仮面ライダーハルコニー First and First 作:Ohm
斜面を下りながら
パンデミックスケアフェルを追いかける。
「待て、スケアフェル!」
地面を蹴って跳びあがり
パンデミックスケアフェルを蹴り飛ばすと
体勢を崩して斜面を転げ落ちていく。
早く倒して限利さんを助けないと!
<END Active Loading>
「一人でもやってみせる!!」
右足にチャージされた力を
立ち上がりかけていたパンデミックスケアフェルに
叩きこむとパンデミックスケアフェルは
四メートルほど吹き飛んで倒れる。
まだ、死なない!?
パンデミックスケアフェルは
すぐに立ち上がって向かってくる。
一体、どれだけ体力があるんだ!?
<END Active Loading>
<Low Energy>
「やっと見つけたぞスケアフェル!」
横から出て来たのはMark-XIVを装着した優徳さんだった。
不意打ちの必殺技は
パンデミックスケアフェルの顔に当たった。
優徳さんの腕にチャージされた力が
パンデミックスケアフェルの顔を破壊して
破片を辺りにばら撒く。
「大丈夫か、晴人?」
「優徳さんこそ大丈夫なんですか!?」
優徳さんのMark-XIVは傷つき装甲はひび割れていた。
明らかにオーバーダメージだ。
「俺は大丈夫だ。
それよりも雷刃と限利はどうした?」
「二人共、上で戦ってます。」
優徳さんのとなりに並んで構える。
Mark-XVでも出力は足りていないのに
Mark-XIVでは全く通用しない。
「晴人、ビーストリングを貸してくれ!」
「でも優徳さんは使えないんじゃ・・・。」
「だったら許可を貰ってくれ!
あれじゃないとMark-XIVでは戦えない。」
「分かりました。」
優徳さんは時間稼ぎの為に
パンデミックスケアフェルに戦いを挑みに行く。
端末を取り出してボタンを押すと
Azamiと表示される。
「ビーストリングの使用許可を!」
「緊急事態だ。
命の危険が無い場合を除き全面許可する。」
「優徳さん!!」
端末の電源を切って声をかけると
優徳さんはパンデミックスケアフェルに
殴られて吹き飛ばされる。
「ぐっ・・・晴人、貸してくれ!」
優徳さんにビーストリングを投げて渡す。
>>Change<<
倒れたまま投げられたビーストリングを受け取る。
晴人がパンデミックスケアフェルと交戦している間に
変身を終わらせる。
「こういう時、晴人は何て言ってたっけな・・・
そうだ、変身!」
右腕の装甲の上からビーストリングを装着する。
すると何個もの赤色のリングが出現して
ビーストリングから放たれた稲妻が
Mark-XIVにエネルギーを注ぎ込む。
白い装甲が本部へと転送されて
赤色の装甲が送り返されてきた。
だがそれ以上に頭の中の何かが暴れ出した。
それは破壊衝動であり、過度に増幅された戦闘意欲
「がぁぁぁぁぁぁ!!
これが、ビーストリング!?」
赤いリングと赤い稲妻は
高まる戦闘意欲を表しているかの如く
荒々しく暴れている。
赤い稲妻が装甲を打ち装着される。
ヘルメットに表示されたUIが全て
赤色へと変わり視界を制限しない簡素なものへと変わった。
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
制御できない戦闘意欲に押されて
パンデミックスケアフェルへと向かっていく。
本能の赴くままに
パンデミックスケアフェルを殴り続ける。
途中で殴り飛ばされても
痛みより”戦いたい”という本能が強く
すぐに立ち上がって立ち向かう。
「どうしたんですか、優徳さん!?」
パンデミックスケアフェルの攻撃が
赤い装甲を抉るが
踏ん張ってボタンを押す。
<END Active Loading>
右腕に赤い炎が灯り強く燃え上がる。
パンデミックスケアフェルを殴ると
表面で連鎖的に爆発して吹き飛ばす。
立ち上がったパンデミックスケアフェルは
どこかへとまた走っていった。
だが町とは反対の方向だ。
「退いたのか?」
横を見るとMark-XVをつけた晴人が見えた。
自分が抑えられない
Mark-XVをつけた晴人へと走って蹴り飛ばす。
Mark-XVの白い装甲が弾け飛んで散らばる。
「なんで!?」
「がぁぁぁぁぁ!」
地面を蹴って素早く跳びまわりながら
Mark-XVの装甲を引き裂いていく。
ダメだ!
止まれ!
だがそんな想いとは裏腹に
膨れ上がる破壊衝動が体を突き動かす。
木を蹴って後ろに回り込んで
晴人を殴り飛ばす。
<END Active Loading>
「優徳さん、僕です!
分からないんですか!?」
紅蓮の炎を纏った拳を
立ち上がったばかりの晴人に突き出す。
だが拳が纏った炎は
白い装甲の表面をかすっただけだった。
<Capture>
赤い装甲が転送されて体が動かなくなる。
目の前にはボロボロの白い装甲を着けた晴人が立っていた。
「優徳さん・・・ですよね?」
ビーストリングの効果が無くなり
興奮が収まってくると強い眠気が襲ってきた。