昨日書きはじめたものだし、一日くらいなら遅れてもセーフなはず...あ、ゆゆゆい時空です。それではどうぞ。
結城友奈の場合
友奈「椿さん!私椿さんのこと大嫌いだったんです!」
椿(部室に来た途端これか.....エイプリルフールだと知っててもショックだな。これ)
友奈「...っ」
椿(しかも言ってから辛そうな顔してるし。最初は笑顔で言ってたからすぐ嘘だって分かったけど)
友奈「あの...椿先輩?」
椿(これは少し、からかってやるか)
椿「そうか。俺は友奈のこと大好きだったんだがな」
友奈「えっ」
椿「友奈が俺のこと大嫌いなら仕方ないな。なるべく関わらないようにするから」
友奈「あ、あわわわ......あの、椿先輩、そのっ!」
椿「ふっ...嘘だよ」
友奈「......!!ごめんなさいー!!!」
椿「はいはい」
犬吠埼樹の場合
樹「今日はエイプリルフールだそうですよ」
椿「へー。樹は誰かに嘘ついたのか?」
樹「珍しく遅起きだったお姉ちゃんに、今日は日曜日だよって言いました」
椿「ふーん...おい、今日風が学校来てなかったのってお前が原因じゃねぇか!?」
樹「えへっ♪」
椿「いや可愛い感じで誤魔化してもダメだから!?」
樹「...椿さん、私今日は帰りたくないんです......泊めてください」
椿「ダメです!ほら、俺も一緒に行ってやるから帰って風に謝るぞ!!!」
樹「はい......」
土居球子の場合
球子「椿!見てみタマえ!テストで満点取ったぞ!」
椿「よかったな」
球子「...なんか反応薄くないか?」
椿「だってエイプリルフールのネタだろ?」
球子「酷すぎる!?ちゃんと見ろ!!本物だぞ!!」
椿「......マジじゃん」
球子「はじめから真実しか言ってないぞ...採点確認始めるなー!!」
椿「いや、お前の勉強見てた時期がある身としては信じられなくてさ......すまんすまん」
球子「全く。罰としてこれからこの店行くぞ!タピオカを奢ってもらう!!」
椿「さては始めからご褒美でねだるつもりだったな...」
球子「ほら行くぞ椿!!」
椿「...分かったよ。行くから慌てんなって」
球子「よっしゃあ!」
弥勒夕海子の場合
弥勒「今日はエイプリルフール!皆さんに嘘をついても良い一日!さてさて、どんな嘘を...」
椿「あ、弥勒さん。弥勒家について新聞に載ってましたよ」
弥勒「本当ですの!?」
椿「嘘です」
弥勒「古雪さん!!」
銀「あれ、椿、確かエイプリルフールでついた嘘って一年間叶わなくなるんじゃなかったっけ?いいのそんなこと言って」
弥勒「古雪さんっっ!!!!」
椿「あー...すみませんでしたっ!」
弥勒「逃げないでくださいまし!こうなったら古雪さんを礎に!!」
椿「いや滅茶苦茶怖いんだが!?」
古波蔵棗の場合
棗「今日はエイプリル?フール?と言うのか...嘘をついて良い日......」
椿「あぁ。といっても嘘をつかなくても全然良いんだけどな」
棗「......」
椿「......」
棗「......」
椿「......棗?」
棗「...何も思いつかなかった」
椿「あはは...棗らしくて良いだろ」
棗「そうか」
椿「あぁ」
棗「あ、椿」
椿「どした?」
棗「私、もう海には近寄らない」
椿「無理して嘘つかなくていいから!!大丈夫だから!!そんな震えながら言うなよ!?」
藤森水都の場合
水都、椿「はぁ...」
椿「あ、水都。お疲れ」
水都「お疲れ様です...お互い、疲れぎみですね」
椿「若葉が蕎麦派になるって嘘ついたのはいいが、それで自分で苦しんでてな......さっきまであいつの満足いくまでうどん話に付き合ってたから」
水都「私もうたのんがうどん派になるって嘘ついて苦しんで、蕎麦の話を二時間くらいされたばかりなんです...」
椿「......」
水都「......」
椿「...お疲れ様でした会として、飯食いに行かないか?」
水都「行きましょう。是非行かせてください」
椿「お、おう...水都がここまでなるって、歌野どんな話をしたんだよ...」
上里ひなたの場合
ひなた「椿さん。今日はエイプリルフールですよ。今から一つだけ嘘つきますからね」
椿「おう...あれ?エイプリルフールってそんな宣言されるもんだったっけ?」
ひなた「私、椿さんの寝込みを襲いまして...」
椿「ぶふっ!?!?」
ひなた「そしたら、椿さんとの子供を成してしまいました」
椿「...おい、嘘一つなんだよな?変な冗談はやめ...待て、待て待て。何でそんなお腹膨らんでるんだ?そんな優しく撫でるなどうなってんだ!?!?」
ひなた「そんな焦らないでください。大丈夫ですよ。ちゃんと産んでみせます」
椿「いやいや!?え、あ...分かった!『一つだけ嘘をつく』ってのが嘘で、全部嘘なんだな!?」
ひなた「......バレてしまいましたか」
椿「風船か...よかったよかった。手の込んだ嘘はやめてくれ」
ひなた「すみません。椿さんの反応が楽しくて...ところで椿さん、その首の絆創膏は?」
椿「ん?あぁ。なんか朝起きてたら跡になっててさ」
ひなた「そうですか...ふふっ」
椿「??」
乃木銀の場合
銀「椿ー、アタシがプレゼントをやろう」
椿「プレゼント?あ、エイプリルフールの嘘か?」
銀「いくらアタシでもそんなことしませんー。はいこれ」
椿「......なにこの肩揉み券。お父さんへのプレゼントかなんか?」
銀「時間無制限です」
椿「いやそこは聞いてない。俺はいつからお前の親になったんだよ」
銀「別にそんなつもりはないですー。最近色々立て込んでて疲れてそうだったからさ。遠慮なく使って」
椿「...そんな風に見えてたか?」
銀「見えてた見えてた」
椿「そうか...なんかすまん。気を使わせて」
銀「だからそんな遠慮するなって!アタシはいつだって椿のことちゃんと見てるからな」
椿「銀...ありがとう」
銀「へへへっ。さ、後ろ向いて!早速使ってってくださいな!」
椿「あぁ...優しくでいいからな?」
銀「大丈夫。今日は真面目だから」
椿「普段なら殺る気満々だったんかいな......」
銀「気にしない気にしない、ほら、始めますからね_________」