仮面ライダーハルコニー First and First   作:Ohm

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プロローグ

これは仮面ライダーの話ではない。

仮面ライダーになる者の話だ。

 

西暦1980年

世界各地で感染した者が怪物と化す

謎のウィルスが蔓延した。

世界的パニックを恐れた世界政府は

秘密組織アンジェを設立し、強化外骨格スーツ

通称HTVシリーズを開発した。

そして秘密裏に怪物の排除を開始した。

 

HTVシリーズは当初こそ欠陥により

計画自体が凍結されていたが

ある事件によって有用性が証明され、凍結が解除された。

Mark-Iから始まったHTVシリーズは

年月が経ちMark-XIVまで進化した。

 

 

 

 

「いたぞ、晴人!」

 

横に立っている相棒の

菅野 雷刃(すがの らいば)が見ている場所には

他のチームが逃がしたスケアフェルが立っていた。

スケアウィルスに感染した人間が

強いストレスを受けて発症した化け物

それがスケアフェルだ。

正式名称はスケアリートイーフェルというらしいが

英語でどう書くかは分からない。

秘密組織アンジェから支給された端末を取り出し

ボタンを押してオペレータを呼び出す。

雷刃は支給された短刀を抜いてスケアフェルへと向かっていく。

スケアフェルは両腕が変異した変異体で

通常のエージェントでは太刀打ち出来ないが

雷刃は戦い慣れているおかげで交戦出来ている。

オペレータはまだかと思っていると

端末の画面にAsaiと表示される。

 

「Mark-XIVの装着許可をください!」

 

「許可する。

 対象を確実に処理せよ。」

 

オペレータはそれだけ言って

通信を終わる。

だがそれだけで十分だ。

端末をポケットに入れてMark-XIVドライバを

腰に装着する。

 

「落ち着いて、戦うんだ。」

 

Mark-XIVドライバの右側についている

赤いボタンを押す。

 

<Mark of XIV>

 

機械的な音声が流れてすぐに

緑色の稲妻がドライバから放出され始める。

秘密組織アンジェの本部から転送された装甲が

体の周りに浮かび上がり

ドライバから放出された稲妻が装甲を打つと

体に装着されていく。

 

「行くぞ。」

 

<Complete System Active>

 

頭の中に戦闘方法が流れ込んでくる。

そのすべてを自分は把握し、実践できる。

流れてくる情報を読み取って

スケアフェルに向かって走り始める。

 

「雷刃!」

 

声をかけると雷刃は

スケアフェルの振り下ろした腕を

避けて後ろに下がる。

腕を振り下ろしたばかりのスケアフェルに

拳を叩き込む。

態勢を崩したスケアフェルに

反対の拳を叩き込むと

スケアフェルは刃へと変わった右腕で

下から上へと切り上げようとするが

左手でスケアフェルの手首をつかんで止めて

右膝を腹部に三回叩き込んで

蹴り飛ばす。

スケアフェルが倒れている間に

ドライバの右側のボタンをもう一度押す。

 

<END Active Loading>

 

音声が流れると

右足に虹色の稲妻が走り始める。

立ち上がったスケアフェルが両腕を広げて

向かってくる。

 

「ライダーキック」

 

小さくそう呟いて

振り下ろされた左腕を右腕で弾いて

スケアフェルの頭部にハイキックを叩き込むと

スケアフェルは三メートルほど吹き飛ばされる。

スケアフェルは少し苦しんだ後に

灰となって消えていった。

二、三人の足音がした方を見ると

自分のチームと合同でスケアフェルの処理にあたっていた

もう一つのチームだった。

 

「倒したのか?」

 

「はい、終わりました。」

 

返事をすると男は端末を取り出して

オペレータへと報告を始めた。

ドライバを外すと

さっきまで装着されていた装甲が

秘密組織アンジェへ送り返されていった。

 

「さすがだ。

 行くぞ。」

 

相棒の雷刃はそれだけ言って

来るときに乗っていた車へと歩いて行った。

戦うのは初めてではないが

秘密組織アンジェに入って戦うのは

今日が初めてだ。

初陣でスケアフェルの二体同時処理は疲れた。

 

「有徳さんは、何やってるんだろう?」

 

ふと、もう一人のチームメンバーの事が頭に浮かんだ。

確か、減給と一緒に謹慎処分だったはず・・・

何やったんだろう?




どうも、obeinです。
ハルTVオンデマンドが作成した
オリジナル仮面ライダー
「仮面ライダーハルコニー」の
二次創作として書かせていただきました。
設定やストーリーは
ハルTVオンデマンドと話し合っているので
本家通りだと思います。
元々は外伝として出すつもりだったのですが
書いてみたら続編になりました。
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