仮面ライダーハルコニー First and First 作:Ohm
久しぶりに戻ってきたアンジェ本部は
いつも通りの騒がしさだった。
問題児として疎まれてる俺は
大した任務も与えられずに
暇をしていることがほとんどだ。
椅子に座って暇を持て余していると
有徳の顔が見えた。
屍 弔(しかばね とむら)と組んでいた時に
一度だけ見た顔だが
なかなか、あいつも問題を起こしてるみたいだ。
その近くには
菅野 雷刃と、メガネをかけた誰かがいた。
「おい、あの黒メガネは誰だ?」
横に座ってるチームメンバーに声をかける。
嫌そうな顔をしながらも
端末を操作し始めた。
「えっと・・・晴人とかいう新人だ。
お前と同じように
最初の戦闘で変異体を処理
二度目の戦闘で
全身変異体を処理したみたいだ。」
俺と同じく二度目で全身変異体を、ねぇ。
それってつまり、強いってことだよな?
試したくなってきた。
椅子から立ち上がって
晴人の所に向かいながら
端末を取り出してスイッチを押す。
すぐに画面にYasukaと表示される。
「Mark-XIVの装着許可をくれ。」
「許可を出せると思うか?」
「思わないね。」
端末の電源を切って
Mark-XIVドライバを装着して、右側についてるボタンを押す。
<Mark of XIV>
有徳が音声を聞いて俺を見ると
晴人も雷刃もこっちを見た。
ドライバを中心とした一つの緑色のリングが発生し
それを目印に体の周りに半透明の装甲が転送される。
それと同時に体に黒色のアンダースーツが装着される。
半透明の装甲が緑色の稲妻に打たれて物質化、装着される。
<Out System over>
スケアフェルを認識できないAIが
自動的に停止する。
晴人と俺の間に有徳が立つ。
「なんのつもりだ、限利。」
「限利?」
「士車 限利(しぐるま かぎり)だ。
秘密組織アンジェでも屈指の問題児だ。」
有徳の後ろにいる晴人は
俺の事を雷刃から聞いている。
まだ新人なら、知らなくても無理はない。
「どけ、有徳。」
「許可なしでの装着は独房行きだぞ。」
「知ってるさ。」
有徳も殴るつもりで拳を突き出すが
さすがに、ここまで歩いてきたのだから
避ける準備はできている。
避けられて晴人の方を見ようとして
右側から振り下ろされた短刀を右腕で受け止める。
「お前も強かったな!」
雷刃は秘密組織アンジェのエージェントの中では
年少者に入るが、実力はトップクラスだ。
<Capture>
短刀を弾いて拳を突き出そうとすると
装甲が消えて体が痺れる。
Mark-XIVには使用者が暴れた時の為に
強制解除と、捕獲システムが搭載されている。
当然といえば当然だが、今回は対応が早いな。
>>Change<<
いきなり襲い掛かってきた限利とかいう奴は
独房へと連行されていった。
何がしたかったんだ?
あの人について、有徳さんは知ってるみたいだったな。
「有徳さんは、あの人の事知ってるんですか?」
「雷刃が来る前に一度だけ組んだことがあるんだ。
散々な日だったよ。」
「装着体質者が少ないから残れてるような奴だ。
あまり係わりたくはない。」
どうやら雷刃も有徳さんも
良い印象はないみたいだ。
僕も初対面でいきなり殴りかかってくる奴に
良い印象を持てない。
「それよりも!
晴人は何で呼び出されたんだ?」
有徳さんは雰囲気を変えるために
別の話を振ってきた。
科学部門に呼び出されたのが気になってるらしい。
科学部門はスケアフェル用の武器の開発等を
行っているから新兵器かどうか気になってるに違いない。
ドライバの横に吊るされている腕輪を取って
雷刃と有徳さんに見せる。
「このビーストリングとかいうのを貰ったんですよ。
まだ試作段階みたいですけど。」
渡されたのはビーストリングという腕輪だった。
変身後に腕にはめて使う物で戦闘力を上げることができるそうだ。
ただ、これは許可がないと作動しないようで
ドライバのように緊急時の為に
無許可で変身できるようにはなっていないらしい。
「ビーストリングね。
俺は使ったらダメなのか?」
「有徳さん、またパンがいいんですか?」
「分かってるよ、使わないよ。」
パン?
何の話だ?
どうもobeinです。
年が明けてから投稿する予定でしたが
暇ができたので投稿しました。
もう一つのオリジナル仮面ライダーも
投稿しないといけませんね。
忙し忙し