叫びと共に爆発した。
「戒斗っ!!」
鎧武が叫ぶ。そんな鎧武もまた、クイーンジャガーロードの杖と、
赤と青のジャガーロードの太刀による攻撃に晒されていた。
<<ロックオン>>
シグルドとデュークが、鎧武を狙う。
<チェリーエナジー!>
<レモンエナジー!>
2人の必殺技、ソニックボレーが鎧武を射抜く。
「ぐっ、ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
鎧武もまた爆発してしまった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ」
水のエルと地のエルの攻撃でウィザードの分身たちが、
ソーサラーとダークキバの攻撃にオリジナルのウィザードが、
ゴルドラ、シルバラの攻撃に響鬼が倒れて爆発していく。
「ライダーキック」
<ライダーキック!>
カブトの必殺キックに敗れ、ガタックが爆発する
「「ライダーキック!」」
ジャッカルロードの攻撃を受けて怯んでいたシンが、ZOとJの必殺キックに倒れて爆発する。
周囲でライダーたちが倒されていく中、遂にV3のエネルギーが尽きた。
V3はアンチV3アームから解き放たれ、アンチライダーマンの足元に崩れた。
「……悪く思うな、V3。戦うとは、こういうことだ」
アンチライダーマンのカセットアームが、マシンガンアームに変わる。
マシンガンアームは、V3の頭部を無慈悲に蜂の巣にした。
カニレーザー、スコーピオンロードがマッハを襲っていた。
マッハの体力も限界に近づいていた。ドライブはマッハの救援に向かいたかったが、
スワローテイルファンガイア、ヘッジホッグロード、ビートルロードがそれを遮っていた。
そこへ、ゼロライナーがやって来た。
ゼロライナーは何十体かの怪人をはね飛ばして、ゼロノスとオーズの近くに停車した。
少しして、ドアが開く。霧子が立っていた。
「皆さん!早く乗ってください!すぐに出します!」
「霧子!……わかった!」
了解するドライブ。しかし、周囲の怪人はドライブの進む道を閉ざし続ける。
ゼロノスはデネブを先にゼロライナーに乗り込ませ、発車準備をさせた。
「おい!早く乗れ」
叫びながら、ゼロノスはオーズと共にゼロライナーの入口を守っている。
2人で対応できるギリギリの数の怪人が集まっていた。
「今行くよ!」
マッハはそう言うと、スコーピオンロードとカニレーザーを吹っ飛ばして
ゼロライナーに向かった。しかし、マッハの意志に反して彼の足は歩みを止めた。
「フフフフ……」
どこからともなく、ヒルカメレオンが姿を見せた。
ヒルカメレオンの舌は、マッハの身体を拘束していた。
マッハの前でカニレーザーが立ち上がる。
「このっ!放せよ!」
「死ね!」
カニレーザーが太い光線をマッハへ照射した。
ヒルカメレオンは見事なタイミングで自分だけ回避し、マッハは独り、光線の直撃を受けた。
「剛!!!」
霧子が絶叫した。マッハは全身に電流を走らせ、火花を吹き上げている。
「姉…………ちゃ……………………」
マッハは倒れ、大きな炎を上げて爆発した。
「剛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
霧子は叫び、ゼロライナーを降りて駆け寄ろうとする。そんな彼女をオーズが制止する。
「降りちゃダメだ!戻って!」
「でも剛が!!!剛!!!剛!!!」
オーズの分も、ゼロノスが敵に対応する。しかし、それも限界に達しつつあった。
「デネブ!!ゼロライナー出せ!!」
ゼロノスの指示を受け、ゼロライナーがゆっくり動き出す。オーズは霧子と共に乗り込んだ。
「剛……そんな…………剛……………………」
失意に沈むドライブ。そんなドライブを狙って、アマゾンが飛来する。
「……!」
「大切断!!」
アマゾンライダーの必殺技がドライブのベルトに炸裂する。
ドライブは衝撃で地を転がり、変身解除されてしまった。
「くっ……………………何!?」
進ノ介は信じられないといった表情で目の前のそれを見た。
ドライブドライバーが真っ二つになって機能を停止していた。
「ベルトさん!!!おい!!!ベルトさん!!!ベルトさん!!!」
進ノ介は呼びかける。しかし、望んだ声は帰ってこなかった。
「泊さん!!!泊さん!!!」
霧子がオーズに抑えられながら進ノ介を呼ぶ。
ゼロライナーは既に動いていた。しかし、霧子の声は進ノ介には届かなかった。
ゼロノスが飛び乗るとゼロライナーは扉を閉め、時の中へ姿を消した。
「ベルトさん!!!ベルトさん!!!」
なおも呼びかけ続ける進ノ介。その襟をカニレーザーが掴み、進ノ介を宙に浮かせた。
「ぐっ、くそっ……」
「フフフフ……」
カニレーザーは進ノ介を放り投げた。
飛ばされ、またしても地を転がる進ノ介。四方八方、怪人に囲まれていた。
アンチライダーマンが進ノ介に迫る。
「終わりだ」
マシンガンアームの銃口が進ノ介の額に向けられる。
そのときだった。
「待て」
何者かが、アンチライダーマンを呼び止めた。
「そいつを始末する前に、少し話がしたい」
「……」
声の主の意を汲み、アンチライダーマンは進ノ介から離れる。
進ノ介はその声に聞き覚えがあった。
そして、その人物の登場も予測していた。
「出てくるならそろそろだと思ったぞ…………黒井」
名を呼ばれた男、黒井響一郎は不敵な笑みを浮かべて、進ノ介の前に歩み寄っていた。
つづく