仮面ライダーハルコニー First and First   作:Ohm

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9話:第二の醜きエピデミック

秘密組織アンジェの

病室の一つに雷刃と僕は来ていた。

限利は興味ないと言ってこなかった。

 

「すまなかった晴人。」

 

「大丈夫ですよ優徳さん。

 大した怪我はしてませんし・・・。」

 

優徳さんは過労や怪我などで

入院していた。

雷刃と限利も怪我していたが

大丈夫と言って入院を断固拒否していた。

もしかしたら雷刃と限利似た者同士かもしれない。

 

「でも・・・」

 

「大丈夫ですって。」

 

優徳さんは

ビーストリングを使用した時の件を

まだ引きずっているようだった。

ビーストリングの使用による暴走は

想定されていたようだが

科学部門は仲間を攻撃するほどの暴走は

想定していなかったらしく

ビーストリングは原因究明の為に使用禁止となった。

 

「それよりも、優徳さんは

 これからどうなると思いますか?」

 

前回の戦いで町にスケアフェルが侵入

それも大量に湧き、対処が出来ずに

秘密組織アンジェは後手に回るしかなく

町はほとんど壊滅。

逃げた町の人達の記憶を消す暇は無く

また、スケアフェルに襲われるストレスによって

新しくスケアフェルが現れるという二次災害によって

より戦闘は長期化した。

僕、雷刃、優徳さん、限利さんの四人は

怪我などによって早期に離脱したが

治療を受けている三日の間

戦いが終結する事は無く

昨日ようやく終わった。

秘密組織アンジェの人達は

”第二の醜きエピデミック”

そう呼んでいる。

しかも秘密組織アンジェの情報統制が間に合わず

スケアフェルの存在が表に出始めていた。

 

「分からないが

 パンデミックスケアフェルをどうにかしないと

 第三の醜きエピデミックが起きる。」

 

「強いとは思ったがまさか二重変異体とはな・・・。」

 

パンデミックスケアフェルの

体細胞の一部を調べた結果

二重変異体だと分かった。

能力を複数持っているのは

二回も変異をしたからだ。

それは今まで予想されていなかった脅威でもある。

だが悪い事ばかりではない。

体細胞の研究によって

スケアウィルスの治療法や感染経路

発症する前に感染した人を見つける方法などが

分かる可能性がある。

 

「今回の件を受けて科学部門は

 早急にMark-XVの次を作る予定らしい。」

 

「もうですか!?」

 

Mark-XVを受け取ったのはつい最近なのに

科学部門は新型をまた造るなんて・・・。

でも限利も言っていたが

Mark-XVでは出力が足りていなかったのは真実だ。

ビーストリングでもダメだった。

 

「次はMark-XVIか。」

 

「まだ設計も終わってないだろうから

 作るのはまだ先だろう。」

 

「科学部門もいいが、医療部門は何年かければ

 治療法を見つけるんだ。」

 

「治療法が分からない病気なんて沢山ある。

 仕方ないだろ雷刃。」

 

秘密組織アンジェの雰囲気は暗い。

沢山いたエージェントも、今は数が減った。

上層部からの第二の醜きエピデミックについての

正式な発表はまだ無い。

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