皐月「よしよしいいぞお前達!次のセットも取って優勝だ!!」
橋本「そうですね!!」
松田「俺の活躍を見よ!!」
チームメイトがギャーギャー騒いでいる。
今は3分の休憩だ。
零(さて、次も上手く行くかな。)
雄大「すまんみんな!!俺がもっとしっかりしていれば…。」
「雄大のせいじゃねーよ!!」
「そーだよ!俺らもミス多かったし。」
「次は取ろうぜ!」
雄大「みんな……。」
「これより、第2セットを始めます。選手の皆さんは並んでください。」
零(いよいよか。)
「零君。」
零「愛菜…。」
愛菜がこちらに来て、心配そうな顔をしている。
零「そんな顔をするな。勝つから。」
愛菜「うん、信じてる。かっこいいところ見せてよね!!」
眩しい笑顔だ
零「ああ。よく見とけよ!」
(あんな顔されちゃ、勝たないわけにはいかないな。)
「「お願いします!!!」」
雄大「なんかすっきりした顔じゃねえか。」
零「ええ、まあ。」
雄大「手を抜くなよ?」
零「勿論です。」
雄大「とか言ってさっきはまったく本気じゃなかっただろーが。」
零「そんなことは無いです。」
雄大「まあいい。」
雄大「いくぜえ!!」
サーブは雄大さんから。
雄大「おらあ!!」
ジャンプサーブだ
初心者の方に打たれる
「う!?」
雄大「っしゃおらぁ!!」
零(いきなりか。きついな。)
橋本「ドンマイドンマイ!」
松田「次々!!」
「次取ろうぜ!!」
零(さて、次はどう来る?)
雄大「おらあ!!」
中々強烈なサーブ
ボールは初心者の方へ
松田「ふ!」
松田が初心者の前に立ち代わりに取る
橋本「桐生君!」
零「ここだな。」
雄大「ぐ!?」
ボールは雄大さんの前に落ちる
零(フェイント、中々効くでしょう?)
そう、俺はボールに少し力を入れ雄大さんの前に落とす。
雄大「やんなあ零。」
そしてサーブは俺のチーム
「ふ!」
初心者のサーブ
雄大「オッケ!」
雄大さんが取る
「雄大!」
雄大「おら!!」
雄大さんのアタックが俺達のコートに叩き落とされる
雄大「よし!!」
「ナイス雄大!」
「すげえぞ雄大!!」
零(お見事。)
それから攻防が続き、得点は24対23だ。
零(まさかここまでやられるとは。)
俺達が1点差で勝ってはいるが、途中随分とミスがあった。
零(あと一点。)
皐月「桐生早く決めちまえ!!」
「いけ貴公子!!」
「イケメンの力!!」
零(まったく急かすなよ。……まあ、次で決めたいな。)
サーブはこちらのチームだ
橋本「ふ!!」
橋本のサーブ
ボールは無回転で中々の取りづらさだろう。
雄大「おら!」
雄大さんが取る
「いけ雄大!!」
雄大「しゃらあ!!」
雄大さんのアタック
方向は俺の方だ
零(ふ!!)
俺はセッターの橋本の頭上に上げる
雄大「く!!」
橋本「ナイスレシーブ!桐生君!」
橋本がトスを上げる
零「終わりだ!」
・・
俺は全力で打つ
雄大「っ!?」
雄大さんは一歩も動けず、ただ自分の足元のボールを見ているだけだった。
皐月「おお!!」
「なんだ今の!?」
「貴公子のアタックめっちゃ速くて強そうだったぞ!?」
「あれが本気か!?」
雄大「………ふぅ。」
「仕方ないよ。」
「雄大が悪いんじゃ無いから。」
「そうそう。」
雄大(零、お前はどれだけの力を…。)
零(やっちまった。つい本気で打ってしまった。)
「零君!!」
零「愛菜……。」
愛菜「おめでとう!」
零「ありがと。」
愛菜「どうしたの?嬉しくないの?」
零「いや、嬉しいよ?」
愛菜「なーんか言ってることと表情が違うよ?」
零「顔は元々こんな感じだよ。」
愛菜「あ!さては、本気出しちゃった~って思ってる?」
零「っ!?」
愛菜「やっぱり!零君目立つの嫌って言ってたもんね。」
零「何で解るんだよ……。」
愛菜「ふふ、内緒。」
こうして俺達の球技大会は終わった
零(そういやこの後打ち上げだっけ?)
明日が土曜日だから今日は食いまくれってか?
この後、とんでもないことが起こるのを、俺は知るはずも無かった。
次回なんと!?!?!?