仮面ライダーハルコニー First and First 作:Ohm
携帯から音楽が鳴り響く。
重たいまぶたを閉じたまま
手探りで携帯に手を伸ばす。
目を少し開けて携帯の画面を見て跳び起きる。
受話器が描かれたボタンを押して耳に当てる。
「パンデミックスケアフェルの反応があった。
また反応が消える可能性がある
急いで向かってくれ。」
「分かりました!」
通話を終了させて急いで着替える。
時計を見るとまだ朝の二時だった。
Mark-XVを受け取って
駐車場にある車に向かうと
雷刃、優徳さん、限利さんの三人はもう乗っていた。
優徳さんは病み上がりだけど大丈夫だろうか?
>>森<<
車が止まった場所は森の奥深くだった。
そこから反応があった場所まで歩いていく。
「今度こそは、倒さないとな。」
優徳さんの言う通り早く倒さないといけない。
第二の醜きエピデミックについて
秘密組織アンジェからの発表は要約すると
”最悪の事態を想定しなければならない”
という事だった。
最悪の事態とはつまり
スケアフェルの事が表に出る事
秘密組織アンジェが表に出る事
スケアフェルの情報が広まったことによるストレスで
スケアフェルが発生する事
などだ。
すでに二つの町が壊滅しており
情報統制が間に合っていない。
後処理も一つの町という規模になると
どうしても時間がかかってしまう。
「おい、いたぞ。」
限利が見えている先には
フラフラと歩いているパンデミックスケアフェルがいた。
だがその歩く姿は
今にも死にそうなほどに弱弱しい。
「チャンスだ。
片付けるぞ。」
雷刃は短刀を持って先にパンデミックスケアフェルへ向かっていく。
その間にMark-XVを取り出して装着する。
「優徳さんは大丈夫なんですか?」
「もう許可は出てるからな。」
「おい、さっさと行くぞ。」
<Mark of XV>
<Mark of XV>
<Mark of XIV>
現れた五個の緑色のリングから放たれた稲妻が
白い装甲を打ち装着される。
今更だがHTVの使用者が三人も一緒に戦うなんて
なかなかない。
「優徳さん、病み上がりなんですから無理しないでくださいよ。」
「分かってるって!」
ビーストリングは使用禁止になっているので使えない。
Mark-XIVを使用している優徳さんにとっては
大変な戦いになる。
雷刃と入れ替わるようにパンデミックスケアフェルと交戦する。
だがそれと同時に
周りからスケアフェルの変異体が十体ほど現れた。
端末の電源が入って音声が流れて来る。
「君たちの周りにスケアフェルの反応がいきなり現れた。
何があった?」
「分からない。
だがやる事は変わらない
処理する。」
雷刃は簡単に返事をして
現れたスケアフェルへと目標を変える。
一人で戦うつもりなのか!?
「俺は雷刃を手伝う。
Mark-XIVではパンデミックスケアフェルと戦えないからな。」
「分かりました。
気をつけてください!」
優徳さんがパンデミックスケアフェルから離れて
限利と二人になるが前回よりも優勢だ。
これなら勝てる。
限利と同時にパンデミックスケアフェルを蹴り飛ばす。
地面に叩きつけられたパンデミックスケアフェルは
起き上がろうとはせずに
もがき苦しんでいる。
「流石に総攻撃の後じゃ
二重変異体でも持たないみたいだな。」
「早く倒しましょう。」
「分かってる。」
<END Active Loading>
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チャージが終わってすぐに走り出す。
これ以上の被害を出すわけにはいかない。
右足で蹴ろうとしたその時
パンデミックスケアフェルから白い煙が放出され
衝撃で弾き飛ばされた。