グレモリー眷属と共に弓弦はオカルト部の部室に着き、グレモリー達に囲まれながら質問された。
「さて、幾つか聞きたいことがあるけど、まず最初に貴方は何者?」
「俺は魔術師ですよ。ですが、貴方方の知っている魔術師とは違います」
「え?魔術師って種類があるのか?」
「イッセーの質問に対しての答えはYesだ。俺の方の魔術師は、サーヴァントを召喚する魔術師だ」
「サーヴァント?」
「先程の2人もサーヴァントで、サーヴァントとは元は名を馳せた英雄が、英霊となった存在だ。カテゴリー的には使い魔ってところだ」
「英雄!?それじゃあの2人も元は名のある英雄だったって事!?」
サーヴァントの説明を聞き、グレモリーは驚きの声をあげた。イッセー達も声に出さないが驚いていた。
「ああ」
「それでそのサーヴァントを召喚して何をするんだい?」
「聖杯と呼ばれる物を賭けて戦うためだ」
「その聖杯とは?」
「あらゆる願いを叶えるとされる、万能の願望機と言われている」
『!!?』
グレモリー達は聖杯の事を聞き、先程のサーヴァントの説明の時より驚いた。
「聖杯を賭けての戦いを聖杯戦争と言い、7人の魔術師と7騎のサーヴァントによる殺し合いをし、生き残った1人のみ聖杯を手に入れられる」
「貴方は聖杯戦争に勝ち残ったの?」
「いいや、俺は傍観した。一年前までは」
「・・・その言いよう、空白の一年に何が起きたのか知っているようね」
「ああ知っている。と言うか関係者だ」
「なら説明してもらえないかしら?」
「今はまだ話せない」
「どうして?」
「今話した所で信じて貰えないと思うからです。もう少しお互いの事を知ってから、信用してくれたら話します」
「・・・分かったわ。皆もそれでいいかしら?」
グレモリーはやや不服そうに言い、全員にいいか聞いた。
「私もいいですわ」
「僕もです」
「俺も」
「・・・私も」
「ありがとうございます。何時か話せる様にします」
「ええ、そうして頂戴」
「では、改めて自己紹介します。その前に先程の2人を呼びます」
そう言い、弓弦はアルトリアとクー・フーリンを呼び、召喚した。
「魔術師神上弓弦です」
「ユズルのサーヴァント、セイバーです」
「同じくサーヴァントのランサーだ」
「?セイバーやランサーが名前なの?」
「あークラスの説明をしてなかったな。サーヴァントにはクラスがあり、それぞれ、セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーが基本クラスで、エクストラクラスがアヴェンジャー、ルーラー、セイヴァー、ファニーヴァンプ、ガンナー、ウォッチャー、ビースト、フェイカー、アルターエゴ、ムーンキャンサー、フォーリナー、シールダーなどがある。そして、本来の名前を真名と言うんだ。2人共真名を教えるか?」
「私はまだいいです。ユズルと同じでお互いの事を理解してから教えます」
「お堅いね。俺は別にいいぜ」
弓弦に真名を教えるかと聞かれ、アルトリアはまだなのに対して、クー・フーリンはいいと言った。
「じゃランサー、皆に教えてあげて」
「おう!サーヴァントランサー、真名クー・フーリンだ!」
「アイルランドの光の御子!?」
「あらあら」
「大物だね」
「・・・凄いです」
「へへへ!やめろ照れくさいぜ」
グレモリー達に色々言われ、クー・フーリン照れくさそうに言った。
「アイルランドの光の御子?」
そんな中イッセーだけが首を傾けていた。
「おいイッセー知らないのか?」
「ああ。俺が知っているのは、ジャンヌ・ダルクやナイチンゲール位・・・」
「そ、そうか。俺、結構知名度あると思ったが、自惚れてたな・・・」
クー・フーリンはショックを受け、ガクッとうなだれた。
「クー気にするな。イッセーの事だから、女性にしか興味ないのだろ」
「・・・はい。その通りです」
「それと神上君、貴方のサーヴァントはこの2人だけ?」
「いいえ、総勢15名です」
『え?えええええええ!!!?』
サーヴァントが15名いると聞き、グレモリー達は驚いた。
「・・・ねえ神上君、いえユズルと呼んでいいかしら?」
「はい。構いません」
「それじゃユズル、私の眷属にならない?」
「・・・すいませんが、遠慮しておきます」
「理由を聞いてもいいかしら?」
「まず自分は人として生きたいからです。そして人類を守るためです。人類を守る事は亡くなった両親の願いでもありますから」
「・・・分かったわ。でも」
「正体を知ったから部に入れですね?」
「そうよ。私の事は部長と呼びなさい」
「分かりました部長」
弓弦はグレモリーに部に入るように言われ、オカルト研究部に所属する事になった。その後改めてグレモリー達も自己紹介し、この日は解散となった。