古雪椿は勇者である   作:メレク

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区切るタイミング見失ったら恐らくこの作品最高文量に。

のわゆ開始直前に頂いたリクエストって見てる余裕なかったというのを数日前知りました。覚えのない面白そうなリクが三月十日前後にぞろっと...のわゆ本編と平行して書いてますが、しばらくは本編を進めたいと考えています。何が言いたいかと言うと、気長に待ってください...!

下から本文です。


26話 決意の一歩

「んぁーぁー......」

 

長めのあくびを噛み殺して手元に集中する。リズミカルに刻まれる切断音を聞きながらの作業はすぐに終わる。

 

「これでよし...と」

「椿さん。こちらでしたか」

「ひなたか?」

「...何時間前からこれを?」

「んー、多分一時間くらい前」

「一時間前から用意できる量じゃないと指摘するべきか、一時間前でも十分早いですよというべきか...」

「料理はそこそこやってたからな。時間はほら...遠足を楽しむ子供というか」

 

ちなみに、今は午前六時である。前日のうちにここ、丸亀城食堂の許可は取ってある。

 

「せっかく全員揃って花見が出来るんだ。やれることはやりたいじゃん」

「お手伝いしますよ」

「別に寝てても...いや、頼むわ」

「はい」

 

こういうときのひなたは強情だというのを最近知った。主に怒られた時なのだが、言わぬが花だろう。

 

「...楽しみだな」

「はい」

 

 

 

 

 

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「レジャーシート引き終わり!食べ物並べ終わり!お茶入れ終わり!」

「ではリーダー。乾杯の挨拶をお願いします」

「え、私か?」

「若葉ちゃん、ファイト!」

「あ、あぁ...」

 

突然指名された若葉がお茶の入った紙コップを構える。

 

「えー...本日はお日柄も良く」

「曇りだがな」

「...桜も見れて」

「散って葉桜になってますけどね...もう」

「......あとは...」

「そんなことより食べさせろ若葉!早くー!」

「あぁもう!乾杯!!」

『乾杯!!』

 

思い思いに紙コップがぶつかり、全員退院祝いの花見が始まった。

 

『花見をしよう!前言っただろ?』

 

最初に提案したのは球子だった。一番入院の長かったユウが自由に動けるようになったら、こうして花見をしようと。

 

(結局あれから色々あって、桜は散ってるけど...)

 

辛うじて残り地面を彩る桜の花びらは、風に煽られて遠くへ飛んでいく。気まぐれな一片が俺の元まで来た。

 

「椿君、これ椿君が作ったの?」

「ひなたも手伝ってくれたけどな。それなりに上手く作ったから食べてみてくれ」

「見た目でもう負けてる...」

「...このだし巻き卵美味しい」

「タマだって!タマだって出来るぞこれくらい!」

「見栄を張らないでタマっち先輩...真似できないよ」

 

用意してくれてた容器が重箱だったため、実際より豪華に見えるんだろう。口々に美味しいと言って貰えるのは嬉しい限りだ。

 

「結局魚は釣ってきたのか?」

「そんな暇はなかったぞ...ドクターストップもかけられてたし。だが今度は楽しみにしておけ!」

「わかった。滅茶苦茶美味しい魚を期待してる」

「ハードル上げられても困る...」

 

表情がコロコロ変わる球子を見て、なんとなく面白くて微笑む。

 

「なっ、笑うことないだろー!」

「ごめんごめん...おにぎりあげるから許して」

「こんなもので...んぐんぐ...んっ。旨い」

「そりゃよかった...杏?」

「ひゃい!?」

 

球子の隣に座る杏は、ポトリと皿を落とした。 驚いただけにも見えたが_______

 

「...まさか」

「あはは...バレちゃいましたか...」

「杏さん?」

「......実は、まだ左腕の調子が悪くて」

 

以前の戦いで進化体の毒を受けた彼女の左腕は、回復傾向ではあった。ただ、まだ皿を安定して持てない程度には力を入れられないらしい。

 

「バーテックスめ...」

「あと一月程度で治るそうですから」

「先に言ってくれれば片手で食べれるメニューを増やしたのに...爪楊枝に刺すやつとか」

「杏はタマが食わせてやろう!」

「い、いいよタマっち先輩」

「遠慮するな!」

「あ、あー...」

 

本人も大したことには思ってないようで、胸を撫で下ろした。

 

「それにしても椿、いつから料理をしていたんだ?ここまでとは...」

「んー...本格的に始めたのは小六だな。朝飯作るようになって...って、そうだな」

「?」

「いや...折角だから聞いてくれないか?俺のこと」

 

皆も薄々感じてはいるのだろう。俺の記憶喪失が嘘だということを。

 

今も俺の話を信じてくれるとは正直思わない。だが、歩み寄りたい。俺のことを知ってもらいたい。

 

(...安心できるんだ。あいつらと同じくらい......)

