仮面ライダーハルコニー First and First   作:Ohm

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最終話:黒い戦士達

限利がスケアフェルに?

でも意識はあるみたいだし・・・。

 

「お前たちは・・・」

 

パンデミックスケアフェルは立ち上がって

何かをブツブツと言っている。

限利は放心状態だ。

 

「限利・・・なのか?」

 

パンデミックスケアフェルを警戒しながら限利にゆっくりと近づく。

限利がMark-XXを取って立ち上がったのを見て構える。

 

「片付けるぞ・・・あの野郎を」

 

限利の顔は髪で見えづらい。

Mark-XXを装着して自分の拳を見つめている。

スケアフェルになったのに意識がある?

 

「そうか、お前達は・・・」

 

「黙れ、化け物め。

 俺は人間として戦う」

 

限利がMark-XXを起動して装甲を装着した。

赤いリングは今までよりも激しく暴れている。

 

「手を貸せ、相棒」

 

「相棒?」

 

「俺達、意外と息が合ってただろ」

 

「そうか?」

 

「奴の動きは俺が止める。

 その間にやれ」

 

<End Active Loading>

 

正面からパンデミックスケアフェルに向っていくが

限利の拳を避けられてカウンターを叩きこまれた。

パンデミックスケアフェルの手刀はHTVの装甲と体を貫いた。

 

「お前は、いらない」

 

限利は赤黒い血を流していた。

Mark-XXの最新の装甲が・・・。

 

「好都合だ、化け物め」

 

限利の装甲が弾き飛ばされて黒い肉体が現れた。

限利がなったスケアフェルは鋭く尖った黒い鎧のような姿だ。

ここからは背中しか見えないが。

 

「お前みたいな強い奴と戦えて光栄だ。

 やれ、晴人!!」

 

「でも・・・」

 

目の前にいるのは二体ともスケアフェルだ。

片方は意識がある。

確かに最初は殴られそうになったが

それでも一緒に戦ってきた。

 

「晴人、お前とは本気で戦いたかったぜ」

 

「・・・」

<End Active Loading>

 

右足に赤い稲妻が走り炎が燃え上がる。

これでいいのか?

いや・・・いいんだ。

今までのスケアフェルだって元は人間なんだ。

 

「ライダーキック!!」

 

助走をつけて飛びあがる。

体中の装甲から噴き出した赤い炎が尾を引く。

黒い鎧のような限利の背中には笑った顔に見える模様があった。

 

「これで、終ってくれ!」

 

限利ごとパンデミックスケアフェルを貫いて地面に滑り込む。

背後は見えない

でも、終わったはずだ。

 

「ありがとな」

 

声のした後ろを見る。

死んだ仲間の灰を確認するために・・・。

見つめた灰は風に吹かれて飛んでいった。

 

 

>>Change<<

三か月後

 

 

免許を取って買ったバイクに寄りかかりながら

パンを食べる。

急いで作られたMark-XXは緊急解除などが取り付けられていないが

個数が少ないという事でそのまま配備になった。

けどMark-XXは優徳さんに譲って

自分はMark-XVを使っている。

あれから変わった事といえば

アンジェが秘密組織ではなくなったという事だ。

醜きエピデミックはあまりにも被害が大きすぎて

隠しきれなかった。

優徳さんの言った通り世界は混乱している。

これからどうなるのか?

端末から音が鳴り響いた。

 

「はい、こちら晴人」

 

「スケアフェルの反応があった。

 座標を送ってある。

 すぐに向かってくれ」

 

「了解」

 

バイクのハンドルにかけたお守りを見る。

限利の使っていたMark-XXの破片だ。

バイクに乗ってスケアフェル対策組織の一員として

スケアフェルの反応があった場所に向う。

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