それから前話の後書きにも追加しましたが、銀の見た目は普通の可愛い(ここ重要)女の子です。だからこそ力を出せることが異常視され、椿達からバーテックス呼ばわりされてます。説明不足で申し訳ない。
下から本編です。
「風ー」
「なによ?」
「いや休み時間暇だなって」
「珍しいわね。いっつもあたしから行くのに」
「たまにはな。さっきの問題の解説もかねて」
「うぐっ...やっぱり答え出てないのバレたか」
「三択でまぐれが当たったって反応だったからな。見てりゃ分かる。なにが分からなかったんだ?」
「ここの転換の仕方」
「どれどれ...あー、これは純粋に手前の所でミスしてるだけだ。ここが違う」
「嘘、三回は見直したのに!?」
「間違ってるってわからないと見落としやすいからな。もう一度別の場所に計算しなおすとミスは見つけやすいぞ」
「ありがと...流石ね。分かりやすいし」
「俺は園子みたくガチの天才タイプじゃないからなー...才能面で言ったらお前とそう変わらない。自分の通った道だから教えやすいんだろ」
「それでもよ」
「...ありがとな」
「いえいえ...って、ゴミついてるわよ」
「え、どこ」
「全然違うわよ。動かないで...はい」
「重ねてありがとうございます」
「もう少し身だしなみも整えたら?」
「誰も気にしてないしいいだろ?朝飯とか作るので忙しいし」
「まー寝癖は年頃の男子っぽくてまだ許せるけどね。服はただだらしないだけよ。ほらシャキッとする!」
「うおっ...姉かお前は」
「姉よあたしは。樹と夏凜と椿のね」
「あー、夏凜も最近姉妹感出てきたよな」
「樹に頼られるのが慣れてなくて可愛いのよねぇ...弄りがいがあるわ」
「本人が聞いたら木刀向けてくるな...」
「大丈夫よ。椿が盾になってくれるから」
「俺かよ」
「なってくれないの?」
「...いやならねぇよ。弄ってんのお前だろ!」
「もし不良に絡まれてたら?」
「状況違くね!?まぁそしたら全力で守るけど」
「っ...ありがと」
「え?」
「なんでもないわ!」
「お、おう...って、風もゴミついてるぞ。動くなよ」
「あ、うん...」
「ほいとれた。お前は周り気にし過ぎて自分のことはあんま見ねぇんだから...」
「そ、そんなことないわよ!」
「樹の服は予算以上に買うのに、自分のはウニクロとか...」
「ウニクロ舐めるんじゃないわよ!」
「いやあそこのもいいのはあるけどさ」
「でしょ!」
「まぁ、それとこれとは話が別なわけで。部長として、姉として頑張るのはいいが、少しは頼ってくれよ?」
「...じゃあ、ここの宿題全部やって?」
「そういう頼れじゃないって分からないのはこいつか?そんなアホなこというのはこの口か?」
「いはいいはい、ごめんなはい」
「...ぷっ」
「あ、なによ!笑うことないでしょ!」
「いや...ツボった...くはは...」
「魔王みたいな笑い方ね...って、そうじゃないそうじゃない。もうチャイムなるわよ」
「え、そんな時間?休み短いなぁ。風といるとあっという間だ」
「...あたし次の時間の教材ロッカーだ!」
「間に合うか?」
「あんたなんでそんな余裕そうなのよ!」
「俺はこっちに来る時点で準備終わってるんで」
「くぅ!間に合え!!」
「いってらー...こいつここも間違えてんじゃん。メモして...よし」
「間に合ったぁ...ん?紙?」
『ここ間違ってるから。風ならできる頑張れ!』
「......ありがとう。椿」
新クラスメイト(良いカップルだなぁ...)
旧クラスメイト(もう付き合っちゃえよ......)