 

「うんうん!聞かせて!」

「...ありがと。じゃ、なにから話そうかな...」

 

それから、色々話した。俺のこと。未来のこと。

 

「なんだと...」

「椿さんは、300年後から来た未来人で...?」

「タマ達をサポートするためにきたぁ!?」

「しかも、そっちでも勇者をやってた?」

 

ちなみに生き残りの話はしていない。これはあくまで俺の推論だし、全員生き残らせるのだから必要ないだろう。

 

物騒な話も、また今度でいい。時間はあるんだから。

 

「でもよかった!」

「ぇ?」

「椿君がいるってことは、私達はこの世界を守れたってことだよね!」

「っ...そんなあっさり...」

 

ユウの発言は、俺の言ったことを全て鵜呑みにした上でのものだ。即座にそんな夢物語を信じられるとは______

 

(...いいじゃないか。すんなり受け入れて貰えるなら。前へ進めるのなら)

 

「...いや、ユウらしいな。ありがとう」

「えへへ...」

「だから......」

「え?」

「いえ。神託で貴方のことを教えてもらったことがあったので...」

「へー...俺は、正確には勇者じゃないんだけどな」

『え?』

「おお、見事なシンクロ。俺は勇者の魂を保管してただけの入れ物。皆のように勇者の適性がちゃんとあるわけじゃない」

「頭が混乱してきたぞ...」

「じゃ、じゃああの勇者服は?」

「あれは言うなればグレードダウン品。未来の勇者服は...俺が精霊を使うみたいに降ろしてる赤や紫のやつさ。こっちに来てからはじめて出来るようになったから詳しくはわからないけど...大切なあいつらの証だ」

 

この胸に彼女達はいてくれている。俺は一人なんかじゃない。

腕に擦れるミサンガも揺れる。

 

今は、ここにもいるしな________

 

「随分、仲が良かったんですね」

「?」

「優しい顔ですから」

「...あぁ。あいつらは...勇者部の皆は、俺の大切な人達だから」

「勇者部?」

「勇者が入ってる部活さ。簡単に言えばボランティア部。人のためになることを勇んで実施するもので__________」

 

俺の話はいつの間にか俺の仲間の話になる。きっとそれは、彼女達が俺の体の一部と言っても過言でないからだろう。

 

 

 

 

 

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「椿...頭がこんがらがりすぎたから、また今度にしてくれ...」

「あ、あぁ...」

 

結局、俺の話が打ち切られた頃には昼を回っていた。

 

いきなり未来にいた俺の過去(この時点で混乱を招きそうだが)に球子がついていけてないのも当然だが、俺としては話してすっきりした。

 

「会ってみたいな~。私にそっくりな結城ちゃん」

「本当にそっくりだぞ」

「だから初めて会ったとき驚いて、友奈と呼ぶことに抵抗があったんだな」

「あぁ。あの頃はどうしても友奈がよぎって...」

 

今も全くないと言えば嘘になるが、後ろ向きな意味でなく前向きな意味だから気持ちとしては楽である。

 

(『友奈』と呼ばず名前で呼ぶって妥協案の結果がユウだったけど、適当だな...ほんと、今さらだけど)

 

「...ねぇ椿君」

「?」

「...ううん。皆。私もお願いがあるんだけど、いいかな?」

「どうかしたか?」

「相談事ですか?」

 

真剣な面持ちのユウがおにぎりを食べ終わって言ってきて、俺達にそれを断る理由なんてない。

 

「あのね...私のことも聞いてほしいの!」

「...そう言えば、友奈のことってあんまり知らないかも」

「友奈は聞き上手だからな。ついつい私達も話してしまう」

「...違うの。私は...そんな褒められることしてないよ。気まずくなったり誰かと言い争うのが辛いから。だから、相手の話を聞くばかりで、自分を出せなくて...」

「...でも、そんなユウが言ってくれるんだろ?」

 

そう思っていたユウが、自分を見せようとしてくれている。

 

「うん。一人で入院してたときも、ぐんちゃんを守ったときも、タマちゃんとアンちゃんとリハビリしてたときも...今こうして皆といられるのって、とっても大事なことなんだなって、前よりずっとずっと分かって。それが無くなると考えたら...怖くて」

「高嶋さん...」

「でもまだいる。いてくれてる。話ができる」

 

ユウが郡の手をとる。

 

「...だから、皆に私を知っていて貰いたい。どうかな...?」

「...嫌だ。何て言う奴は、ここにはいないさ」

「あぁ、話してくれ。友奈、お前のことを」

「...ありがとう」

 

 

 

 

 

