仮面ライダーハルコニー First and First 作:Ohm
秘密組織アンジェから支給された38口径ハンドガンに
装填された記憶を消す特殊弾丸を
スケアフェルになっていない市民に撃ち込んで
秘密組織アンジェへと向かう。
「あの紫のガスは人間をスケアフェルへ変える。
でも全員がそうじゃなかった。」
車の中で口を開いたのは限利だった。
何かを考えているような顔だ。
「限利さんは白いガスを少しだけ浴びてましたけど
大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃなかったら
ここにいないと思うんだが?」
「そうですね。」
心配してあげたらこれだ。
でもガスが絶対にスケアフェルへ変えるわけじゃないなら
安心でもある。
「ガスで絶対にスケアフェルにならないなら
なんであの町のやつらは全員スケアフェルになった?」
「まぁ、それは医療部門に任せよう。
俺達は戦うことが専門だ。」
優徳さんは雷刃に言ってカーナビを操作させる。
空はオレンジ色になっている。
今日はアンジェ本部に戻らないで
どこかで泊まることになりそうだ。
「白色のガスと紫色のガスがあるが
なぜ二種類あるんだ?
全身変異体は能力を持っているが
一つだけだ。」
「両方ともスケアフェルに変えるガスですよ。
同じなんじゃないですか?」
「同じなら二つに分けられてる意味が無い。」
限利は車に乗ってからずっと考えている。
白いガスと紫色のガス
両方とも人間をスケアフェルに変えた。
同じ物だと思うが・・・
限利はそうは考えていないらしい。
>>秘密組織アンジェ<<
ホテルに泊まって
また車を走らせてようやく
アンジェ本部へと戻って来た。
「ちゃんと医療部門に行くんだぞ。」
「はいはい。」
限利はテキトウに返事をして
エレベータに乗った。
一応、ガスを浴びたということで
精密検査を受けることになったのだ。
僕達はパンデミックスケアフェルが
見つかるまでは、また暇になる。
「戦闘力を強化する
とか言ってたビーストリングも
結局は効かなかったな。」
「限利が勝手に使ったんですけど
どうなるんですか?」
「通達は明日だろうな。」
ビーストリングは科学部門へ報告したところ
再度調整するということで手元にない。
Mark-XIVも修理 メンテナンス 除染をしているので
手元にない。
パンデミックスケアフェルが出るまでは
休みと言っても良い。
「限利の言ってたこと、どう思う?」
雷刃は限利の言っていたことが気になっているらしかった。
優徳さんは少し考えて
「今回の件で
全員がスケアフェルにならなかったのは真実だ。
一度オペレータに本当に全員が
スケアフェルになったか聞こう。」
優徳さんは端末を取り出してボタンを押す。
しばらくすると画面にAsahiと表示される。
「なんだ?
任務は無いはずだろう?」
「醜きエピデミック事件の事で
聞きたい事があるんです。」
「何が聴きたい?」
「あの事件で町の人達は本当に全員
スケアフェルになったんですか?」
「全員だ。
スケアフェルの殲滅後
町中をくまなく探したが
人間の血や死体は見つからなかった。
残っているのはスケアフェルの灰だけだ。」
「分かりました、ありがとうございます。」
通信を終了して
優徳さんはポケットに端末をしまう。
「なぜ全員が?」
雷刃はまだ悩んでいるようだった。