センターまであと2日ですね!
寒いよぉ。
それでは、どーぞ!
零「あと、20分か。」
時計を見る
決勝が始まるまであと20分
俺達の準決勝が終わった後、女子のバレーは準決勝で負けてしまった。3位決定戦は無いので3位だ。
零「...。」
俺は今、教室で一人。
みんなは体育館や外にいる
「どうしたの?一人でぼーっとして。」
突如、廊下から声が聞こえる。
零「なんだ、先輩ですか。」
「むー、私のことは名前で呼んでよ。」
零「はぁ....琴音さん。」
この人は蓬連琴音《ほうれん ことね》
彼女のことを簡単に言うとすれば、美少女だ。
2年生の中では一番と言われる程。愛菜ともいい勝負とも言われている。
白魚のように美しい手足、黒髪ロング、二重の目。
「うん、よしよし、偉いぞ。」
一番の特徴はこの笑顔だ。
零「何の用ですか?」
琴音「零って相変わらず寂しい人だねぇ。せっかく決勝進出おめでとって言いに来たのに。」
零「寂しい人は昔からです。それと、ありがとうございます。」
琴音「うん。...楽しいかどうかともかく、零がまたバレーしてる姿見れて良かったよ。」
零「え?」
琴音「私がマネージャーしてた時全然バレー楽しそうじゃなかったからさ、もうしないかと思って。」
蓬連琴音は帝星時代バレー部マネージャーだった。
情報をもとに相手を分析していた。正直かなり助けられた。
零「ま、サッカーよりバレーかな、と。」
琴音「そっか。.....あ、そろそろだね、決勝。頑張って。応援してるから。」
そう言い残し、琴音は体育館の方へと向かった
零「まあ、優勝はしますよ。雄大さんに愛菜を取らせはしない。」
「さあ、いよいよ男子決勝!女子の決勝は先程しましたが、実に熱かった試合でした!男子はどうでしょうか!?それでは、選手のみなさんは並んでください!」
皐月「桐生ー!!」
雄大「やっとだな、零。待ちわびたぜ。」
零「そうですね。」
雄大「あの子が見てるから、今日の俺は一味違うぜ?」
零「それは楽しみです。」
「「お願いします!!」」
両チームは挨拶を交わし、配置に着く。
サーブは相手から。
零「...さっそくバレー部のサーブか。」
相手のサーバーはバレー部だ。
「ふっ!」
相手のジャンプサーブ
千鳥ヶ淵虎雄のサーブよりは軽い
だが、ボールは初心者の方へ。
松田「俺が行く!」
松田が初心者の前に立ち、何とか上げる。
零(ナイスだ、松田。)
そしてセッター橋本がトス
橋本「桐生君!」
零(えー、ライン沿いストレートにバレー部、クロス側に雄大さん、と。さて、どうしたものか。....よし。)
「ふっ!!」
俺は相手のストレート側のブロッカーの右手狙って打つ。
ボールは相手の右手に当たった後、弾かれてコートの横に落ちる。即ちブロックアウトだ。
雄大「く、流石。」
次は俺達のチー厶のサーブ。サーバーは橋本だ。
零「橋本、ちょっといいか?」
橋本「ん?」
俺は橋本に近寄り、言葉を告げる。
橋本「......やってみるよ。」
橋本(えっと、あそこらへんだな。)
フローターサーブ、バレーの中でも基本なサーブだ。
俺は橋本にこう告げた
「相手コートの前らへん、ネットぎりぎりに打ってくれ。」
橋本「ふっ!」
サーブを打つ
ボールは相手コートの前に向かう
「くっ!!」
相手のセッターが拾う
最初のボールをセッターが取ることで次にトスを上げる人はセッターでは無くなる。つまり、雄大さんが打ちやすいトスを上げにくくなる。
「雄大!!」
セッターでは無い人が上げる。しかし、初心者なのかあまりいいトスとは言えない。
雄大(く、ボールがネットから離れすぎている。これでは思いっきり打てない。....なら!)
「おら!」
俺は相手コートの角目掛けて打つ
俺のポジションはレフトなので、相手コートの左奥に打っていることになる。
雄大「どうだ!...何っ!?」
「ぐ!結構痛い。」
初心者が胸でボールを上げる
零(いくらバレー部とは言え、あんな奥に打ったら流石に威力は落ちる。)
俺は試合前に初心者達にこう言った
「コート奥に打たれたボールは胸で取ろう。」
零(結構痛いだろ。すまないな。....だが。)
何とか上がったボールを松田がアンダーハンドで上げる
松田「桐生!」
零(本気は要らないな。)
俺は雄大さん目掛けて半分くらいの力で打つ
雄大「くっ!!」
雄大さんはレシーブ出来なかった
零「レシーブが苦手なのは相変わらずですね。」
雄大「くっそが、今の半分くらいの力だろ?」
零「どうですかね。」
雄大「へへっ、面白れえ。」
両チームとも攻めと守りを交互に続ける
愛菜「あとちょっと!」
得点は23対15で1の2が有利
雄大「くそ!何で初心者狙ってんのに点差が縮まらねえんだ!」
零(このセットは貰った。)
橋本「桐生君!」
零「ふ!」
「「おお!!」」
皐月「よしいいぞ!!」
こうして、1セット目は俺達が取る
零(さあ、どうくる?先輩。)
いかがでしたか?
桐生君チート笑
次回で決着です!
それでは、さようなら!