----------------

 

 

 

 

 

私の名前は高嶋友奈。14歳で、血液型はA型。出身は奈良。誕生日は1月11日。趣味は...武道かな。

 

小さい頃は神社の境内で遊んでたりしたかな。かくれんぼとか。神主さんによく怒られてたよ。

 

小学校は田舎っぽい所で、人数もあんまりいなかったかな。皆でカレー作ったときもあったよ。美味しかった...今でも美味しいもの食べるのは好きだな。すっごく幸せになれて。

 

男の子に混ざってサッカーするのも、女の子に混ざって押し花作るのも楽しかった。

 

でも、それ以外普通な私が勇者になったときはビックリしたよ。タマちゃんみたいにアウトドアが得意なわけじゃないし、アンちゃんみたいに頭がよかったりするわけじゃないし、ぐんちゃんみたいに得意なことがあるわけじゃないし。

 

戦うのも怖かった。でも...家族を、友達を、ここにいる皆を失うのはもっと怖かった。本当はね_______

 

 

 

 

 

----------------

 

 

 

 

 

「本当はね。私は怖いから戦ってる臆病者なんだよ...」

 

一気に喋った高嶋さんが区切るように息をつく。

 

その時の私は、どんな顔してたかわからない。

 

「...ぐんちゃん?」

「それは違うわ。高嶋さん」

 

でも、言いたかった。

 

「貴女は私に立ち上がる勇気をくれた。私を助けてくれた。私の方が年上な筈なのに...怖くても、皆のために戦う貴女は臆病者なんかじゃない。勇者よ」

「ぐん、ちゃん...」

「良いこといったな千景!100タマポイントやろう!」

「それはいらないわ」

「即答かよ!?」

「まぁまぁ...でも、私も千景さんと同意見ですよ。友奈さん」

「あぁ」

「そうですね」

「俺もそう思う」

「皆...ありがとう!」

 

高嶋さんの笑顔に、私は引き込まれた。

 

その後も、それぞれが自分の話をして(上里さんは乃木さんの話をしてたけど)、笑いあって。些細なことを話してるだけの筈なのに、凄く楽しかった。

 

(高嶋さんは一歩前へ踏み出してくれた...いいえ。自分のことを一つ前へ進ませた。私も...)

 

彼女の、彼女達の隣を歩くため、自分のことを一歩前へ_________

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

返事はない。悲鳴もないから寝ているのかもしれない。

 

(大丈夫...けじめをつけましょう)

 

前回の戦闘が終わり、病院での入院が終わった私は丸亀城の寮にいた。だから、ここ(引っ越してきた郡家)は少し久しぶりになる。

 

自室に行って、必要な衣類、ゲームを土居さんから借りた登山用リュックに詰める。

 

(...これも)

 

最後に卒業証書を丁寧にいれて、来た道を引き返す。

 

「すぅー...」

 

一度深呼吸して、私はリビングのドアを開けた。

 

「あぁ千景、帰ってたのか」

 

以前より痩せたお父さんと、今にも死にそうなお母さん。

 

(...私は、私の決めた道を進む。親不孝ものでも)

 

不倫し、私のことを押しつけあった二人。

 

「お父さん。お母さん。私はこの家を出ます」

「...あ?」

 

仮にも娘。そんな私が突然家出を宣言して、目を丸めるお父さん。

 

「何言ってるんだ千景?冷静になれ」

「冷静でないのはここにいる全員よ。私は勇者になる前は離婚の邪魔になると言われ、勇者になってからは当たり前の様に戦果を期待し、出来なければ屑呼ばわりされたことに怒ってる。お父さんは自分のやりたいことをしたいのにお母さんを看病しなきゃいけなくて、私のせいで言われる罵倒に腹が立っている。そうでしょ?」

 

まるで見本の様な家庭崩壊。

 

「だから私は、ここを出るわ。何年かかるか分からないけれど、互いに冷静になったらちゃんと話がしたいと思ってる」

 

私も冷静ではない。今は話したいことも話せない。

 

もしお父さんが、私が入院中に一度でも顔を出しに来てくれてれば。ここまで行動することはなかった。

 

でも、来なかったから。彼にとって私は、本当にどうでもいい存在だったと分かってしまったから。数日間突然帰らなくなっても、会おうとしないくらいには。大社の人もいたのだから、居場所なんて聞けばすぐわかることを。

 

「だから、それまで...お母さん。頑張ってね。天恐なんかに負けないで。私も...戦うから」

「なにいってんだ...なにいってんだ千景。突然家を出る?ふざけてんのか?」

 

お父さんのことをほっといて、お母さんの顔を撫でる。痩せ細った彼女の表情から気持ちは汲み取れなかった。納得してくれてるのか、呆れているのか、余計なものが消えると喜んでいるのか。

 

「...お父さん。大社の人もいるだろうけど......お母さんをよろしくね」

 

一方的に近い宣言。でも私にはこれ以上のことを考えられなかった。

 

次帰ってくるのは、あの人達と同じくらいの心の強さを持ってから。

 

私が落ち着いて、二人と歩み寄れる強さを持ってから。

 

「さよなら」

「...ふざけるな」

「ふざけてなんかないわ」

「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!!」

 

出ていこうとする私を追ってお父さんが迫る。振り上げられ、視界の端に映ったそれは、赤黒いスパナ______

 

(そのために...力を貸して)

 

私に、立ち上がる力を。

 

「ひっ!」

「......」

 

スパナを弾かれ、お父さんが私を見て腰を抜かす。リュックを背負う私の服は________一度は展開出来なくなった、彼岸花の勇者服。

 

鎌は置いてきたため攻撃方法なんてないけど、一般人はそれを知るはずもない。

 

「今まで育ててくれてありがとう。感謝してるわ...だから、貴方がその武器を持たない自信ができたら。その時、私のことをほんの一欠片でも娘として思ってくれるなら。また会いましょう」

 

堂々と家を出て、玄関を閉める。

 

「...っ!」

 

瞬間、膝をついた。父親に鈍器を向けられたショックは想像してたより大きすぎる。

 

(私は...)

 

「ったく、何をしでかすのかと思ったら」

「え...」

 

地面に倒れそうになった私を支えてくれたのは、彼だった。

 

 

 

 

 

「なんでここに」

「寮に帰るまで急に黙りこんで、リュックしょって外に出るのが見えたからな...っと、ゲームばっかでよくここまで重たくなるな......」

 

街灯に照らされた道を歩く。私が壁側、彼が道路側。

 

「それで見張りなんて...私のお父さんが何かしてくると思ったの?」

「いや、もう治ってるとはいえ俺あの人に鈍器で殴られてるからね?大社の奴が早々に病院運ばなきゃどうなるか分かったもんじゃなかったらしいし」

「ぁ...」

 

気絶する直前の光景を思い出す。噴き出す血、歪んだ表情、あの光景が悲惨すぎて、私は意識を失ったんだ。

 

「とはいえ無策で行くようなやつでもないと思って、庭の方から監視してたんだがな」

「立派な不法侵入ね」

「それは勘弁してください」

「...でも、また助けられたわ」

「そんなことない。どんな形であれそれは郡が進んだ道だ。俺はなーんにも」

 

おどけて見せる彼は、街灯に照らされて昼間より明るく見えた。

 

「......千景」

「え?」

「千景で、いいわ...そう呼んで。呼びなさい」

「なんだよ怖いな...俺も椿でいいぞ」

「嫌よ」

「えぇ...」

 

今、街灯と街灯の間を歩いていて本当によかった。きっと私の顔は真っ赤だから。

 

「...だって、恥ずかしいじゃない」

 

ほとんど接してこなかった異性を急に名前で呼ぶなんて。

 

「だから、私はいいわ...古雪君」

「...名字でもちゃんと呼んでくれたのは初めてだし、いいか」

「っ......」

「千景ちゃんは恥ずかしそうだしな~?」

「っ!うるさい!!!調子に乗るな!!!」

「いてっ...すいません...あ、ちょっと寄り道していいか?」

 

私の攻撃から逃れるように入って行ったコンビニは、数十秒で戻ってくる。

 

「はい。お詫びです」

「みかんジュース...?」

「俺の一番好きな飲み物さ。こっちに来てから一回も飲んでないと思って...美味しい!300年後と変わらなくてよかった...」

 

「こっちの方が美味しかったら作り方学んで帰らないといけないからなー」なんて言う古雪君を見て、みかんジュースを飲む。

 

別に好きでも嫌いでもないそれは、飲んで冷たく、でもぽかぽかした。

 

「...美味しい」

「お、当たりですかね?いくつか並んでたから明日から片っ端から飲んでやるぜ...」

「勝手にやりなさい...一番美味しいの見つけたら、また頂戴」

「了解」

「でも、なんで急に...?」

「......多分無意識で避けてたから。まだここを、あの時代と別の場所なんだと思っていたかったから。でも...変わらないもんな。今も未来も。千景を見て、俺もチャレンジしたくなって」

 

一気に半分近く飲みきった古雪君を見て、私も口を開いた。

 

「私には300年後とか、この時代との違いとか分からないわ...私が分かるのは、他の誰でもない貴方がここにいる。それだけよ」

「......ありがとう。千景」

「お礼を言われることじゃないわ」

 

前もあった気がする、雑談しながらの帰宅。

 

それがどこか、楽しかった。


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